HOME » 屋根材の種類と特徴 » スレート屋根(カラーベスト・コロニアル) » 【完全ガイド】スレート屋根の塗装費用はいくら?相場と安く抑えるコツをプロが徹底解説!

「うちのスレート屋根、なんだか色褪せてきたかも…」
「そろそろ塗り替え時期かな? でも、費用っていくらくらいかかるんだろう…?」

大切なお住まいを日々守ってくれているスレート屋根。しかし、紫外線や雨風にさらされ続けることで、年月とともに少しずつ傷んできます。そんな時、気になるのがメンテナンス、特に「塗装」の費用ですよね。

この記事では、スレート屋根の塗装について、

  • そもそも、なぜ塗装が必要なの?
  • 費用は具体的にどれくらいかかるの?(内訳も詳しく!)
  • どんな塗料を選べばいいの?
  • 気をつけるべきポイントは?(アスベストは大丈夫?)
  • 賢く費用を抑える方法ってあるの?

といった疑問に、屋根の専門家が初心者の方にも分かりやすく、丁寧にお答えします!

費用相場はもちろん、塗装の重要性、失敗しないための注意点、そして賢く費用を抑えるコツまで、これさえ読めばスレート屋根の塗装のすべてが分かります。ぜひ最後まで読んで、後悔しない屋根メンテナンス計画を立ててくださいね。

目次

まずは知っておこう!スレート屋根ってどんな屋根?特徴と種類

スレート カラーベスト

本題に入る前に、日本の多くの住宅で使われている「スレート屋根」について、基本をおさらいしましょう。

スレート屋根とは?

大きく分けて2種類あります。一つは「天然スレート」と呼ばれる、粘土板岩という天然石を使った高級なもの。もう一つが、一般住宅で広く普及している「化粧スレート」です。これはセメントと繊維材料を混ぜて薄い板状に加工したもので、価格が手頃なのが特徴です。

化粧スレートは、メーカーによって「コロニアル」や「カラーベスト」といった商品名で呼ばれることも多く、皆さんのご自宅の屋根も、もしかしたらこれらの商品かもしれません。国内トップシェアメーカーであるケイミュー株式会社のカラーベスト製品情報などをご参照ください

スレート屋根(化粧スレート)の主な特徴は?

  • 軽い!
    日本瓦の約半分以下の重さ。建物への負担が少なく、地震の揺れに対して有利(=耐震性が高い)とされています。
  • デザイン豊富!
    色や形のバリエーションが多く、シンプルなデザインは様々な住宅スタイルに合わせやすいです。
  • 施工しやすい!
    瓦のように一枚一枚調整しながら葺く必要が少なく、比較的工事期間が短く済みます。
  • 価格が手頃!
    他の屋根材(瓦や金属屋根など)と比較して、材料費や施工費を抑えやすい傾向があります。

なぜスレート屋根に塗装が必要なの?放置するとどうなる?

屋根塗装 

「見た目が少し悪くなったくらいなら、まだ大丈夫かな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、スレート屋根の塗装は、単なる美観維持のためだけではありません。お住まいを守る上で、非常に重要な役割を担っているのです。

その理由は、多くの化粧スレート材自体には、十分な防水性能がないからです。新築時には、工場で表面に防水機能を持つ塗料が塗られていますが、この塗膜が、日々の紫外線、雨、温度変化などによって、年月とともに劣化し、その効果を失っていきます。

塗装が劣化し、防水性が失われると、以下のような問題が発生しやすくなります。

  1. 水を吸い込みやすくなる
    塗膜で保護されなくなったスレート材は、雨水を吸収しやすくなります。
  2. 屋根材自体の劣化が加速する
    水分を含んだスレートは非常にもろくなり、気温の変化による凍結・融解などでひび割れ(クラック)や反り欠けを引き起こしやすくなります。
  3. コケ・カビ・藻の温床に
    常に湿った状態は、コケやカビ、藻が繁殖する絶好の環境です。これらは見た目が悪いだけでなく、屋根材の劣化をさらに早める原因にもなります。
  4. 最終的には雨漏りのリスクが高まる!
    スレート屋根は、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)と野地板(下地合板)に、釘を使って固定されています。塗装が劣化してスレートが水を吸うと、その水分が釘を伝って内部に侵入しやすくなります。最初は微量でも、これが長年続くと、内部の防水シートや野地板を腐食させ、最終的には室内の天井にシミができるといった「雨漏り」につながってしまうのです。

つまり、スレート屋根の定期的な塗装は、屋根材そのものを保護し、防水性を回復・維持させ、お住まい全体の寿命を守るために不可欠なメンテナンスと言えるのです。

ドキドキ!スレート屋根塗装の費用相場は?内訳も大公開!

