「そろそろ外壁リフォームの時期だけど、どんな外壁材がいいんだろう?」
「メンテナンスが楽な外壁材を探しているけど、樹脂サイディングってどうなの?」
そんな風にお考えではありませんか?
樹脂サイディングは、メンテナンスの手間がほとんどかからず、耐久性も高いことから、近年注目を集めている外壁材です。実は、外壁リフォーム先進国のアメリカやカナダでは、シェアの約50%を占めるほどポピュラーな選択肢なんですよ。
しかし、日本ではまだ普及率が低いため、「どのメーカーを選べば良いかわからない」「情報が少なくて不安」という方も多いのが現状です。
そこでこの記事では、樹脂サイディングの基本から、国内で選べる主要メーカーの特徴、そして後悔しないための選び方のポイントまで、どこよりも分かりやすく徹底解説します!
この記事を読めば、あなたのお家にぴったりの樹脂サイディングメーカーがきっと見つかります。ぜひ最後までご覧ください。
そもそも樹脂サイディングってどんな外壁材?
樹脂サイディングとは、その名の通り「塩化ビニル樹脂」を主原料として作られた、板状の外壁材のことです。
日本の新築戸建てで約70%以上のシェアを誇る「窯業(ようぎょう)系サイディング」と比べると、国内シェアはわずか1%程度。とてもマイナーな存在ですが、実は隠れた実力者なんです。
他のサイディングとの簡単な違いを見てみましょう。
| 種類 | 主な原料 | 特徴 |
|---|---|---|
| 樹脂系 | 塩化ビニル樹脂 | 軽量で耐久性が抜群。塗装メンテナンスが基本的に不要。凍害・塩害に強い。 |
| 窯業系 | セメント、繊維質 | デザイン豊富で国内シェアNo.1。定期的な塗装とシーリング補修が必要。 |
| 金属系 | 金属板 | シャープでモダンな印象。断熱性に優れるが、傷がつくと錆びることがある。 |
| 木質系 | 天然木 | 自然な風合いが魅力。こまめなメンテナンスが必要で、価格も高め。 |
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比較する前に知っておきたい!樹脂サイディングのすごい実力(メリット・デメリット)
メーカー比較の前に、まずは樹脂サイディングの強みと弱みをしっかり理解しておきましょう。
樹脂サイディングのすごいメリット
- ① 塗装・シーリングのメンテナンスがほぼ不要!
これが最大のメリットです。素材自体に色が練り込まれているため、塗装の色あせがほとんどありません。また、「オープンジョイント工法」というシーリング(目地のゴム)を使わない施工が可能で、10年ごとのシーリング打ち替え費用(約20〜30万円)も節約できます。 - ② 凍害・塩害にめっぽう強い!
水をほとんど吸わないため、寒冷地で外壁が凍ってひび割れる「凍害」の心配がありません。また、塩分によるサビや腐食もないので、海沿いの地域にも最適です。 - ③ 超軽量で地震に強い!
樹脂サイディングは、主流の窯業系サイディングの約1/10の重さしかありません。建物への負担が少ないため、耐震性が向上します。既存の外壁の上から張る「カバー工法」リフォームにも最適です。 - ④ 傷や汚れがつきにくい!
弾力性があるため、物がぶつかってもへこみにくく、ひび割れも起きにくいです。表面についた汚れは雨で流れ落ちやすく、きれいな外観を長く保てます。
知っておくべきデメリット
- ① デザインのバリエーションが少ない
素材の特性上、レンガ調やタイル調といった複雑なデザインは作れず、単色のシンプルなものが中心です。デザインにこだわりたい方には、選択肢が少なく感じられるかもしれません。 - ② 初期費用がやや高め
材料費や施工費が窯業系サイディングに比べて高くなる傾向があります。ただし、将来のメンテナンス費用がかからないため、30年以上のトータルコストで考えると、むしろ安くなるケースが多いです。 - ③ 対応できる施工業者が少ない
国内シェアが低いため、施工経験のある業者が限られます。これが一番の課題かもしれません。メーカー選びと同時に、信頼できる業者探しも重要になります。
▼ もっと詳しく知りたい方はこちら
樹脂サイディングの主要メーカー4社を徹底比較!
