HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根塗装・外壁塗装 » 【外壁塗装の塗料グレード完全ガイド】我が家に最適なランクは?プロが7種類を徹底比較
外壁塗装

「外壁塗装の見積もりを取ったら、シリコンとかフッ素とか、よく分からない塗料の名前が…」
「塗料のグレードって何?値段が高い方がやっぱり良いの?」
「10年後もキレイな家でいたいけど、どのランクを選べば後悔しない?」

10年に一度の外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、お家の未来を左右する「塗料選び」で絶対に失敗したくないですよね。

実は、外壁塗料には性能や価格に応じて明確な「グレード(ランク)」が存在します。このグレードの違いを理解することが、「高すぎず、安すぎず、我が家にぴったりの塗料」を見つけるための最短ルートなのです。

この記事では、数多くの塗装を手掛けてきた専門家が、

  • 主流の塗料7大グレードを「価格」「寿命」「性能」で辛口比較!
  • 2025年最新トレンド!「ラジカル塗料」がシリコンを超える人気なワケ
  • 「30年持つ」は嘘?悪徳業者の甘い言葉に騙されないための知識
  • ライフプランから逆算する、あなたに最適な塗料グレードの選び方

などを、初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、まるで専門家のように、自信を持って最適な塗料グレードを選べるようになります。

1.【一目で分かる】外壁塗料7大グレード徹底比較表

塗装 塗料ランキング

まず、現在主流の外壁塗料をグレード順に並べ、その特徴を比較してみましょう。グレードは主に、塗料の主成分となる「樹脂」の種類によって決まります。

グレード樹脂の種類耐用年数(寿命)㎡単価(3回塗り)特徴とプロの評価
最高級無機塗料20年~25年4,500~5,500円超高耐久。非常に長寿命だが高価で、ひび割れしやすいなどの注意点も。
高級フッ素塗料15年~20年3,800~4,800円高耐久。塗り替え回数を減らしたい場合に最適。長期的なコストパフォーマンスに優れる。
人気No.1ラジカル制御型塗料12年~15年2,500~3,000円新定番。シリコンと同価格帯で、ワンランク上の耐久性を持つため、現在最も人気。
標準シリコン塗料10年~15年2,300~3,000円定番。価格と耐久性のバランスが良く、長年の実績がある安心の選択肢。
準標準ウレタン塗料8年~10年1,700~2,200円昔の主流。現在では外壁全体より、雨樋などの付帯部に使われることが多い。
低価格アクリル塗料5年~7年1,400~1,600円安価だが耐用年数が極端に短く、塗り替え頻度が増えるため非推奨
特殊光触媒塗料15年~20年4,200~5,000円セルフクリーニング機能が特徴だが、施工が難しくトラブルも多いため、現在は下火。

【プロの結論】2025年、選ぶべきは「シリコン」「ラジカル」「フッ素」の3択!

特別な理由がない限り、この3つのグレードから選べばまず間違いありません。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2. 主流3大グレードを深掘り!シリコン・ラジカル・フッ素の違いとは?

【定番の安心感】シリコン塗料

  • 特徴: 長年にわたり外壁塗装の王道として君臨してきた、実績豊富な塗料です。価格、耐久性、防汚性など、求められる性能をバランス良く備えています。製品ラインナップも非常に豊富です。
  • 耐用年数: 10年~15年
  • こんな人におすすめ: 「定番で安心できる塗料が良い」「コストと性能のバランスを重視したい」

【人気No.1の新定番】ラジカル制御型塗料

  • 特徴: 塗膜を劣化させる原因物質「ラジカル」の発生を抑制する技術で、耐久性を高めた塗料です。シリコン塗料とほぼ同価格でありながら、ワンランク上の耐用年数が期待できるため、近年急速にシェアを伸ばし、現在の主流となっています。
  • 耐用年数: 12年~15年
  • こんな人におすすめ: 「コストを抑えつつ、できるだけ長持ちさせたい」「最新の技術に興味がある」

代表的なラジカル塗料

【長期的な視点なら】フッ素塗料

  • 特徴: 紫外線に対する抵抗力が非常に強く、長期間にわたって色あせや光沢の低下を防ぎます。東京スカイツリーなどの大型建造物にも採用されるほどの信頼性です。
  • 耐用年数: 15年~20年
  • こんな人におすすめ: 「これからも長くこの家に住み続ける」「面倒な塗り替えの回数を減らし、トータルコストを抑えたい」