屋根工事 見積もり

さて、いよいよ本題の費用についてです。スレート屋根の塗装費用は、屋根の大きさや状態、使用する塗料などによって変動しますが、一般的な30坪(屋根面積 約60㎡~80㎡)の住宅の場合、総額で約40万円~70万円程度が目安となります。

「思ったより高いな…」と感じるかもしれませんが、その内訳を見ていきましょう。

【スレート屋根塗装 費用相場の内訳例(30坪 / 屋根面積70㎡ / 人気のシリコン塗料使用の場合)】

施工内容費用の目安(税抜)詳しい内容・なぜ必要か?
仮設足場(メッシュシート含む)約100,000円~150,000円高所作業の安全確保、職人の作業効率向上、塗料の飛散防止のために必須。設置・解体に手間と専門技術が必要なため、比較的高額に。
高圧洗浄(水洗い)約20,000円~35,000円長年の汚れ、コケ、カビ、古い劣化した塗膜(チョーキングの粉など)を徹底的に洗い流す。これを怠ると新しい塗料が密着せず、早期剥がれの原因に。
下地調整費約10,000円~50,000円ひび割れの補修(コーキング材充填など)、欠けた部分の補修、浮いた釘の打ち直しなど。屋根の劣化状況によって費用が変動する部分。
下塗り(シーラー・プライマー)約28,000円~42,000円劣化したスレート材に塗料が吸い込まれるのを防ぎ、上塗り塗料との密着性を高める「接着剤」のような役割。仕上がりと耐久性を左右する重要な工程。
中塗り(主材1回目)約49,000円~63,000円実際に色が付く塗料の1回目。塗膜に適切な厚みを持たせ、塗料本来の性能(耐久性、防水性など)を発揮させるために必要。
上塗り(主材2回目)約49,000円~63,000円仕上げの塗装。中塗りと同じ塗料を重ねることで、均一で美しい仕上がりと、十分な塗膜厚を確保し、紫外線などから屋根を守る。
縁切り(タスペーサー使用推奨)約20,000円~40,000円スレートの重なり部分の隙間を確保し、雨水の排水路を作る超重要工程(後述)。近年は部材(タスペーサー)を使うのが主流で確実。
諸経費(現場管理費など)約30,000円~50,000円現場までの運搬費、廃材処理費、近隣への挨拶回り、各種保険料、事務手数料など。工事全体の費用の5~10%程度が目安。
合計約306,000円~526,000円上記に消費税が加わります

※費用が変動する主な要因

  • 屋根の形状と勾配(傾斜)
    複雑な形状や急勾配の屋根は、作業に手間がかかるため費用が上がる傾向があります。
  • 屋根の劣化状況
    ひび割れが多い、下地の補修が必要など、劣化が激しいほど下地調整費が高くなります。
  • 使用する塗料の種類(グレード)
    耐久性の高い塗料ほど、材料費が高くなります(詳しくは次項)。
  • 業者による単価設定の違い
    同じ工事内容でも、業者によって単価は異なります。

費用と耐久性を左右する!塗料選びのポイント

ペンキ 塗装

塗装費用と、次の塗り替えまでの期間(=耐久性)を大きく左右するのが「塗料選び」です。様々な種類がありますが、ここでは代表的なものとその特徴、費用目安をご紹介します。

