屋根の雨どい修理前に知っておくべき基礎知識

雨どい修理

 屋根や建物に設置している雨どい(雨樋)の劣化や破損は、お住まいの方が発見しにくい箇所です。特に屋根の部分に設置している雨どいは、発見しにくいだけではなく、自分で修理するのが難しい箇所です。そこで雨どい修理前に知っておいたほうがいい基本的な知識について解説していきます。

雨どい修理方法の種類

 雨どいの修理方法は、劣化や破損の程度に応じて3種類に分類できます。簡単に修理できる場合は、部分補修、一部分の破損なら部分交換、劣化症状がひどい場合や耐久年数を過ぎてしまい経年劣化がひどい場合などは、雨どいの全交換修理が行われます。

 部分補修の一例を示すと、雨どいの継手の緩みや外れは、専用の接着剤で再度付け直します。雨どいの部分にひび割れや穴開きを発見したら、アルミ製の雨とい補修用テープを使うと水漏れを防ぐことができます。

 部分交換修理が必要なケースでは、部分的に破損した雨どい、雪の重みで外側に傾いた雨どい、雨どいを支える金具の曲がりや破損などが考えられます。雨どいの全交換修理は、雨どいの破損箇所や劣化箇所がたくさんある場合、20年以上経過している雨どいでさまざまな箇所に劣化症状がみられる場合などが考えられます。

雨どい修理は専門業者がおすすめの理由

 簡単な雨どいの部分補修であれば、DIYで工事を済ます場合もありますが、雨どいの修理は危険な作業が多いので、雨どいの補修工事や雨漏り修理を得意とする専門業者に点検や工事を依頼してください。

 特に屋根の部分の雨どい修理は、足場が必要です。といの傾斜をつけたり、外れた金具を設置したりする場合も、足場があると安全に作業できます。雨どいの修理は、板金屋や瓦屋などが得意としています。他には、工務店やリフォーム業者、塗装業者、防水業者も雨どい修理の対応が可能です。

火災保険の活用次第で修理費用が安くなる?

 雨どい修理費用は、屋根の葺き替えや塗装工事に比べると安くなりますが、決して安いわけではありません。部分破損や部分補修なら、数千円~3万円以内で済みます。また、ゴミ詰まりにより雨漏りが発生することもありますので、修理ではありませんが、雨どい清掃も行っており、5千円~2万円程度の費用がかかります。

 雨どいの全交換修理は、15~50万円となり、高額な費用がかかりますので注意が必要です。経年劣化では火災保険は使えませんが、台風、落雷、大雨、突風などの自然災害が原因となる雨どいの破損や金具の破損を修理する場合は、火災保険の適用対象となります。ご加入の火災保険の保険金で雨どいの修理ができる場合がありますので、修理業者や保険会社にも相談してみてください。

 

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