セメント瓦の改修方法
セメント瓦 メンテナンス

現在では、新築時や改修時にもセメント瓦を使用することが少なくなっています。
セメント瓦より、軽量なスレート瓦(カラーベスト・コロニアル)や耐久性が高いガルバリウム鋼板などが、現在は主流と言えます。
今回はセメント瓦について解説します。

 

 
セメント瓦とは
 
 

セメント瓦とは、川砂とセメントを1:2~1:3で混ぜて、成型後に顔料で着色されています。
セメント瓦は、粘土瓦のように焼き上げられ、凍害といった心配がなく寸法精度が高く施工性に優れています。
日本瓦と比較して様々な形や色があるのも特徴です。

反面デメリットは、経年劣化で色あせ、脱色がおき、数年ごとにメンテナンス(塗装)が必要になります。
放置するとセメント瓦自体が劣化していきます。
セメント瓦のメンテナンス方法は屋根塗装か葺き替えの2種類です。

 
セメント瓦の屋根塗装
 
 セメント瓦 塗装

最も多いメンテナンス方法が、屋根塗装です。
葺き替えと比較してコストが安く、手軽におこなうことができます。
外壁塗装と同時におこなうのが一般的です。

高圧洗浄:高圧洗浄で念入りに浮き塗膜や汚れ、コケなどを除去していきます。

下地処理:高圧洗浄でも除去できない軟弱な塗膜がある場合は、手作業でしっかりと除去して、清掃していきます。

下塗り:カチオン系シーラー・やエポキシ系シーラーを入念に塗っていきます。
このとき、吸い込みが激しく、塗った後に、濡れ色にならない場合は、再度塗装していきます。
セメント瓦の場合は、吸い込みが激しいことが多く、下塗りを2回塗ることが多いです。
そのため、一般的な薄いスレート瓦と比較して塗装工程が1つ多く、費用も高くなることがあります。

上塗り:シリコン・フッ素等のセメント瓦に適した塗料を2回塗ります。

セメント瓦に限ったことではないですが、他の屋根材よりも、下塗りまでの工程(高圧洗浄・下地処理・下塗り)が特に重要です。
メンテナンスの時期と費用 セメント瓦の屋根塗装のメンテナンスは、10年~15年周期でおこなうのがベストなタイミングです。
費用は、上塗り塗料にもよりますが、そう2階の一般的な住宅で25万円~35万円。
下屋があり40坪程度の住宅だと35万円~45万円くらいかかります。

セメント瓦の葺き替え
 
  屋根工事 屋根修理

既存のセメント瓦を撤去し、下地に著しい腐食などがなければ、アスファルトルーフィング(防水シート)を下葺きし、新しい屋根材を設置していきます。
仕上げ材で多いのは、軽量なガルバリウム鋼板だと思います。
このガルバリウム鋼板には裏側に断熱材がついています。
(※断熱材なしのものもあるので業者に要確認) 

この断熱材は補助的な役割で、本格的な断熱性能は期待できません。
そのため葺き替え工事の際に、屋根裏の換気ができる換気棟の設置をお勧めします。

棟換気とは、屋根裏の湿気や熱気を排出するために屋根の頂上(棟)部分に取り付ける換気部材です。
換気棟は、寒い冬は結露対策となり、暑い夏は室内温度の上昇を抑制してくれます。

メンテナンス時期と費用

屋根材下にあるアスファルトルーフィングの寿命が25年程度です。
この時期から葺き替えを検討してください。

費用は屋根材の撤去費用とは、別に軒樋の取り換えが必要になります。
セメント瓦とガルバリウムの厚さの違いで、屋根から雨が落ちる位置が変わるためです。
屋根材の費用が、ガルバリウム鋼板、既存撤去込み、一般住宅で120万円~160万円。
下屋のある40坪くらいの住宅で、180万円~250万円程度かかります。

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