【主な塗料の種類と特徴・費用単価(㎡あたり・3回塗り合計)】

塗料の種類㎡単価(目安)耐用年数(目安)メリットデメリットこんな方におすすめ
アクリル塗料約1,500円~1,800円4~7年安価耐久性が低い、汚れやすい短期間(数年)の保護で良い場合、とにかく費用を抑えたい
ウレタン塗料約1,800円~2,500円6~10年密着性が良い、比較的安価、柔らかくひび割れに追従しやすいシリコンに比べ耐久性・防汚性は劣るコストと性能のバランスをある程度重視したい
シリコン塗料約2,200円~3,000円10~13年コストパフォーマンスNo.1! 耐久性、耐水性、防汚性のバランスが良い。特筆すべきデメリットは少ない迷ったらコレ! 現在最も選ばれているスタンダード
遮熱・断熱塗料約2,400円~4,200円10~15年太陽光を反射し室温上昇抑制(省エネ効果)、夏場の快適性向上通常の同グレード塗料よりやや高価、色の選択肢が限られる場合あり夏場の2階の暑さを軽減したい、光熱費を節約したい
フッ素塗料約3,500円~4,800円12~18年非常に高い耐久性、耐候性、防汚性。長期間美観を保つ。初期費用が高い長く住む予定で、メンテナンスの手間と費用を長期的に抑えたい
無機塗料約3,800円~5,500円15~25年最高クラスの耐久性。紫外線に非常に強く劣化しにくい。非常に高価、ひび割れしやすい場合も最高の耐久性を求め、長期的なコスト削減を最優先したい

塗料選びの考え方

  • 長期的な視点が大切!
    耐用年数が長い塗料は、1回の塗装費用は高くなりますが、塗り替えの頻度が減るため、30年、40年といった長い目で見ると、トータルのメンテナンスコストは安くなる可能性があります。
  • 付加価値にも注目!
    遮熱・断熱塗料は、初期費用は少し上がりますが、夏の冷房費削減効果が期待できます。(遮熱塗料について詳しくは、日本塗料工業会の解説なども参考になります。)
  • プロに相談しよう!
    ご予算はもちろん、お住まいの環境(日当たり、周辺環境など)、今後の居住予定などを考慮し、どの塗料が最適か、信頼できる塗装業者とよく相談して決めることが重要です。人気のシリコン塗料についても、様々なメーカーから製品が出ています。

絶対に見落とさないで!「縁切り」の重要性

屋根 タスペーサー

スレート屋根の塗装において、費用や塗料選びと同じくらい、いや、それ以上に重要と言っても過言ではないのが「縁切り(えんきり)」という工程です。

縁切りとは?

前述の通り、スレート屋根は瓦のように少しずつ重なり合って葺かれています。この重なり部分には、通常、わずかな隙間があり、屋根材の裏側に入り込んだ雨水や結露水を排出する「通り道」になっています。
しかし、塗装を行うと、塗料がこの隙間を塞いでしまい、水の逃げ場がなくなってしまうことがあります。

縁切りしないとどうなる?

水の逃げ場がなくなると、スレート材の裏側に水分が滞留し、屋根材の腐食を早めたり、下地の防水シートや野地板を傷めたり、最悪の場合、毛細管現象で内部に水を引き込み、雨漏りを引き起こす原因となります。

縁切りの方法

従来は塗装後にカッターで一枚一枚塗膜を切る方法がありましたが、手間がかかり、切り残しのリスクもありました。
現在では、「タスペーサー」というポリカーボネート製の小さな部材を、塗装前にスレートの重なり部分に挿入する方法が主流です。これにより、塗装しても確実に隙間が確保され、効率的かつ確実に水の通り道を確保できます。

見積もりで必ずチェック!

見積書に「縁切り」または「タスペーサー挿入」といった項目がきちんと記載されているか、必ず確認しましょう。費用削減のためにこの重要な工程を省いたり、説明しなかったりする業者も残念ながら存在します。縁切りを行わないスレート屋根塗装は、かえって屋根の寿命を縮めることになりかねないので、絶対に注意が必要です!

我が家は大丈夫?スレート屋根塗装のベストタイミングの見極め方

「そろそろ塗装した方がいいのかな?」と感じたら、まずはご自宅の屋根を(安全な場所から)観察してみてください。以下のようなサインが見られたら、メンテナンスを検討する時期かもしれません。

  • 色あせ・変色:新築時の鮮やかさがなくなり、全体的に白っぽく(薄く)なっている。
  • チョーキング(白亜化):屋根を手で触ると、白い粉が付く。これは塗膜が劣化しているサインです。
  • コケ・カビ・藻の発生:日当たりの悪い北面などに、緑色や黒っぽい汚れが目立つ。
  • ひび割れ(クラック)・欠け:屋根材そのものに割れや欠けが見られる。
  • 屋根材の反り:スレート材が水分を含んで波打つように反っている。
  • 塗膜の膨れ・剥がれ:古い塗膜が浮いてきたり、剥がれたりしている。
  • 釘の浮き:屋根材を固定している釘が抜けてきている。

