外壁塗料グレード別の特徴と単価

外壁塗装

 

 外壁塗料は、5種類程度に大別でき、グレード別に異なった特徴があります。グレードは、耐久年数によって表され、耐久年数が長いほど、価格も高くなるという関係が成り立っています。ここでは外壁塗料としてよく使用されている、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素などの塗料について、その特徴や単価についてまとめています。

 

外壁塗料の基本グレードは5種類

 近年新しく登場したラジカル塗料を加えて、アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素の5種類が外壁塗料の基本グレードとなっています。外壁塗料5種類のグレードを分ける基準は、耐久年数です。アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の順番にグレードが上がり、同様に耐久年数も上がります。

 

 ただし、同じ種類の塗料でも塗料のカテゴリー内を詳しくみると、水性・油性、艶あり・艶消し、1液型・2液型、付加機能がついた塗料など、簡単に分類できないこともありますので注意が必要です。

 

アクリル塗料

耐久年数が6~8年と最も短いことや古い塗料であることから、採用されることが少なくなりました。

 

ウレタン塗料 

耐久年数7~10年 1平米あたり単価1800~2000円

上位グレードと比べると、外壁塗料の耐久年数が劣っています。次第に上位グレードとの価格差がなくなってきたので、あまり選ばれなくなってきています。ウレタン塗料の主なメリットは、柔らかく、どんな塗装箇所にも使用できる点です。塗り面積の広いところや細部の塗装など、いろいろな塗装状況に応じて簡単に塗装作業ができます。

 

シリコン塗料 

耐久年数12~15年 1平米あたり単価2500~3500円

耐久性と価格のバランスの取れた人気の塗料です。シリコンを含有したことで、塗装面が汚れにくいという特徴を持っています。最も選ばれている塗料ですので、種類も豊富で価格も手頃になってきています。シリコンよりも性能の高いラジカル塗料が登場し、価格差がないのでラジカル塗料を選ぶケースが増加しています。

 

ラジカル塗料 

耐久年数14~16年 1平米あたり単価2400~3000円

次世代塗料として最も注目されているのがラジカル塗料です。どんな壁材にも対応できます。ラジカル塗料は、まだ登場して間もないため認知度では、シリコン塗料に劣ります。国内の大手エスケー化研、日本ペイント、関西ペイントからはすでに販売されています。ラジカル塗料は、高緻密無機シールド層を作り、UV、酸素、水などによる塗膜の劣化を防ぐ塗料です。

 

フッ素塗料 

耐久年数15~20年 1平米あたり単価3500~4500円

フッ素塗料は、最も価格が高く、ハイグレードな塗料です。東京スカイツリーの鉄骨塗装に使用されたことでも有名です。長寿命ですが、塗装費用も高額です。フッ素塗料は、高層建築にはよく使われていますが、一般住宅ではそこまでのクオリティが必要ないため、実際に選ばれることは少ないようです。

 

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