屋根の下地材について
屋根下地材

屋根の工事では、最初に下地工事を行い、ルーフィングなどの下葺き材を施工した後、屋根の仕上げ工事に入っていきます。
屋根の仕上げよりも重要な工程が、下地工事で、その下地工事に使われる素材が、野地板やルーフィングです。

 

 
屋根の下地材の役割

屋根は雨や風を防ぎ、室内温度を一定に保つために、さまざまな工夫が施されています。
屋根の構造の基本は、下から垂木、野地板、ルーフィングと、その上に瓦やスレートなどの屋根材が設置されて構成されています。
屋根の下地材として取り上げるのが、

垂木や野地板、ルーフィングです。
垂木は、屋根に傾斜をつける木材です。
屋根の骨組みを形作る重要な建材です。
下方向に斜め向かって長い木材が設置され、45センチ~50センチの等間隔に設置されています。   

野地板は、垂木の上に載せる板状の部材です。
コンパネと呼ばれる構造用合板を使う場合もあります。
野地板の上にはルーフィングと呼ばれる防水シートを載せます。
雨漏り防止の目的で使用されています。

最後は、瓦やスレート、トタンなどの屋根材が設置されます。

 
屋根の下地材に使われる素材

屋根の下地材は、今では野地板が使われなくなっており、構造用合板が使われることが多くなっています。
コンパネとも呼ばれます。
昔の下地材といえば、野地板でした。
コンパネなどの構造用合板は、価格も安価で、施工もしやすくなっています。

コンパネの上に載せるのが、ルーフィングと呼ばれる防水シートです。
雨漏りを防ぐ重要な役割を担っているのが、このルーフィングになります。

瓦やスレートの屋根材の下には、主にこの2つの下地材が設置されていますが、屋根材よりも劣化が早いことが多く、特に瓦屋根の場合は、瓦の耐用年数が50年~60年もあるのに、20年程度で雨漏りが発生することがあります。
これは、下地材である、コンパネやルーフィングが耐用年数を過ぎて劣化したことによるものです。

これは、屋根のそれぞれの部位の耐用年数の違いであり、20年ほどで雨漏りが起こるのも不思議なことではありません。

 
雨漏りの原因にもなる屋根の下地材

屋根の下地材は、屋根材そのものよりも重要だと言われます。
下地材が劣化すると、雨漏りの原因となります。
和瓦の寿命が、50年~60年程度であるのに比べると、屋根の下地材であるコンパネやルーフィングは、耐用年数が20年程度と短くなっています。
屋根に使われる部材の寿命の違いを知らないと、雨漏りが発生する理由を勘違いしてしまいます。

下地材のコンパネやルーフィングは、20年程度の寿命しかありません。
特にルーフィングは、耐久性能が高くて、長寿命の素材を選び、天井の湿気を防ぎ、風通しをよくすることで、寿命を延ばすことができます。

雨漏りの原因は、防水シートであるルーフィングの劣化や破損だというケースが多く、下地材のなかでは最も重要ですので、安価な素材を使わないほうが無難です。

さらに、破損しないよう、丁寧な設置工事を行う必要があります。
下地材の補修は、そう簡単にできるものではなく、屋根の葺き替え時などに限られますので、取扱いや屋根の構造にも配慮することが大切です。

 
屋根の下地材は劣化しやすい?

屋根の仕上げ材の下にある、垂木、野地板、コンパネ、ルーフィングなどは、地味で目立たない存在です。
しかし、耐久年数を比較してみると、屋根材よりも短いことが多く、先に下地材のほうが劣化し、雨漏りや屋根のトラブルに発展することが多くなります。

雨漏りが屋根のどこかで発生している場合、垂木が水分を含み、腐食したり、強度が弱まってしまい、屋根裏が波打ったり、軒が下がってきたりします。

ルーフィングの防水機能は、経年劣化により必ず無くなっていきます。
いろいろな箇所で雨漏りが見られるようになったら、ルーフィングの劣化が酷くなってきています。
こうした状態になれば、ルーフィングの交換や屋根の葺き替えを検討する時期に来ています。

 下地材の劣化を遅らせるために、最初から風通しのよい屋根の構造にし、換気口を設けたり、湿気を防ぐ断熱などにお金や手間を惜しまないようにしてください。

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