一般的な屋根の形状と屋根勾配について


屋根の形状と屋根勾配について、屋根には様々な形状があります。一般的には6つの形状があると言われていますが、それぞれの基本的な知識や特徴について押さえておきましょう。

 
屋根形状と屋根勾配の基礎知識

屋根の形状は、6つあると言われていますが、大きく分けると4種類になり、切妻、片流れ、寄棟、方形になります。組み合わせた形として、他に入母屋屋根、半切妻屋根があります。

屋根勾配は、屋根の傾斜の度合いです。屋根材の種類や形状、地域の平均風速、降雨量、積雪量などの気象条件により異なっており、お住まいの地域によりその屋根勾配の度合いが少しずつ違っているということになります。 屋根勾配は、寸や角度で表します。水平距離が10だとすると、3寸~6寸が多く、10/10だと矩勾配(かねこうばい)と呼びます。

急勾配だと、耐久性が高まり、雨漏りがしにくくなります。デザインもよくなり、広めの屋根裏空間が確保できます。 緩勾配だと、急勾配の逆のデメリットがありますが、施工価格を抑えることができ、風の影響も少なくなります。足場費用が不要になることもあり、費用をかなり抑えることができます。

 
 
6つの屋根形状(切妻屋根、寄棟屋根)

切妻屋根(きりづまやね)は、最もよく見かける屋根の形状です。加工方法もシンプルで木造住宅では最も採用されています。和風や洋風に対応し、雨漏りも起こりにくい形状です。軽快なイメージを感じさせます。

寄棟屋根(よせむねやね)は、切妻屋根と同様に、よく見かける屋根形状です。頑丈な構造をしていますが、屋根の総面積が同じでも、各面の面積が小さくなります。寄棟は4面を取るからです。風圧に強いのが最大の特徴です。工事価格は割高になり、重厚感のあるイメージを演出することができます。

 
6つの屋根形状(入母屋屋根、方形屋根)

入母屋屋根(いりもややね)は、寄棟の上に小さい切妻を乗せた形状の屋根です。切妻部分と寄棟部分が連続し、一枚の面になっています。日本以外でも東アジアで同じように見られる伝統的な屋根の形状です。格式が高く、京都の桂離宮などの建造物にも採用されています。しかし、デメリットとして、手間もコストもかかるので、一般住宅ではあまり使われていません。

方形屋根(ほうぎょうやね、宝形)は、建物の本体が正方形の場合に採用される屋根です。ピラミッドのような形になります。寺院などによく見られる六角形で寄棟した場合も方形と呼ばれます。六角形や八角形も方形屋根の一種です。

 
6つの屋根形状(片流れ屋根、半切妻屋根)

片流れ屋根(かたながれやね)は、一枚の屋根を斜めにしたような形です。太陽光発電のための発電パネルを効率よく設置できることから、現在急増している屋根の形状です。斜面一面に太陽光パネルを設置することができます。

半切妻屋根(はんきりづまやね)は、切妻屋根とよく似ていますが、棟の両端の部分を垂直ではなく、斜めにしたものです。半切妻屋根が採用される理由は、道路斜線、日影規制といった法的な問題をクリアするためです。

 
まとめ

屋根の形状と屋根勾配について基本的な知識をお伝えしました。屋根形状は、この6つ以外にも陸屋根、招き屋根、差し掛け、鋸屋根、マンサード屋根、ギャンブレル屋根、複合タイプなど、さまざまな屋根形状があり、よりベストなものを採用して設置されます。

ちなみに、屋根勾配では4寸勾配がよく採用されています。その理由は、雨漏りしにくく、足場がほぼ不要で、どの屋根材にも適しているという合理的な理由からです。今後のメンテナンス性も考えて、よりその地域の環境にも適した屋根の形状と屋根勾配を選択してください。

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