3.「30年持つ」は危険信号?塗料グレードにまつわる注意点

塗料選びで失敗しないために、悪徳業者の手口や誤解されがちなポイントも知っておきましょう。

注意点①:「オリジナル塗料」や「30年持つ塗料」のセールストーク

「うちのオリジナル塗料は30年持ちます!」といったセールストークには要注意です。
現在、一般住宅用の塗料で30年以上の耐用年数を保証できる製品は存在しません。
また、「オリジナル塗料」と称するものの多くは、大手メーカーの製品を名前だけ変えたものであり、中身が不明瞭な上に、不当に高い価格で販売されるケースが後を絶ちません。
塗料は、日本ペイント関西ペイントエスケー化研といった国内大手3社の製品から選ぶのが最も安心です。

注意点②:見積書の「単価」だけで判断しない

「A社はシリコンで2,500円/㎡、B社は2,300円/㎡だからB社が安い!」と判断するのは早計です。
見積書の単価は、「3回塗りの合計単価」なのか「上塗り1回分の単価」なのか、業者によって記載方法が異なります。
もしB社の単価が上塗り1回分だった場合、3回塗りに換算すると総額ではA社より高くなる可能性があります。必ず「工事全体の総額」で比較することが重要です。

注意点③:「期待耐用年数」は保証年数ではない

カタログに記載されている「期待耐用年数」は、あくまでメーカーが促進耐候性試験で算出した目安の数値であり、その年数までの性能を保証するものではありません。
実際の建物の寿命は、日当たりや地域の気候、施工品質によって大きく左右されます。この点を理解した上で、グレード選びの参考にしましょう。

4.【実践編】あなたに最適な塗料グレードを見つける3ステップ

では、具体的にどうやって自分に合ったグレードを選べばよいのでしょうか。この3ステップで考えれば、まず失敗しません。

ステップ1:「あと何年この家に住むか?」で必要な耐用年数を決める

塗料選びの最も重要な基準は「ライフプラン」です。

ライフプラン推奨される耐用年数おすすめの塗料グレード
あと10年~15年くらいで住み替え・建て替え予定10年~15年シリコン塗料 or ラジカル制御型塗料
あと20年以上、長く住み続けたい15年~20年フッ素塗料
とにかくメンテナンスフリーにしたい20年以上無機塗料(デメリットも要理解)

将来の計画から逆算して必要な耐用年数を決めれば、おのずと選ぶべき塗料のグレードが絞られてきます。

ステップ2:付加機能(遮熱・低汚染など)が必要か考える

基本の耐久性に加え、暮らしを快適にする「付加機能」を検討します。

  • 夏の暑さが気になる → 「遮熱塗料」
  • 汚れが気になる(交通量の多い道路沿いなど) → 「低汚染塗料」
  • ひび割れが心配(モルタル壁など) → 「弾性塗料」

これらの機能は、各グレードの塗料にオプションとして追加されていることが多いです。

ステップ3:信頼できる塗装業者に相談し、最終決定する

最終的には、プロの診断と提案を参考に決定するのが最も確実です。信頼できる業者であれば、あなたの家の劣化状況や予算、希望を丁寧にヒアリングし、複数のグレードの選択肢とそのメリット・デメリットを分かりやすく説明してくれます。

  • こんな業者に相談しよう!
    • 1つのグレードだけをゴリ押しせず、複数のプランを提案してくれる。
    • それぞれのグレードのメリットだけでなく、デメリットも正直に話してくれる。
    • 「なぜこのグレードがあなたのお家に最適なのか」を具体的に説明できる。

5. まとめ

外壁塗装の塗料グレード選びは、一見複雑に思えるかもしれません。しかし、それぞれの特徴と自分のライフプランを照らし合わせれば、答えは意外とシンプルです。

  • 塗料のグレードは「樹脂」で決まり、「価格」と「寿命」に直結する。
  • 2025年の主流は「ラジカル塗料」。コスパで選ぶならまずコレ。
  • 長年の実績で選ぶなら「シリコン」、長期的なコストを抑えるなら「フッ素」。
  • 「30年持つ」などの甘い言葉や「オリジナル塗料」には要注意。
  • 最後は「ライフプラン」と「プロの提案」を基に総合的に判断する。

この記事で得た知識を武器に、業者からの提案を鵜呑みにするのではなく、主体的に塗料選びに参加してください。そうすれば、きっと10年後、20年後も「この塗料にして良かった」と思える、満足度の高い外壁塗装が実現できるはずです。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

まずは概算金額を知りたい方へ

クイック屋根工事では、【屋根工事価格シミュレーション】をご用意しています。
個人情報の記載は一切不要で、屋根の種類や平米数から概算費用を算出できます。
ぜひご活用ください。

まずは相談したい方へ

クイック屋根工事の電話、メール対応は工事のプロが行います。
「対応をメールのみにしてほしい」などのご要望にも臨機応変に対応いたします。
お気軽にご連絡ください。

まずは電話で無料相談
まずは電話で無料相談