屋根葺き替えの施工手順


屋根の葺き替え工事は、規模の大きな工事です。
今まで使用していた屋根材を全て取り外し、下地補修もしっかりと行ったうえで、新しい屋根材を葺きます。
工期も長く、料金も高くなりますので、失敗できません。
正しい施工手順を知れば、手抜き工事がないか、料金が高いか安いかなどがわかるようになります。

 

 
屋根材や葺き土の撤去作業

屋根の葺き替えは、既存の屋根材や工法、新しい屋根材により、やり方が違います。
既存の屋根材が瓦であることを前提に話を進めると、古い瓦を全て撤去していきます。
瓦は耐久性も高く、長寿命ですが、かなりの重量があります。
取り外した瓦は、重ねて整理して、順番に屋根の上からおろしていきます。

屋根の葺き替えでは、古い建物が対象です。
屋根の下には、「葺き土」を敷いています。
葺き土は、粘土のように瓦を貼り付ける役割があります。
葺き替えでは、この葺き土もきれいに撤去しています。
新しい屋根材には、新しい葺き土を使います。

 
下地や野地板の補修や補強

屋根瓦を撤去した後は、大量の葺き土が表面に残っています。
瓦の間にスズメが巣を作ることもあり、かわいそうですが、こうした巣もしっかり取り除き、きれいに掃除します。
そのままにしているとダニが大量に発生し、環境衛生上も問題が出てきます。

次に、下葺材を剥がすと、既存の野地板が現れます。
野地板に傷みや破損があれば、適宜補修を施します。
雨漏りが発生していれば、野地板や下地が腐食していることもあり、修繕の対象となります。

既存の野地板の修繕が終わったら、新しい野地板を既存の板に重ねて貼っていきます。
屋根の強度を高める補強です。
野地板同士の貼り付けには、釘やビスを使い、屋根の骨組みに留め、固定します。
新しい野地板を貼り付けたら、その上に下葺材を張っていきます。

 
防水シートの張り替え

防水シートは、別名下葺材とも呼ばれます。
野地板の上に敷いている防水シートのことです。
あまり目立つ建材ではありませんが、屋根や雨漏りの補修では、必ず使用し、目立たないがとても重要な建材です。
ルーフィングシートとも呼ばれ、できる限り耐久性が高く、長寿命の防水シート、ルーフィングシートを使うことを推奨します。

屋根の葺き替え業者でも、無難な銘柄を勝手に指定して使用することもありますが、できれば、ルーフィングシートは、高品質のグレードを使用してください。
防水シート、ルーフィングシートが、雨の浸入や雨漏りを防ぎ、建物の寿命を高めてくれます。

防水シートは、軒先から棟に向かって、隙間なく並べて張り付けていきます。

 
屋根材や棟板金の設置

屋根の葺き替え工事の最後は、新しい屋根材の施工です。
屋根材の素材や銘柄により、必要とされる施工技術も全く違います。
丁寧な施工を行うだけではなく、新規屋根材や特殊な屋根材などの正しい知識や技術を持った訓練された職人による施工が安心です。

新規屋根材は、軒先から棟に向かって貼り付けを行います。
また、棟部分は板金加工を行い、雨水が入りにくいように、しっかりとシーリングを行い、万全な防水対策を施します。
同じ瓦屋根の場合は、瓦桟木の取り付け、瓦葺きの後、棟芯木、棟瓦などの取り付けを行います。

新規屋根材は、その他の建材にも新素材を使っていることもあり、葺き替え前の屋根よりも圧倒的に防水性や耐久性にも優れています。

最後は、足場の解体と撤去が行われ、近隣にも迷惑がかからないように清掃もしっかりと行います。

屋根の葺き替えは工事が終わった後も、そのメンテナンスが続きます。
見えない部分の不具合や雨漏りの発生など、完全には防ぎきれない不具合も、きめの細かいアフターフォローを行う業者での施工であれば安心できます。

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