お待たせしました!ここからは、日本で選べる代表的な樹脂サイディングメーカー4社を、それぞれの特徴とともに比較解説していきます。
| メーカー名 | 代表製品 | 特徴 | 価格帯の目安 | こんな人におすすめ! |
|---|---|---|---|---|
| ゼオン化成 | ゼオンサイディング | 国内シェアNo.1のパイオニア。デザイン・カラーが豊富で、樹脂系の弱点をカバー。 | 中~高 | 実績のあるメーカーで安心したい人 デザイン性も妥協したくない人 |
| エポックス | 永久美人 | 30年保証という圧倒的な耐久性への自信。高品質な自社施工も魅力。 | 高 | とにかく長持ちさせたい人 品質と保証を最優先したい人 |
| 旭トステム | LIXILグループの安心感。モダンで洗練されたデザインが特徴。 | 高 | 大手ブランドの信頼性を重視する人 充実したアフターサービスを求める人 | |
| PLY-GEM | Masticなど | 北米トップクラスのメーカー。本場のデザインと厳しい気候で培われた高い耐候性。 | 中 | 本格的なアメリカンスタイルの家にしたい人 耐候性を特に重視する人 |
1. ゼオン化成「ゼオンサイディング」
国内の樹脂サイディングといえば、まず名前が挙がるのがゼオン化成です。パイオニア的存在で、国内シェアNo.1の実績を誇ります。
最大の強みは、樹脂サイディングの弱点とされるデザイン性のカバー。横張り・縦張りを含め5種類のデザインと豊富なカラーバリエーションを展開しており、「樹脂系にしたいけど、見た目もこだわりたい」という方のニーズに応えてくれます。オープンジョイント工法に対応しているため、シーリングメンテナンスが不要な点も嬉しいポイントです。
2. エポックス「永久美人」
「永久美人」という製品名が、その特徴を物語っています。このメーカーのウリは、なんといっても圧倒的な耐久性。最高級の高耐久酸化チタンを配合した特別な樹脂を使用し、なんと30年という長期のメーカー保証を付けています。
また、すべての工事をメーカーの管理下にある自社施工で行うというこだわりも。製品の品質から施工まで一貫して高いレベルを求めているため、「絶対に失敗したくない」「とにかく品質と保証を最優先したい」という方には、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
3. 旭トステム
住宅設備大手のLIXILグループの一員である旭トステムも、高品質な樹脂サイディングを提供しています。大手ならではのブランド力と信頼感、充実したアフターサービスが魅力です。
デザインはモダンで洗練されたものが多く、現代的な住宅にもマッチしやすいのが特徴。価格帯はやや高めですが、その分、品質や保証面での安心感は大きいでしょう。大手メーカーのサポートを受けながら、長く安心して暮らしたい方におすすめです。
4. PLY-GEM(プライジェム)
PLY-GEMは、樹脂サイディングの本場である北米でトップクラスのシェアを誇るメーカーです。夏の強い紫外線や冬の厳しい寒さといった過酷な環境で鍛えられた高い耐候性が最大の強み。
「Mastic」や「Variform」といった製品シリーズは、アメリカならではの多彩なカラーバリエーションが魅力で、本格的な欧米風の外観に仕上げたい方には最適です。ただし、海外メーカーのため日本ではまだ流通量が少なく、対応できる施工業者を探すのが少し大変かもしれません。
後悔しない!あなたに合った樹脂サイディングメーカーの選び方 3つのポイント
4つのメーカーをご紹介しましたが、「結局、うちはどれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。そこで、メーカーを選ぶ上で特に重要な3つのポイントを解説します。
ポイント1:何を一番重視するか?「目的」を明確にする
まずは、あなたが外壁リフォームで何を一番大切にしたいかを考えてみましょう。
- デザイン性を重視したい
→ 選択肢が豊富なゼオン化成や、モダンな旭トステムがおすすめ。 - とにかく耐久性と保証!長く安心して使いたい
→ 30年保証を誇るエポックスが第一候補。 - 本場アメリカのようなオシャレな外観にしたい
→ カラーが多彩なPLY-GEMを検討してみましょう。 - 国内での実績と安心感を優先したい
→ シェアNo.1のゼオン化成や、大手ブランドの旭トステムが安心です。
ポイント2:「トータルコスト」で判断する
樹脂サイディングは初期費用が150万~300万円と、窯業系サイディング(100万~200万円)に比べて高めです。しかし、ここで「高いからやめよう」と判断するのは早計です。
窯業系サイディングは、約10年ごとに塗装(約100万円)とシーリング補修(約20万円)が必要になります。30年間で考えると…
- 樹脂サイディング:初期費用 200万円 + メンテナンス 0円 = 合計 200万円
- 窯業系サイディング:初期費用 150万円 + メンテナンス2回(約240万円) = 合計 390万円
※あくまで一例です。
このように、長期的に見れば樹脂サイディングの方が結果的に安くなる可能性が高いのです。目先の金額だけでなく、30年後まで見据えた「トータルコスト」で比較検討することが非常に重要です。
ポイント3:信頼できる「施工業者」と一緒に選ぶ
実は、樹脂サイディング選びで最も重要なのが「業者選び」です。なぜなら、どれだけ優れた製品を選んでも、施工の質が低ければ性能を十分に発揮できず、劣化を早めてしまうからです。
国内では施工経験のある業者が少ないため、業者探しは慎重に行いましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る:必ず2~3社から相見積もりを取り、価格だけでなく担当者の知識や提案内容を比較しましょう。
- 施工実績を確認する:ホームページなどで、実際に樹脂サイディングを施工した実績が豊富にあるかを確認します。
- 「自社施工」の業者を選ぶ:下請けに丸投げせず、自社の職人が施工する業者を選びましょう。中間マージンがカットされるため費用を抑えられ、責任の所在も明確です。
信頼できる業者が見つかれば、あなたの家に最適なメーカーや製品をプロの視点から提案してくれます。業者選びこそ、リフォーム成功の最大の鍵なのです。
▼ もっと詳しく知りたい方はこちら
まとめ
今回は、樹脂サイディングの主要メーカー比較と、後悔しないための選び方について解説しました。
- 樹脂サイディングは、メンテナンスフリーで耐久性が高い優れた外壁材
- 国内では「ゼオン化成」「エポックス」「旭トステム」、海外製では「PLY-GEM」が代表的
- メーカー選びは「目的」「トータルコスト」「業者選び」の3点が重要
- 特に、施工実績が豊富な信頼できる業者を見つけることが成功の鍵
樹脂サイディングは、初期費用はかかりますが、その後の手間や費用を大きく削減してくれる、長期的に見て非常にコストパフォーマンスの高い外壁材です。この記事を参考に、ぜひあなたのお家にぴったりのメーカーを見つけて、美しく快適な住まいを実現してくださいね。
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