自分でできるトタン屋根の雨漏り修理
トタン屋根 

雨漏り修理は、応急処置であればご自身で実施されたほうがいい場合があります。
真の原因を突き止めるには、業者選びや雨漏り箇所の点検などの手続きもあり、すぐには根本的な修理ができないからです。
トタン屋根に関して、ご自身でもできる雨漏り修理について解説します。

 

 

屋根に登るときは要注意

雨漏り修理をご自身で行う場合、屋根の上に登ることがあります。
天井や屋根裏から修理を行う場合もありますが、一度は屋根の上に登り、屋根の表面の状況を確認することが重要です。
ご自身でも屋根の上に登る方法を知っていると、悪質な屋根修理業者やリフォーム業者の嘘を見破ることができます。
台風や豪雨、地震などの自然災害の後など、気になるところがあれば、目視でも確認しておきましょう。

ハシゴを使って屋根に登りますが、雨樋の破損に注意してください。
支持金具とハシゴ上部を紐で縛れば、しっかりと固定できます。

ハシゴをかける角度は75度が理想です。
この角度は大きくても小さくてもだめです。
角度を見ながらちょうどいい角度に固定してください。
屋根の高さまで十分届く二段ハシゴで、足元がズレないように地面にしっかりと固定されていることを確認してゆっくりと登ってください。

 

簡単な雨漏りの応急処置
 
 屋根工事 屋根修理

瓦屋根であっても、トタン屋根であっても、ご自身で行う雨漏りの応急処置には限界があります。
とにかく今の雨漏りを止めたい、梅雨や台風の時期で雨量が多く、とにかく雨漏りの発生を止めたいときにも、後日本格的な雨漏り修理を行うときにも、簡単な雨漏り修理ならご自身で対応可能です。

応急処置でもよく見かけるブルーシートは、大きめの製品を使用してください。
土嚢袋やウォーターバッグもホームセンターなどで販売されています。
ハシゴを使い持ち上げられる大きさのサイズで、480mm×600mmがベストです。

雨水が侵入していると考えられる場所に広めにブルーシートを被せます。
上から広範囲に被せるところがコツです。
土嚢袋には粗目の砂利をつめ、ブルーシートを固定します。

トタン屋根や陸屋根の場合、粘着テープや防水テープなどを使用し、下流から上流へと貼り付けていきます。
その他、雨水の侵入箇所がわかっている場合は、防水コーキングとコーキングガンを使って、侵入箇所を埋める作業を行います。
自分でやれば、材料費しかかからないので、数百円から数千円で済みます。

 

トタン屋根の雨漏りや修理の特徴

トタン屋根は、金属屋根の一種です。
しかし、他の屋根材と比べると劣化が早いため、こまめにメンテナンスを実施しなければなりません。
金属の特徴として軽くて丈夫ではありますが、その反面錆びや腐食が広がりやすく、穴が開くこともあり、雨漏りの発生原因となります。
穴が開いた後には錆びや腐食が広がっており、修理をするよりも、屋根の葺き替え工事を実施したほうがいいこともあり、修理よりも予防に重点が置かれます。

錆びや防水機能の低下は、メンテナンスをすることでその機能をそれ以後も長期的に保持することができます。
トタン屋根の代表的なメンテナンスといえば、屋根塗装です。

ところが、屋根塗装は、足場を組み、専門道具を使い、熟練の経験を必要とする難しい高所での作業です。
自分でできるものではありません。
屋根塗装によるメンテナンス修理は、専門業者に任せたほうがいいでしょう。
仮にご自身でトタン屋根の塗装を行う場合はどうなるのでしょうか?その注意点について記載します。

トタン屋根の塗装を自分で行う場合
 
     トタン屋根 塗装

トタン屋根の塗り替えのタイミングは、5年~8年と短く、定期的に行わなければ錆びが発生しやすくなります。
下地処理は、最も丁寧に行うべき作業工程です。
劣化した塗膜を除去し、目荒らしすることで、錆び止め塗料の密着力を高めます。

ケレンの度合いにより、使う工具や費用も変わります。
塗り工程では、錆止め処理も重要です。
下塗り工程として行います。
その後、中塗りや上塗りが行われます。
2回塗ることが基本です。

足場も必要ですので、資材の費用もかかります。
塗料の他に専用道具も必要となりますので、なければご自身で購入するしかありません。

トタン屋根の塗装は、業者に依頼すると、35万円~120万円です。
慣れていなければ、転落や塗りのムラ、ケレン不足による塗装面の劣化や剥がれが生じます。
塗装は、一日ではなく、一週間ほどかかります。
こだわりを持っており、じっくりと作業に集中できる方は、ご自身でトタン屋根の塗装を行いましょう。

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