HOME » 台風・災害対策 » 【台風で屋根が壊れたら】絶対にやってはいけない事と、まずやるべき5つの行動|修理費用を抑えるコツも解説

「台風で瓦が飛んでしまった…どうしよう!」
「屋根から雨漏りが…どこに連絡すればいいの?」

大型台風が過ぎ去った後、自宅の屋根が被害を受けているのを発見した時の衝撃と不安は計り知れません。混乱の中で「今すぐ何とかしないと!」と焦ってしまう気持ちはよく分かります。

しかし、その焦りが、さらなる被害や思わぬ高額出費につながることも少なくありません。

この記事では、台風で屋根が被害に遭ったまさにその時、あなたが冷静に、そして正しく行動するための具体的な手順を5つのステップで徹底解説します。さらに、気になる修理費用の相場や、その負担を賢く軽減するためのコツまで、屋根修理のプロが分かりやすくお伝えします。

まず落ち着いて!台風直後に絶対にやってはいけないこと

Stop!

パニック状態で最も危険な行動、それは「自分で屋根に登って状況を確認しようとすること」です。

  • 転落の危険:台風後の屋根は濡れて滑りやすく、また突風が吹く可能性もあり非常に危険です。
  • 被害を拡大させる危険:知識なく屋根の上を歩くと、まだ無事だった屋根材を割ってしまうなど、被害を広げる恐れがあります。

「被害が軽いから大丈夫」という油断が、命に関わる事故につながります。状況確認は、必ず安全な地上から、あるいは2階の窓から見える範囲で行うに留めてください。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【完全ガイド】台風で屋根被害!今すぐやるべき5つの行動ステップ

混乱を乗り切り、被害を最小限に抑えるための正しい行動手順は以下の通りです。

ステップ1:安全の確保と緊急連絡(必要な場合)

まずは、身の安全が第一です。
もし、瓦が今にも落ちてきそう、ガラスが割れて雨風が吹き込んでいる、といった二次被害の危険が差し迫っている場合は、迷わず消防(119番)に連絡し、指示を仰ぎましょう。

ステップ2:被害状況の「写真撮影」

カメラ

落ち着いて行動できる状態になったら、まずやるべきことは被害状況の記録です。

  • 外から:飛んでしまった瓦、めくれた板金など、家の周りを一周して撮る。可能であれば、隣家の2階から撮らせてもらうなど、多角的に撮影する。
  • 室内から:雨漏りしている箇所の天井のシミ、壁の濡れ、床の水たまりなどを撮影する。

この写真は、後述する火災保険の申請において、被害を証明する極めて重要な証拠になります。「修理を急ぐあまり写真を撮り忘れた」ということのないようにしましょう。

ステップ3:信頼できる「地元の屋根修理業者」に連絡

電話 困った

次に、屋根の専門家である修理業者に連絡します。ポイントは「地元の信頼できる業者」を「複数」探すことです。

大規模な台風の後には、修理依頼が殺到し、業者がすぐに対応できないケースが多くあります。また、被災地を狙った悪質な訪問販売業者も現れます。

「近所の屋根修理業者」「〇〇市 屋根工事店」などで検索し、ホームページで施工実績などを確認した上で、2~3社に連絡を入れ、点検と応急処置を依頼しましょう。

ステップ4:応急処置(室内でできること)

雨漏り

業者が到着するまでの間、室内でできる応急処置を行い、被害の拡大を防ぎます。

  • 雨漏り箇所の真下にバケツを置く。
  • バケツの底に雑巾などを敷くと、水滴の跳ね返りを防げる。
  • 周辺の家具や家電を移動させ、床をブルーシートなどで保護する。
  • サッシ周りからの浸水には、吸水シートやタオルを詰める。

屋根の上での応急処置(ブルーシート張りなど)は非常に危険なため、必ずプロに任せてください。

ステップ5:火災保険会社への連絡

修理業者への連絡と並行して、加入している火災保険の保険会社(または代理店)にも連絡を入れましょう。

「台風で屋根が被害を受けたので、保険を使いたい」と伝え、申請に必要な書類を送ってもらうよう手配します。この時、保険証券を手元に用意しておくとスムーズです。

台風による屋根の被害は、火災保険の「風災補償」でカバーされるケースがほとんどです。諦めずに必ず申請手続きを行いましょう。

気になる修理費用は?屋根材別の費用相場

ポイント

屋根の修理費用は、使われている屋根材や被害の大きさによって大きく変わります。ここでは一般的な費用相場をご紹介します。

屋根材の種類主な修理内容費用相場(足場代 別)
スレート屋根・スレートの部分的な差し替え
・棟板金の交換
2万円~5万円
15万円~30万円
瓦屋根・瓦の部分的な交換・差し替え
・漆喰の補修
・棟瓦の積み直し
2万円~30万円
20万円~90万円
40万円~150万円
金属屋根・棟板金の交換
・部分的な補修(難しい場合が多い)
12万円~30万円
(要相談)
屋根全体の工事・カバー工法(重ね葺き)
・葺き替え工事
80万円~180万円
120万円~220万円

※注意:これらの費用に加えて、2階建て以上の場合は足場代(約15万円~25万円)が別途必要になることがほとんどです。

修理費用を賢く抑える!知っておきたい3つのコツ

突然の大きな出費は避けたいもの。修理費用を抑えるための正当な方法を知っておきましょう。

  1. 火災保険を最大限活用する
    これが最も効果的な方法です。修理費用の大部分を保険金で賄える可能性があります。申請には「修理業者の見積書」と「被害状況の写真」が必須です。火災保険の申請サポートに慣れている業者を選ぶと、手続きがスムーズに進みます。
  2. 相見積もりで適正価格を知る
    必ず3社以上の業者から見積もりを取りましょう。これにより、地域の費用相場が分かり、不当に高額な請求をする業者を避けることができます。
  3. 自治体の補助金・支援制度を確認する
    大規模災害の場合、自治体によっては住宅修理のための補助金や融資制度、お見舞金などが用意されていることがあります。お住まいの市区町村のホームページを確認するか、窓口に問い合わせてみましょう。「り災証明書」の発行が必要になることが多いです。

まとめ:冷静な初動が、あなたの家と資産を守る

台風で屋根が被害を受けた時、最も大切なのは「パニックにならず、正しい手順で行動すること」です。

  • 絶対に自分で屋根に登らない!安全確保が最優先。
  • まずは「写真撮影」。これが後々の保険申請の鍵となる。
  • 信頼できる「地元の業者」を「複数」探し、応急処置と見積もりを依頼する。
  • 同時に「火災保険会社」にも連絡し、申請の準備を進める。
  • 修理費用は、火災保険や相見積もりを賢く利用して適正価格に抑える。

突然の災害は誰にとっても辛いものですが、正しい知識があれば、被害を最小限に食い止め、着実に生活を再建することができます。この記事が、万が一の際にあなたの助けとなることを心から願っています。

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「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

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