屋根の葺き替えでカバー工法が選ばれる理由とは?
屋根リフォーム

屋根の葺き替えでは、条件を満たしていればカバー工法を推奨する業者が多くなっています。
カバー工法に関しての正しい知識を知り、カバー工法のメリットやデメリットを知ったうえで、既存の屋根の葺き替えやカバー工法を選択するべきでしょう。

 

 
屋根の葺き替え、カバー工法とは?
 
 屋根 カバー
 屋根カバー工法

屋根の素材により、建物よりも耐久年数が短いため、築年数を経ていずれは葺き替えを行う必要が生じます。
既存の屋根の葺き替え工事は、既存の屋根材の撤去と処分費用が余分にかかりますので高額です。
条件を満たしていれば、屋根の葺き替えではなく、重ね葺きであるカバー工法が採用されることがあります。

例えば、最も工事事例の多いカバー工法は、スレート屋根からガルバリウム鋼板への屋根のカバー工法による重ね葺きです。
屋根のカバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、そのまま上から新しい屋根材を施工します。
ガルバリウム鋼板は最近主流として使われている金属屋根です。
金属屋根は軽いことがメリットとして知られ、重ね葺きをしても重量が増えないために古い建物にも負担をかけることなく施工が可能となっています。

 
カバー工法を選択したほうがいい場合
 
 屋根 スレート 塗装
 アスベストを含んだスレート(カラーベスト)

古い住宅でスレート屋根を使用している場合、アスベスト(石綿)を含んだ素材を使用していることがあります。
アスベストを含んだスレート屋根の撤去処分費用は、通常よりも3倍以上の費用がかかってしまいます。
石綿飛散防止のための養生費用も含めて、想定していたよりも高額の費用がかかってしまいます。
そのため、スレート屋根から同じスレート屋根の葺き替えよりも、カバー工法によるガルバリウム鋼板への金属屋根の重ね葺きを勧める業者が多くなってしまいます。

2004年頃までに立てられた住宅でスレート屋根を採用している場合は、アスベストを含む可能性もありますので、注意が必要です。
しかし、建物の解体時には、結果的にはアスベストの撤去処分を行うことになります。

他にもメリットがあり、既存の屋根材との間に空間ができるため、断熱性や防音性にも優れています。
短期間で工事も済みます。
なお、カバー工法の耐久年数は、20~25年程度です。
その間10年ごとにメンテナンスを実施すると耐久年数を延ばすことができます。

 
カバー工法の注意点

メリットの多いと思われる屋根のカバー工法による重ね葺きですが、デメリットについてもよく知っておきましょう。

屋根のカバー工法では、足場代を含めると80万円~250万円程度の費用がかかります。
値段の差は屋根材の素材の差です。
ガルバリウム鋼板が選ばれる理由は、軽いうえに値段が安いというメリットがあるからです。

アスベストを含んだ古いスレートの場合は、そのまま屋根材に含まれたままです。
将来、アスベストの撤去費用が高額となっている可能性もあり、今撤去処分すべきか、将来撤去処分すべきか迷うことになります。

屋根のカバー工法は、将来雨漏りが発生するなどの屋根トラブル時に修理費用が高額になるだけではなく、原因の特定も難しくなります。
さらに風災や雪災などの火災保険の適用も難しいという意見も出ています。

こうしたデメリットを含めて、将来を見据えたうえで屋根の葺き替えやカバー工法による重ね葺きを選択しましょう。

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