HOME » 外装関連工事・リフォーム » 外壁リフォーム » 【外壁サイディングの張り替え】費用はいくら?カバー工法との違い、後悔しないための全知識
外壁 張替え

「サイディングの劣化がひどくて、塗装じゃもう無理そう…」
「外壁の張り替えって、具体的にどんな工事で、費用はどれくらいかかるの?」
「カバー工法と張り替え、うちの家にはどっちが合ってる?」

築年数が経過し、反りや大きなひび割れ、剥がれなどが目立つようになったサイディング外壁。
このような深刻な劣化症状が現れたとき、最も根本的な解決策となるのが「張り替え」リフォームです。

しかし、「張り替え」は外壁リフォームの中で最も大掛かりで費用も高額になるため、「本当に必要なのか?」「もっと安い方法はないのか?」と不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、サイディング外壁の「張り替え」に特化して、

  • 張り替えが必要な「危険な劣化サイン」とは?
  • 30坪のリアルな費用相場と、詳細な見積もり内訳
  • 「カバー工法」との決定的な違いと、どちらを選ぶべきかの判断基準
  • 後悔しない!張り替えで失敗しないための業者選びのポイント

などを、リフォーム初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、サイディング張り替えの全てが分かり、あなたの家に最適なリフォーム方法を自信を持って選択できるようになります。

1.「張り替え」は最終手段!どんな時に必要なのか?

まず、どんな状態になったら「張り替え」を検討すべきなのでしょうか?塗装やカバー工法では対応できない、張り替えが必要な危険な劣化サインは以下の通りです。

張り替えが必要な劣化サイン危険度なぜ危険なのか?
サイディングの大きな「反り」「浮き」★★★★★板が変形し、隙間から雨水が直接浸入。強風で剥がれ落ちる危険も。
広範囲にわたる「剥がれ」「欠け」★★★★★サイディング自体が寿命を迎え、ボロボロになっている状態。防水機能はゼロ。
「雨漏り」が発生している★★★★★壁の内部にある防水シートや下地木材まで腐食している可能性が非常に高い。
築30~40年以上経過している★★★★☆サイディング本体だけでなく、下地の防水シートも寿命。根本的なリフレッシュが必要。

これらの症状が見られる場合、表面的な補修(塗装)や、上から被せるだけのカバー工法では問題を解決できません。既存の外壁を一度すべて剥がし、内部の下地からやり直す「張り替え」が唯一の選択肢となります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2.【費用はいくら?】サイディング張り替えのリアルな価格相場

張り替えは、既存外壁の解体・処分費が加わるため、外壁リフォームの中で最も費用が高額になります。

坪数別の費用相場(足場代・解体費込み)

坪数外壁面積の目安張り替えの費用総額目安
20坪90㎡~110㎡120万円 ~ 200万円
30坪130㎡~150㎡150万円 ~ 250万円
40坪170㎡~190㎡200万円 ~ 300万円
50坪210㎡~230㎡240万円 ~ 350万円

※使用する新しいサイディング材の種類によって費用は大きく変動します。

30坪の見積もり内訳例(窯業系サイディング使用)

なぜこの金額になるのか、30坪の住宅を例にした見積もり内訳を見てみましょう。

項目単位数量単価(円)金額(円)
仮設工事
仮設足場(ネット含む)180850153,000
解体・撤去工事
既存サイディング撤去140800112,000
廃材処分費14050070,000
下地工事
防水シート張り14050070,000
胴縁(通気層)取り付け1401,100154,000
新規サイディング工事
窯業系サイディング本体1404,500630,000
サイディング施工費1403,000420,000
シーリング工事(目地)m1501,000150,000
付帯工事(雨樋脱着など)一式150,000
諸経費120,000
小計2,029,000
消費税(10%)202,900
合計金額約223万円

ポイント

カバー工法の見積もりにはない「既存サイディング撤去」と「廃材処分費」が、張り替え費用を押し上げる大きな要因です。

アスベスト含有の注意!

2004年以前に建てられた住宅のサイディングには、アスベストが含まれている可能性があります。その場合、特殊な方法で撤去・処分する必要があり、廃材処分費が通常の2~3倍に跳ね上がるため、注意が必要です。

3.「カバー工法」と「張り替え」どっちを選ぶべき?

費用が安いカバー工法と、根本から直せる張り替え。あなたの家にはどちらが適しているのでしょうか?判断基準をまとめました。

比較項目カバー工法張り替え
おすすめな状態・塗装では無理だが、下地は健全
・雨漏りしていない
・下地まで劣化・腐食している
・雨漏りしている
メリット・張り替えより安い
・工期が短い
・断熱性、遮音性が向上
・建物の寿命が根本から延びる
・下地や防水シートも一新できる
・耐震補強も同時に可能
デメリット・下地の劣化は直せない
・雨漏りは解決できない
・家の重量が増す
・費用が最も高額
・工期が長い
・廃材が多く出る

結論

  • 雨漏りしておらず、下地の劣化が軽微なら → カバー工法
  • 雨漏りしている、または下地の腐食が疑われるなら → 張り替え

最終的な判断は、プロによる詳細な現地調査が必要です。複数の業者に診断してもらい、それぞれの見解を比較検討するのが最も賢明です。

4. 張り替えで選べる!新しいサイディングの種類と特徴

張り替えなら、新しい外壁材を自由に選べます。代表的な4種類のサイディングの特徴を知っておきましょう。

サイディングの種類㎡単価(材料費)特徴
窯業(ようぎょう)系4,000~5,000円デザイン豊富で人気No.1。耐火性に優れる。
金属系3,000~9,000円軽量で断熱性が高い。モダンでシャープな印象に。
樹脂系8,000~10,000円高耐久で塩害に強いが、国内での扱いは少ない。
木質系6,000~10,000円自然な風合いが魅力だが、高価で定期的な塗装が必須。

現在、最も人気が高いのは「窯業系サイディング」です。デザインや価格帯の選択肢が広く、多くの住宅で採用されています。

5. まとめ:サイディングの寿命=家の寿命。根本解決なら「張り替え」を

サイディング外壁の劣化は、見た目の問題だけでなく、家の寿命そのものを脅かすサインです。

  • 張り替えは、サイディングの反り・剥がれ、雨漏りなど、深刻な劣化に対する最終手段。
  • 30坪の費用相場は150万円~250万円。解体・処分費がかかるため高額になる。
  • 「カバー工法」との違いは、下地の状態を修理できるかどうか。雨漏りしているなら張り替え一択。
  • 新しい外壁材はデザイン豊富な「窯業系」が人気。
  • 成功のカギは、下地の状態を正確に診断し、最適な工法を提案してくれる信頼できる業者選び。

「張り替え」は大きな決断と費用を伴いますが、お家の構造を根本からリフレッシュし、この先20年、30年と安心して暮らすための最も確実な投資です。
まずは複数の専門業者に相談し、あなたの家の状態に最適なリフォームプランを見つけることから始めましょう。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

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