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屋根瓦 修理

漆喰の劣化を見逃さないで!屋根の漆喰補修の重要性

屋根の漆喰(しっくい)は、日本瓦屋根の隙間を埋め、雨水や風から建物を守る重要な役割を果たしています。しかし、築年数が経過すると漆喰が劣化し、そのまま放置しておくと雨漏りや屋根全体の耐久性に影響が出ることがあります。ここでは、漆喰補修が必要な理由や放置によるリスク、補修費用の相場について詳しく解説します。

屋根の漆喰補修が必要なサイン

鬼瓦のずれ

漆喰のひび割れや剥がれ

屋根の漆喰がひび割れたり剥がれたりしている場合は、早めの補修が必要です。ひび割れが進行すると、隙間から雨水が入り込み、屋根内部や柱などの構造部材が腐食する恐れがあります。特に築30年以上経過した住宅では、漆喰の劣化が進んでいることが多いため、定期的な点検が重要です。

漆喰が剥がれて落ちてくる

瓦の間から白い粉や塊が落ちてきた場合も、漆喰が劣化しているサインです。この状態を放置すると、瓦の固定力が弱まり、瓦がずれたり浮いたりしてしまうことがあります。瓦が不安定になると、風や雨によって簡単にズレが生じ、さらなるトラブルを引き起こす可能性があります。

雨漏りや湿気の増加

雨漏りが発生している場合や、家の中で湿気が増えたと感じる場合も、漆喰の劣化が原因の一つであることが考えられます。漆喰がしっかり機能していないと、雨水が屋根の下に浸透し、木材が腐食してしまいます。こうした劣化は、屋根全体の耐久性に悪影響を及ぼすため、早急に対処することが必要です。

漆喰補修を放置した場合のリスク

雨漏り修理 屋根修理

雨漏りによる構造へのダメージ

漆喰が劣化したまま放置すると、雨水が屋根内部に侵入しやすくなります。雨漏りが発生すると、天井や壁が水でシミになり、家の美観を損ねるだけでなく、木材が腐ってしまうこともあります。また、内部の構造が腐食すると修理費用も増えるため、予防的なメンテナンスが大切です。

瓦のズレと破損

漆喰が劣化すると瓦の固定力が低下し、瓦がずれたり浮いたりします。瓦がズレると、その隙間からさらに雨水が浸入し、屋根全体の寿命が短くなってしまいます。また、風が強い日には瓦が飛ばされるリスクも高まります。特に台風の多い地域では、漆喰の補修を怠ると、災害時の被害が大きくなる可能性があります。

カビや害虫の発生リスク

雨水が屋根の内部に浸入すると、湿気がたまり、カビや害虫が発生しやすくなります。カビが発生すると、家の空気質が悪化し、健康にも悪影響を与えることがあります。さらに、シロアリなどの害虫が木材を食い荒らし、家全体の耐久性に影響を及ぼすリスクもあります。

漆喰補修の費用相場と施工方法

瓦 漆喰工事

漆喰補修の費用相場

漆喰補修の費用は、屋根の広さや劣化状況によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

補修内容費用相場
部分補修約10万~20万円
全面補修約30万~50万円
大規模修繕約50万~70万円

部分補修であれば10万円程度で済むことが多いですが、屋根全体に広がる劣化の場合は、全面補修や大規模修繕が必要となります。

施工方法

漆喰補修は以下の手順で行われます。

  1. 古い漆喰の除去
    劣化した漆喰を丁寧に取り除きます。専用の道具を使い、細かい部分までしっかり除去することで、新しい漆喰の定着が良くなります。
  2. 新しい漆喰の塗布
    古い漆喰を除去した後、新しい漆喰を均等に塗り込んでいきます。漆喰は瓦と瓦の隙間を埋めるだけでなく、瓦を固定する役割も担っています。
  3. 仕上げと確認
    漆喰が乾燥した後、仕上げの確認を行い、隙間や塗り残しがないかをチェックします。

信頼できる業者を選ぶポイント

複数の見積もりを取る

信頼できる業者を選ぶためには、まず複数の業者から見積もりを取ることが大切です。費用だけでなく、施工内容や保証期間についても詳しく確認しましょう。見積もり内容が明確で、説明が丁寧な業者は信頼性が高いと言えます。

実績や口コミを確認する

業者の実績や口コミも確認することで、安心して依頼できるか判断できます。特に地元の業者は、地域に密着したサービスを提供していることが多く、緊急時にも迅速に対応してもらえるメリットがあります。

漆喰補修を自分で行うことのリスク

DIYでの補修は難易度が高い

漆喰補修を自分で行おうとする方もいますが、屋根作業は危険を伴います。特に高所での作業は落下のリスクがあり、専門的な知識と技術が必要です。素人が行うと、均一に塗れずにムラができたり、短期間で劣化することもあります。

長期的なメンテナンス費用がかえって高くなる

DIYでの補修がうまくいかないと、後々の補修費用がかさむ可能性があります。プロの業者に任せることで、長期的なメンテナンス費用を抑えることができ、家の耐久性も確保できます。

漆喰補修のタイミングとメンテナンスの目安

10年ごとの点検が目安

漆喰の寿命は約10~15年と言われています。10年ごとに屋根の点検を行い、必要に応じて補修を行うことで、家全体の耐久性を高めることができます。

台風や地震後の点検

台風や地震の後には、屋根がダメージを受けていることがあるため、定期的な点検を行うと安心です。特に漆喰は外部環境の影響を受けやすいため、台風シーズンの前後に点検を依頼することをおすすめします。

よくある失敗談と注意点

価格だけで業者を選んでしまう

安価な業者に飛びつくと、施工の質が低く、かえって短期間での再補修が必要になるケースがあります。価格だけでなく、施工内容や保証内容も確認することが重要です。

補修時期を見逃してしまう

漆喰の劣化は目に見えにくいため、気づかずに放置してしま

う方も多くいます。屋根点検を怠ると、漆喰の劣化が進行し、雨漏りや瓦のズレといった大きなトラブルにつながる可能性があります。

まとめ:漆喰補修は長期的な投資

屋根の漆喰補修は、家の耐久性を保つための重要なメンテナンスです。築年数が経過した住宅では、定期的な点検と適切な補修を行うことで、長期的なコストを抑えることができます。家族の安心と安全を守るためにも、早めの対応を心がけましょう。

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