これらの症状は、屋根が「助けて!」とサインを出している証拠です。

塗装時期の一般的な目安

  • 1回目の塗装:新築時から約10年~15年後
  • 2回目以降の塗装:前回使用した塗料の耐用年数を目安に(例:シリコン塗料なら前回塗装から10~13年後)

ただし、これはあくまで一般的な目安です。日当たりの強さ、雨風の頻度、周辺環境(海の近く、交通量の多い道路沿いなど)によって、劣化のスピードは異なります。新築から7~10年を過ぎたら、一度、専門業者に屋根の状態を点検してもらうことを強くおすすめします。早期発見・早期対応が、結果的に大きな修繕費用を防ぐことにつながります。

要注意!築20年以上経過しているスレート屋根の場合

築20年を超えてくると、スレート材自体の寿命が近づいている可能性や、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)の寿命(一般的に15~25年程度)がきている可能性が高まります。
この場合、いくら表面をきれいに塗装しても、根本的な防水機能が低下しているため、十分な効果が得られなかったり、すぐに別の問題が発生したりする可能性があります。

築20年以上のスレート屋根の場合は、塗装だけでなく、「カバー工法(既存の屋根の上に新しい軽い屋根材を重ねて葺く方法)」や「葺き替え(既存の屋根をすべて撤去して新しい屋根にする方法)」といった、より根本的なリフォームも視野に入れて検討する必要があります。費用は塗装よりも高額になりますが(カバー工法:約80万円~、葺き替え:約100万円~)、お住まいの寿命を延ばすためには最適な選択となる場合もあります。

ちょっと待って!そのスレート屋根、アスベストは大丈夫?

屋根 アスベスト

もし、ご自宅が2004年(平成16年)以前に建てられたものであれば、スレート屋根にアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。アスベストは、飛散すると健康被害を引き起こす可能性があるため、取り扱いには専門的な知識と注意が必要です。

塗装だけなら、基本的には大丈夫?

アスベストは、固まった状態であれば危険性は低いとされており、通常の塗装工事(特に手塗りローラー工法)であれば、アスベストが飛散するリスクは少ないと言われています。

ただし、高圧洗浄の圧力や方法によっては飛散の可能性もゼロではないため、アスベスト含有の可能性がある場合は、業者にその旨を伝え、適切な洗浄方法や対応を取ってもらう必要があります。

葺き替えやカバー工法は特別な対応が必要!

古いアスベスト含有スレートを撤去したり、カバー工法のために穴を開けたりする作業は、アスベストを飛散させるリスクが高まります。

この場合は、法令に基づいた厳格な飛散防止対策と、専門の資格を持つ業者による適切な処理(特別な廃棄方法など)が義務付けられています。そのため、撤去費用や処分費用が通常のスレートよりもかなり高額になります。

ご自宅の建築年が不明な場合や、アスベスト含有の可能性がある場合は、必ず事前に業者に相談しましょう。アスベストに関する詳しい情報や規制については、厚生労働省のウェブサイト国土交通省のアスベスト対策Q&Aなどで確認することができます。

賢く費用を抑えたい!プロが教える3つのコスト削減術

「できるだけ費用は抑えたいけど、品質は落としたくない…」というのは誰もが思うことですよね。質の高い工事を維持しつつ、賢く費用を抑えるための3つのコツをご紹介します。

1.【効果絶大!】外壁塗装とセットで工事する!

屋根工事 足場

屋根塗装にも外壁塗装にも、必ず「仮設足場」の設置が必要です。この足場代は、工事費全体の15~20%程度を占めることもあり、決して安くありません(一般的な30坪住宅で10万円~20万円程度)。
屋根と外壁を別々のタイミングで塗装すると、その都度、足場の設置・解体費用がかかってしまいます。

しかし、屋根と外壁の塗装を同時に行えば、足場は1回の設置で済みます! これにより、足場代(十数万円)がまるまる節約できるのです。
屋根と外壁は、同じように紫外線や雨風にさらされているため、劣化の進行度合いやメンテナンス時期が近いことが多いです。どうせ足場を組むなら、一度にまとめてメンテナンスしてしまうのが、最も効率的で経済的な方法と言えるでしょう。

2.【必須!】複数の信頼できる業者から相見積もりを取る!

