雨漏りや瓦の割れやズレ、雨樋の補修など屋根に関する補修工事はさまざまです。その内容と費用相場について簡単に解説します。
Photo:http://www.sakikenso.jp/blog/?p=1414
屋根の点検を行った後、雨漏りの応急処置を行います。瓦屋根であれば割れやズレを補修します。
場所により足場を組みますので足場代が別途必要になることがあります。
コーキング施工により雨漏りの発生を防止します。時間にして30分程度です。屋根の上に昇れる方は、DIYで応急処置を行うことがあります。
瓦屋根やスレート屋根が劣化し雨漏りの発生がひどくなっていて、下地が傷んでいる場合は屋根の葺き替え工事が行われます。
スレートの葺き替え工事は早く済み価格も安くなります。
アスベスト処理費用は別途料金です。足場代、板金工事、各部瓦葺き工事、産廃処理費がかかるため工事費用も高めです。
屋根補修ではなく、全面的に新しい屋根材に変えてしまう方法です。
瓦屋根は瓦そのものが丈夫で耐久性の高い素材です。葺き替えでは産廃処理費がかかりますが、既存の瓦を再利用しますので工期や費用を抑えることができます。
見た目には全く変わりませんが、屋根の下地はもう一度組み直しています。産廃物も出ないですし環境にも優しい屋根の補修方法です。
瓦屋根には塗装は不要ですが、トタン、ガルバリウム鋼板、スレート屋根の場合には、5~10年のサイクルで塗装が行われます。
屋根の色あせをなくし、塗膜でコーティングできますので、防水性、遮熱性、断熱性が向上します。
色あせや錆びが見られる前に点検を行い再塗装を実施してください。
Photo:http://www.hori-kawara.jp/blog/sb.cgi/?cid=22
瓦屋根の点検で、瓦一枚や数枚に瓦のズレや割れが見られたら、ずれていた部分は納め直しを行い、割れていた場合は新しい瓦に交換します。
足場を組まない場合は数万円の補修費で済みます。落ちそうになった瓦は落下すると危険ですので、外から発見したらすぐに補修しましょう。
Photo:http://www.ygj.co.jp/genba/genba_1307618420.html
漆喰が剥がれていたら補修します。上塗りだけで済む場合、全て剥がした後塗り直す場合があります。
漆喰は経年劣化し、瓦よりも短い寿命です。下の土が見えていたら雨水が浸入し雨漏りの原因になります。10年程度でメンテナンスが必要です。
Photo:http://www7b.biglobe.ne.jp/~amamori-toso/kawara01.html
谷板金の交換工事を行います。足場代や下地が傷んでいると補修交換が必要です。
経年劣化ならコーキング補修ではなく谷板金の交換工事を行います。雨漏りの原因となっていることもありますが、屋根の点検をしなければどんな状態になっているのかはわかりません。
Photo:http://housejoho.com/eaves-gutter
雨漏りの原因が屋根ではなく、屋根に付随する雨樋にトラブルが発生している場合があります。
そのトラブルとは、雨樋の破損やゴミ詰まりです。樹木が多いお住まいなら落ち葉がなども雨樋詰まりの原因です。
雨樋の交換工事、ネット取り付け、落ち葉清掃などを行い雨漏りをストップさせましょう。