「夏、2階の部屋が蒸し風呂のように暑い…」
「冬、暖房をつけているのに、なんだか足元がスースーする…」
そのお悩み、もしかしたら「屋根の断熱性能」が原因かもしれません。
家の中で最も太陽の熱を受け、冬には冷気にさらされる「屋根」。この部分の断熱が不十分だと、外気の影響がダイレクトに室内に伝わり、冷暖房の効率を著しく低下させてしまいます。
適切な屋根断熱材を選ぶことは、一年中快適な室温を保ち、光熱費を節約し、さらには建物の寿命を延ばすためにも非常に重要です。
この記事では、そんな屋根断熱の主役である「断熱材」について、
- そもそも「屋根断熱」と「天井断熱」は何が違うのか?
- 代表的な断熱材4系統のメリット・デメリット
- リフォームにおける費用相場
- 後悔しないための断熱材選び3つのポイント
などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。ご自宅に最適な断熱材を見つけ、快適でエコな暮らしを実現しましょう。
まずは基本から!「屋根断熱」と「天井断熱」の違い
住宅の上部の断熱には、大きく分けて2つの方法があります。どこに断熱材を施工するかで、効果やメリットが異なります。
| ① 屋根断熱 | ② 天井断熱 | |
|---|---|---|
| 施工場所 | 屋根の構造部分(垂木の間や上) | 最上階の天井裏 |
| イメージ | 屋根全体を断熱材で覆うイメージ | 居住空間の天井で熱を遮断するイメージ |
| メリット | ・断熱性能が高い ・屋根裏空間をロフトや勾配天井として活用できる | ・費用が安い ・施工が比較的簡単 |
| デメリット | ・費用が割高になる ・施工に専門技術が必要 | ・屋根断熱より断熱性能は劣る ・屋根裏が外気と同じ温度になるため、空間活用には不向き |
近年は、屋根裏空間を有効活用する間取りの人気や、より高い断熱性能を求める傾向から、新築・リフォームともに「屋根断熱」が主流になりつつあります。
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どんな種類がある?代表的な屋根断熱材4系統を徹底比較
屋根断熱に使われる断熱材は、素材によって大きく4つの系統に分けられます。それぞれに一長一短があるため、特徴を理解して選びましょう。
① 無機繊維系断熱材(グラスウール、ロックウール)
- 特徴:リサイクルガラスや鉱物を繊維状にした、綿のような断熱材。最も広く使われています。
- メリット:価格が安く、コストパフォーマンスに優れる。燃えにくい不燃材料であるため、火災時も安心。
- デメリット:湿気に弱いのが最大の弱点。濡れると断熱性能が著しく低下するため、防湿シートの施工など、結露対策が不可欠。
- 熱伝導率:0.033~0.050 W/mK
② 木質繊維系断熱材(セルロースファイバーなど)
- 特徴:新聞紙などの古紙をリサイクルして作られる、環境にやさしい断熱材。壁の中に吹き込んで施工します。
- メリット:繊維が細かく、隙間なく充填できるため気密性が高い。吸放湿性があり、結露を防ぎやすい。防音性にも優れる。
- デメリット:専門の吹込み機械が必要で、施工できる業者が限られる。価格はグラスウールより高め。
- 熱伝導率:0.038~0.040 W/mK
③ 発泡プラスチック系断熱材(ポリスチレンフォーム、ウレタンフォームなど)
- 特徴:ポリスチレンやポリウレタンなどを発泡させた、硬い板状または現場で吹き付けるタイプの断熱材。
- メリット:熱伝導率が非常に低く、薄くても高い断熱性能を発揮できる。水をほとんど吸わないため、湿気に強い。
- デメリット:熱に弱い性質があり、燃えると有毒ガスが発生する可能性があるため、防火対策が必要。価格も比較的高価。
- 熱伝導率:0.019~0.043 W/mK(※全断熱材の中でトップクラスの性能)
④ 天然素材系断熱材(羊毛など)
- 特徴:羊毛(ウール)や炭化コルクなど、自然由来の素材を使った断熱材。
- メリット:環境や人体にやさしい。高い調湿性を持ち、結露を防ぐ。防虫効果も期待できる。
- デメリット:素材が希少なため、価格が最も高価になる。
- 熱伝導率:0.037~0.049 W/mK
屋根断熱リフォームの費用相場
屋根に断熱材を施工するリフォームの費用は、選ぶ工法や断熱材の種類によって異なります。
- 充填断熱(内断熱)の場合
- 費用相場:4,000円~/㎡
- 屋根の骨組み(垂木)の間に断熱材をはめ込む、比較的安価な方法です。
- 外張り断熱(外断熱)の場合
- 費用相場:8,000円~/㎡
- 屋根全体を外側から断熱材で覆うため、断熱性能は高くなりますが、費用も割高になります。
これらの費用は、屋根材の葺き替えなど、他の屋根リフォームと同時に行う場合の断熱工事部分の価格です。断熱リフォーム単体で行う場合は、既存の屋根材や天井を一度剥がす必要があるため、さらに高額になります。
後悔しない!断熱材選びと施工で失敗しないための3つのポイント
- 「通気層」の確保を徹底する
屋根断熱で最も重要なのが「通気層」です。断熱材と屋根下地(野地板)の間に空気の通り道を設けることで、屋根裏にこもった熱や湿気を外部に排出します。この通気層がないと、夏は熱がこもって暑くなり、冬は結露の原因になります。見積もりや工事の際に、通気層がしっかり確保される計画になっているか確認しましょう。 - 気密性の確保も忘れずに
断熱材の性能を最大限に引き出すには、隙間なく施工することが不可欠です。少しでも隙間があると、そこから熱が逃げたり、冷気が侵入したりしてしまいます(ヒートブリッジ)。特にグラスウールなどの繊維系断熱材は、施工する職人の技術力によって性能が大きく左右されます。 - 地域の気候に合った断熱材を選ぶ
例えば、冬の寒さが厳しい寒冷地では、より厚く、熱伝導率の低い断熱材が求められます。一方で、湿度の高い温暖地では、調湿性に優れた木質繊維系なども有効です。地域の特性を理解し、実績の豊富な業者に相談することが重要です。
まとめ
屋根断熱は、夏の暑さや冬の寒さといった日々の悩みを解決し、光熱費の削減と建物の長寿命化に貢献する、非常に費用対効果の高い投資です。
- 平屋には特に重要:屋根からの熱や冷気の影響を受けやすいため、屋根断熱の効果は絶大。
- 断熱材の種類:価格のグラスウール、性能の発泡プラスチック系、調湿性の木質繊維系など、一長一短。
- 工法の選択:費用を抑えるなら「充填断熱」、性能と空間活用を両立するなら「屋根断熱(外張り)」。
- 成功の鍵:「通気層」と「気密性」の確保。信頼できる業者選びが何よりも大切。
「断熱材なんて、壁の中に入ってしまえば見えないから…」と安易に考えず、ご自身の予算やライフスタイル、そして地域の気候に合わせて最適な断熱材を選ぶことが、後悔しない家づくりの秘訣です。まずは専門の工務店やリフォーム会社に相談し、それぞれの断熱材の特徴を詳しく聞いてみることから始めてみましょう。
クイック屋根工事
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