見積書 屋根修理

塗装業者によって、提案内容、使用する塗料、そして費用は異なります。「面倒だから…」と1社だけで決めてしまうのは絶対にNGです!
必ず最低でも2~3社の塗装業者から見積もりを取り、内容をじっくり比較検討しましょう。

比較する際のチェックポイント

  • 見積もりの詳細さ: 「一式〇〇円」ではなく、塗料名(メーカー・製品名)、塗装面積(㎡)、単価、工程などが細かく記載されているか?
  • 提案内容: なぜその塗料や工法を勧めるのか、根拠を明確に説明してくれるか?
  • 工程の説明: 下地処理や縁切りなど、重要な工程がきちんと含まれているか?
  • 保証内容: どのような保証が、どのくらいの期間付いているか?(保証書の発行有無も確認)
  • 担当者の対応: 質問に丁寧に答えてくれるか、専門知識はあるか、信頼できそうか?

単に一番安い価格の業者を選ぶのではなく、工事内容、保証、そして担当者の信頼性を総合的に判断することが、後悔しない業者選びの秘訣です。信頼できる業者選びのポイントや、万が一のトラブル時の相談窓口については、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)の情報を参考にすると良いでしょう。

3.【穴場かも?】地元の優良な塗装専門店を探す!

テレビCMなどで有名な大手リフォーム会社は、安心感がある反面、下請け業者に工事を依頼することが多く、その分の中間マージンが上乗せされて費用が高くなる傾向があります。
一方、地域に根差して活動している自社施工の塗装専門店は、余計な中間マージンが発生せず、適正価格で質の高い工事を提供してくれる場合があります。

また、地元の評判を大切にしているため、責任感を持って丁寧な仕事をしてくれることが多いです。
インターネットの口コミサイト、地域の情報誌、ご近所の方の評判などを参考に、地元の信頼できる塗装専門店を探してみるのも有効な方法です。

【注意!】DIY(自分で塗装)は絶対におすすめしません!

費用を極限まで抑えたいと考え、「自分で塗ってみようかな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、屋根塗装のDIYは非常に危険であり、品質面でも問題が多く、絶対におすすめできません。

  • 転落事故のリスク: 高所での不安定な作業は、命に関わる重大な事故につながる可能性があります。
  • 仕上がりの品質低下: 適切な下地処理、塗料の選定、均一な塗装などは専門技術が必要です。素人が行うと、色ムラができたり、数年で塗膜が剥がれたりして、結局プロにやり直しを依頼することになり、かえって高くつく可能性が高いです。
  • アスベスト飛散のリスク: 前述の通り、知識なく作業すると健康被害のリスクがあります。

安全と品質を確保するためにも、屋根塗装は必ず経験豊富なプロの業者に依頼しましょう。

まとめ:計画的なメンテナンスで、大切な住まいを長持ちさせよう!

スレート屋根の塗装は、単に見た目をリフレッシュするだけでなく、屋根材を雨水や紫外線から保護し、劣化を防ぎ、雨漏りのリスクを軽減して、お住まい全体の寿命を延ばすために、非常に重要なメンテナンスです。

【スレート屋根塗装の重要ポイントまとめ】

  • なぜ必要?:スレート材自体の防水性を補い、劣化や雨漏りを防ぐため。
  • 費用相場:30坪で約40万円~70万円(塗料や屋根の状態による)。足場代が大きい。
  • ベストタイミング:新築後10~15年が目安。劣化サイン(色あせ、コケ、ひび割れ等)を見逃さない。
  • 塗料選びシリコンが主流。長期的な視点でフッ素無機遮熱塗料も検討価値あり。
  • 最重要工程:**「縁切り(タスペーサー推奨)」**は絶対に必要!見積もりで確認を。
  • 注意点築20年以上はカバー工法/葺き替えも検討。2004年以前の建物はアスベスト含有の可能性あり。
  • 賢く節約外壁塗装とセットが最も効果的!相見積もりで比較検討。地元の優良店探しも。
  • DIYはNG!:危険で品質も担保できないため、必ずプロに依頼する。

屋根は、普段なかなか目の届かない場所ですが、お住まいを守る最前線です。放置しておくと、後々、雨漏り修理などで大きな出費につながる可能性もあります。

まずは、ご自宅の屋根の状態に関心を持ち、適切な時期に信頼できる専門業者に点検・診断してもらうことから始めましょう。そして、ご予算やライフプランに合った最適なメンテナンス計画を立てることが、大切なお住まいに安心して長く住み続けるための鍵となります。

この記事が、あなたのスレート屋根塗装の検討に、少しでもお役に立てば幸いです!

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

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