「モルタル外壁のひび割れがひどい…塗装だけじゃもう限界かも…」
「カバー工法っていう方法があるらしいけど、どんな工事なの?」
「費用はどれくらい?塗装と比べてどっちがお得?」
重厚感とデザイン性の高さが魅力のモルタル外壁。しかし、築年数が経つと、どうしてもひび割れ(クラック)や汚れが目立ってきてしまいます。
「そろそろ大規模なリフォームが必要かな…」と考えたとき、塗装と並んで有力な選択肢となるのが「カバー工法(重ね張り)」です。
この記事では、モルタル外壁のカバー工法に特化して、
- カバー工法とは?塗装や張り替えとの決定的な違い
- 【費用】塗装より高い?30坪のリアルな価格相場を比較
- 断熱性UPなど、カバー工法で得られる5つのメリット
- 後悔しないために!知っておくべきデメリットと注意点
などを、リフォーム初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの家のモルタル外壁にカバー工法が最適なのか、そして費用はいくらかかるのかが明確になります。
1. そもそも「外壁カバー工法」とは?塗装や張り替えとの違い
外壁カバー工法とは、その名の通り「既存のモルタル外壁の上から、新しい外壁材を“カバー”するように重ね張りする」リフォーム方法です。
古い壁を壊さずに済むため、比較的手軽に、まるで新築のような美しい外観を手に入れることができます。
モルタル外壁のリフォームには、他に「塗装」と「張り替え」があります。それぞれの違いを簡単に比較してみましょう。
| 工法 | 工事内容 | 30坪の費用相場 | 耐用年数(目安) |
|---|---|---|---|
| 塗装 | 既存の外壁に新しい塗料を塗る | 80~120万円 | 10~20年(塗料による) |
| カバー工法 | 既存の外壁の上から新しい外壁材を張る | 130~220万円 | 20~40年(外壁材による) |
| 張り替え | 既存の外壁を剥がし、新しい外壁材を張る | 150~300万円 | 20~40年(外壁材による) |
カバー工法は、費用と性能のバランスが取れた、塗装と張り替えの中間に位置するリフォーム方法と言えます。
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2. なぜモルタル外壁にカバー工法がおすすめ?5つの大きなメリット
ひび割れや劣化が気になるモルタル外壁に、カバー工法は多くのメリットをもたらします。
- メリット①:新築同様の美しい外観に生まれ変わる
塗装では隠しきれない大きなひび割れや凹凸も、新しい外壁材で覆うことで一新。まるで新築のような美しい外観を取り戻せます。 - メリット②:断熱性と遮音性が向上する
既存のモルタル壁と新しい外壁材の間に空気層ができるため、外壁が二重構造になります。これにより、夏の暑さや冬の寒さが和らぎ、外の騒音が静かになるという、うれしい副次効果が期待できます。 - メリット③:将来のひび割れの心配から解放される
カバー工法で主に使用される「金属サイディング」は、モルタルのようにひび割れする心配がありません。これまで悩まされてきた、ひび割れの発生と補修の繰り返しから解放されます。 - メリット④:解体費用がかからず、工期も比較的短い
既存の壁を壊さないため、張り替えに比べて解体費用や廃材の処分費がかかりません。工事中の騒音やホコリも少なく、工期も比較的短く済みます。 - メリット⑤:建物の耐久性がアップする
新しい外壁材が、既存のモルタル壁を雨風や紫外線から守る「鎧」の役割を果たします。建物全体の耐久性が向上し、お家の寿命を延ばすことに繋がります。
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3.【リアルな費用】モルタル外壁のカバー工法、いくらかかる?
カバー工法の費用は、主に新しく張る外壁材の種類(グレード)と、建物の大きさによって決まります。
ここでは、カバー工法で最も一般的に使用される「金属サイディング」を使った場合の費用相場を見てみましょう。
坪数別の費用相場(金属サイディング使用)
| 坪数 | 外壁面積の目安 | カバー工法の費用総額(足場代込み) |
|---|---|---|
| 20坪 | 90㎡~110㎡ | 100万円 ~ 180万円 |
| 30坪 | 130㎡~150㎡ | 130万円 ~ 220万円 |
| 40坪 | 170㎡~190㎡ | 170万円 ~ 260万円 |
| 50坪 | 210㎡~230㎡ | 210万円 ~ 300万円 |
【番外編】モルタルカバー工法という選択肢も
近年、既存の外壁の上から特殊な軽量モルタルを塗り重ねる「モルタルカバー工法」も登場しています。
金属サイディングのような継ぎ目がなく、モルタル本来の風合いを再現できるのが魅力ですが、施工できる業者が限られ、費用も高くなる傾向があります。デザインに強いこだわりがある場合は、検討してみる価値があるでしょう。
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4.【最重要】カバー工法で後悔しないためのデメリットと注意点
メリットの多いカバー工法ですが、導入前に必ず知っておくべきデメリットや注意点も存在します。これを知らないと、思わぬ失敗に繋がる可能性があります。
- 注意点①:塗装に比べて費用が高い
当然ですが、塗装リフォームよりは初期費用が高くなります。10年~15年程度のメンテナンスを考えているなら塗装、20年以上の長期的な安心を求めるならカバー工法、というように、将来のライフプランに合わせて検討することが重要です。 - 注意点②:下地の劣化が激しい場合は施工できない
カバー工法は、既存のモルタル壁がしっかりしていることが絶対条件です。もし、モルタルがボロボロと剥がれ落ちる、内部の木材が腐っているなど、下地の劣化が著しい場合は、カバー工法は施工できません。その場合は、費用が高くなっても、根本から直す「張り替え」を選択する必要があります。 - 注意点③:外壁が少し厚くなり、窓周りのデザインが変わる
新しい外壁材を重ね張りするため、壁の厚みが数センチ増します。そのため、窓や玄関ドアの周りに、厚みを調整するための「カバー部材(見切り縁)」を取り付ける必要があります。この部材の見た目が気になったり、サッシ周りのデザインが少し変わったりすることを理解しておく必要があります。 - 注意点④:一度カバー工法をすると、元には戻せない
カバー工法は、いわば「お化粧」ではなく「お面をかぶる」ようなものです。一度施工すると、次にリフォームする際は、2層になった外壁を両方剥がす、あるいはさらに上からカバーするという選択になり、将来的なメンテナンス方法が限定されます。
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5. まとめ:ひび割れがひどいモルタル壁には、カバー工法が最適解!
長年、雨風に耐えてきたモルタル外壁。その劣化が著しく、塗装だけでは不安な場合、カバー工法は非常に有効で、満足度の高いリフォーム方法です。
- カバー工法は、既存のモルタル壁の上に新しい外壁材を張るリフォーム。
- メリットは「美しい外観」「断熱性UP」「ひび割れの悩み解消」「耐久性UP」。
- 30坪の費用相場は130万円~220万円。塗装よりは高いが、張り替えよりは安い。
- デメリットは「下地が傷んでいると施工不可」「窓周りのデザインが変わる」こと。
- 成功のカギは、下地の状態を正確に診断できる、信頼できる業者選び。
「うちの壁はカバー工法ができる状態なのかな?」「塗装とどっちが良いんだろう?」と迷ったら、まずは複数の専門業者に現地調査を依頼し、それぞれの視点から提案をもらいましょう。それぞれのメリット・デメリットを比較検討することで、あなたの家にとって最適なリフォーム方法がきっと見つかります。
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
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