分譲マンションの雨漏り修理
マンション 雨漏り

(横浜市青葉区A様・主婦38歳)からの雨漏りについてのご相談をご紹介します。

私のマンションは南向きの7階に住んでいます。
9月の台風でリビングの天井から雨漏りするようになりました。
我が家の上階は、大きなベランダで屋根がありません。
そのためこのようなことになったのではないかと思います。

施工会社にリビングの天井にエポキシ樹脂の注入をしてもらいましたが、2か月が経過したくらいから、今度は隣の和室の天井から雨漏りするようになりました。

近日中に施工会社が再度補修に来ることになっています。
素人なのでよくわかりませんが、何を注意して補修してもらえばいいか、アドバイスをお願いします。

 

 
雨漏りの原因
 
 注入 防水 

Aさんの上階はルーフバルコニーになっていると推測します。
ここのアスファルト防水に何らかの不具合があり、下階のAさん宅に雨漏りが発生したのだと思います。
本来であれば上階のルーフバルコニーの防水工事をおこなうことが雨漏りを止める上策です。

おそらくアスファルト防水の上に保護コンクリートが打設されています。
これを剥がして防水調査をすることは専有使用権のあるバルコニーでは簡単にできるものではありません。
また、保護コンクリートを剥がしても雨漏り個所の特定が必ずできるといった保証はありません。

経験上、アスファルト防水の雨漏りは、平面(床面)から漏っているケースはほとんどありません。
雨水の排水用のドレン周りや立ち上がりの壁、サッシ周りの壁やシールの隙間から水が入り、防水裏への入り込みが原因の場合がほとんどです。
雨漏りの知識のある人に上階の総点検をしてもらいましょう。

 
注入工事について
 
 

注入工事は効果のある方法ですが、滅多なことでは雨漏りは止まりません。
水の出口側を注入して止水しても、雨漏り個所(入り口)はそのままなので、水は入ってきます。
その水の出口が変わるだけになると思います。
そのため別の場所から雨漏りして壁紙などの補修範囲を広げてしまうだけになってしまう可能性が高いです。

施工業者もそのことは気づいていると思いますが、上階のバルコニーの防水工事をするのは大変です。
許可も必要ですし、専有使用権のバルコニーの防水工事の費用を上階の住人が支払うのか、管理組合の積み立てで出すのか、いろいろな問題が出てきます。
そのため、まずはとりあえずの対応策として、注入をおこなったのだと推測します。
上階の出入りもしなくて済みますし、それで雨漏りが止まればラッキーくらいに考えていると思います。

 
アドバイス 

クラックへの水の浸入は、コンクリートへの直接のダメージではなく内部の鉄筋がさびて体積を膨張させることでコンクリートの剥がれや浮きを起こします。
おそらくラーメン構造(貼りや柱で持つ構造)なので、スラブが欠損して今すぐどうにかなるというものではありませんが、放置することはデメリットしかありません。
業者には、室内側からの補修よりも上階からの止水工事に切り替えるようにお願いしてみてください。

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