HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根塗装・外壁塗装 » 【屋根塗装】アクリル塗料とシリコン塗料、どっちを選ぶべき?プロが違いと選び方を徹底比較!
屋根塗装

「屋根塗装の見積もりを取ったら、アクリルとシリコン、2種類の塗料を提案されたけど、何が違うの?」
「少しでも安くしたいからアクリル塗料でいいかな…?でも、すぐダメになるのは困る…」

屋根塗装を検討する際、多くの方が直面するのが「アクリル塗料」と「シリコン塗料」の選択です。この2つは、価格帯も性能も大きく異なるため、どちらを選ぶかによって、リフォームの満足度と将来的なコストが全く変わってきます。

安易に価格だけで選んでしまい、「数年で色あせて、結局高くついてしまった…」と後悔するケースは後を絶ちません。

この記事では、屋根塗装におけるアクリル塗料とシリコン塗料の決定的な違いと、あなたの家に本当に適しているのはどちらなのかを、プロの視点から忖度なしで徹底解説します。

  • 性能・価格・寿命のスペックを一覧表で比較!
  • 「アクリルシリコン樹脂」って何?シリコン塗料との関係は?
  • 屋根塗装でアクリル塗料が「非推奨」と言われる本当の理由
  • シリコン塗料が「コスパ最強」と呼ばれる理由

この記事を最後まで読めば、2つの塗料の違いが明確になり、自信を持って最適な選択ができるようになります。

1.【一目で分かる】アクリル vs シリコン 性能比較表

ベランダ 塗装

まずは、アクリル塗料とシリコン塗料の基本的なスペックを比較してみましょう。

比較項目アクリル塗料シリコン塗料
主成分アクリル樹脂アクリルシリコン樹脂
耐用年数(寿命)3年 ~ 8年10年 ~ 15年
費用(㎡単価)1,000円 ~ 1,800円2,000円 ~ 3,000円
耐久性低い(紫外線に弱い)高い(紫外線に強い)
防汚性低い(汚れやすい)高い(汚れにくい)
主な用途短期的な塗り替え、DIY住宅の屋根・外壁塗装の主流
プロの評価屋根には非推奨コストパフォーマンスNo.1

この表を見るだけで、両者の性能には大きな差があることがお分かりいただけるでしょう。次に、それぞれの塗料を詳しく掘り下げていきます。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2. アクリル塗料とは?「安さ」が魅力の短期決戦型塗料

屋根塗料

アクリル塗料は、塗料の主成分に「アクリル樹脂」を使用した、最も歴史が古く、ベーシックな塗料です。

メリット

  • 圧倒的な価格の安さ
    最大のメリットは、何と言っても価格の安さです。シリコン塗料の約半額程度の費用で塗装できることもあります。
  • 発色の良さと扱いやすさ
    鮮やかな色を出しやすく、作業性も良いため、DIYでもよく使われます。

デメリット(屋根塗装で非推奨の理由)

  • 耐用年数が極端に短い(3~8年)
    アクリル樹脂は紫外線に非常に弱く、屋根のような過酷な環境では、早ければ3年程度で色あせや塗膜の劣化が始まります。
  • 汚れやすい
    塗膜が柔らかく、汚れが付着しやすい性質があります。

【プロの本音】なぜ屋根塗装にアクリル塗料はNGなのか?

屋根塗装には、塗料代の他に約15万円~20万円の「足場代」がかかります。耐用年数が5年のアクリル塗料で塗装した場合、15年間で3回の塗り替えが必要になり、その度に高額な足場代が発生します。

<15年間のトータルコスト比較(30坪の屋根の場合)>

  • アクリル塗料(5年ごと3回): (塗装費20万 + 足場代15万) × 3回 = 105万円
  • シリコン塗料(15年で1回): (塗装費30万 + 足場代15万) × 1回 = 45万円

このように、初期費用は安くても、塗り替え回数が増えることで、長期的にはシリコン塗料の2倍以上のコストがかかってしまうのです。これが、プロが屋根塗装にアクリル塗料を推奨しない最大の理由です。

アクリル塗料が適しているケースとは?

「あと2~3年で建て替える予定がある」「近々売却する予定の物件を、とりあえずきれいに見せたい」といった、ごく短期的な美観維持が目的の場合に限られます。

3. シリコン塗料とは?「コスパ最強」の現代のスタンダード

シリコン塗料は、現在、日本の住宅塗装で最も多く使用されている、まさに「王道」の塗料です。

メリット

  • 価格と耐久性の優れたバランス
    10年以上の十分な耐用年数を持ちながら、価格はフッ素などの高性能塗料より手頃です。この「コストパフォーマンスの高さ」が最大の魅力です。
  • 高い耐久性と防汚性
    紫外線や雨風に強く、塗膜が硬く緻密なため、汚れが付着しにくい性質があります。
  • 豊富なラインナップ
    最も人気の塗料であるため、各メーカーから「遮熱機能」「防カビ機能」などを付加した様々な製品が販売されており、ニーズに合わせて選べます。

デメリット

  • ひび割れしやすい場合も
    塗膜が硬いため、アクリルやウレタンに比べると柔軟性が低く、建物の動きに追従できずに細かなひび割れ(クラック)が起きやすい製品もあります。(※近年は柔軟性を高めた製品も多くあります)
  • 製品による性能差がある
    「シリコン塗料」と一括りに言っても、シリコン樹脂の含有率によって性能に差があります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。

4.【専門用語解説】「アクリルシリコン樹脂」って結局どっちなの?

見積書やカタログを見ていると、「アクリルシリコン樹脂塗料」という言葉を目にすることがあります。
「アクリルなの?シリコンなの?どっち?」と混乱してしまいますよね。

結論から言うと、「アクリルシリコン樹脂」とは、一般的に「シリコン塗料」のことを指します。

実は、100%シリコンだけでできている塗料は存在せず、アクリル樹脂をベースに、耐久性の高いシリコン樹脂を化学結合させて作られています。これにより、アクリル樹脂の扱いやすさと、シリコン樹脂の耐久性という、両方の良いとこ取りを実現しているのです。

  • アクリル塗料 → 主成分が「アクリル樹脂」
  • シリコン塗料 → 主成分が「アクリルシリコン樹脂」

「アクリルシリコン」と書かれていたら、それは性能の低いアクリル塗料ではなく、れっきとした「シリコン塗料」だと理解しておけば問題ありません。

5. まとめ:屋根塗装で選ぶべきは「シリコン塗料」一択!

アクリル塗料とシリコン塗料、それぞれの特徴を比較してきましたが、結論は明確です。

あなたがこれから10年以上、その家に安心して住み続けたいのであれば、屋根塗装で選ぶべき塗料は「シリコン塗料」です。

初期費用の安さだけでアクリル塗料を選ぶと、数年後の再塗装で必ず後悔することになります。塗装工事は、塗料代だけでなく、足場代や人件費といった「工事費」が費用の大半を占めることを忘れてはいけません。

  • アクリル塗料: 短期的な化粧直しには良いが、長期的な住宅保護には不向き。
  • シリコン塗料: 価格と性能のバランスが最も良く、10年以上の安心を提供してくれる。

塗料選びは、お家の寿命を左右する重要な決断です。この記事の知識を参考に、目先の価格に惑わされることなく、長期的な視点で最適な選択をしてくださいね。

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