カラーベストの屋根の寿命を延ばす方法

カラーベスト屋根

 

 カラーベストは人気の屋根材です。初期費用は多少安くなりますが、10年ごとに屋根のメンテナンスを行う必要があります。必要なメンテナンスや補修工事を怠ると寿命が短くなってしまいます。できる限りカラーベストの寿命を延ばす方法についてご紹介していきます。

 

なぜカラーベストを選ぶ?

 カラーベストは、軽量で耐震性に優れた屋根材です。価格も安くデザイン性にも優れた屋根材です。現在でも多くのお住まいで採用されている屋根材です。カラーベストは、化粧スレートの一種です。カラーベストは、セメントやケイ石を原料としており、繊維質で補強して成形した屋根材です。

 

 現在ではアスベストを使用したカラーベストはありません。2000年頃に建てられた建物のカラーベストには、アスベストが含まれている可能性がありますので、メンテナンス前には屋根の点検やアスベスト診断が必要です。

 

 カラーベストに人気が集まる理由は、デザインや施工性がよいからです。また、粘土瓦に比べると重量も半分となり、建物への負担も軽くなっています。こうした点からカラーベストは、耐震性にも優れている屋根材です。近年では8割近くのお住まいで使われるようになっています。

 

カラーベストのメンテナンス時期は10年でも劣化症状には要注意!

 カラーベストの寿命は、20~25年ですが、適切なメンテナンスにより、30年以上の寿命が期待できます。カラーベストの塗装表面は、工場製造時にアクリル塗装されています。アクリル塗装の寿命は10年となっており、必ず再塗装によるメンテナンスが必要です。カラーベストの屋根は、塗膜の防水性が特に重要です。防水性がなくなると屋根材が劣化しやすくなり寿命が早まります。10年が目安でも、定期的に点検し劣化症状が見られたら、すぐに再塗装を実施したほうがいい場合があります。

 

塗装してもカラーベストの裏面の劣化は防げません

 カラーベストの劣化症状としては、主に表面にみられる色あせ、苔やカビ、藻の発生、クラック、棟板金の釘抜けや色あせ・錆び、反りなどを見かけます。こうした症状以外に発生する、屋根の裏面や側面の劣化は避けられません。

 

 屋根は、毎日温度変化を繰り返していますが、これがスレートの劣化原因となります。夏場は、雨でカラーベストが水分を含み、高温の晴れの日に乾燥します。夏場の屋根の表面温度は70度近くになります。冬場は水分を含んだカラーベストが凍結や融解を繰り返します。温度変化の繰り返しによるカラーベストの反りが生じたり、成分同士の接着力がなくなって割れが発生したりします。カラーベストの塗装メンテナンスを行ったとしても、25~30年後にはカラーベストの屋根の葺き替えをせざるを得なくなるでしょう。

 

 塗り替えで塗料を選ぶときには、耐久年数に注意します。カラーベストそのものの寿命を超えるような耐久年数の塗料を選ぶ必要がないことがわかります。

 

 

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