「2階の部屋が、夏になるとサウナみたいに暑い…」
「屋根からの熱気をどうにかしたいけど、どんな断熱材がいいの?」
そんな夏の暑さ対策で、近年DIYやリフォームで注目を集めているのが、水色やピンク色の板状断熱材「スタイロフォーム」です。
ホームセンターでも手軽に購入でき、加工しやすいことからDIYユーザーにも人気のスタイロフォームですが、その本当の実力や、屋根断熱に使う際の正しい施工方法、そして注意点を知らないまま使うと、期待した効果が得られないどころか、結露などの新たな問題を引き起こす可能性もあります。
この記事では、そんな「スタイロフォーム」を使った屋根断熱について、
- スタイロフォームが持つ3つの大きなメリット
- 屋根断熱における2つの施工方法
- DIYで施工する際の具体的な手順と最重要ポイント
- 後悔しないためのデメリットと注意点
などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。正しい知識でスタイロフォームを使いこなし、夏の暑さから解放される快適な住まいを手に入れましょう。
「スタイロフォーム」とは?屋根断熱になぜ選ばれるのか
まず、スタイロフォームがどのような断熱材なのか、その正体を知っておきましょう。
スタイロフォームは、デュポン・スタイロ株式会社が製造する「押出法ポリスチレンフォーム(XPS)」という種類の断熱材の商品名です。硬い発泡スチロールのような見た目で、無数の独立した気泡の中に熱を伝えにくいガスが閉じ込められています。
屋根断熱材として選ばれるのには、主に3つの理由があります。
- 高い断熱性能
熱の伝わりにくさを示す「熱伝導率」が非常に低く、グラスウールなどの繊維系断熱材に比べて、薄くても高い断熱効果を発揮します。 - 水・湿気に非常に強い
素材自体が水をほとんど吸収しません。そのため、湿気による断熱性能の低下が起こりにくく、結露が発生しやすい屋根裏でも安定した性能を長期間維持できます。これは、湿気に弱いグラスウールにはない大きなメリットです。 - 加工しやすく、DIYにも向いている
軽量で、カッターナイフでも簡単に切断できるため、複雑な形状の屋根裏にも隙間なく施工しやすいのが特徴です。
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屋根断熱の2つの方法|「天井断熱」と「屋根断熱」
スタイロフォームを使って住宅の上部を断熱する場合、主に2つの方法があります。
| ① 天井断熱 | ② 屋根断熱 | |
|---|---|---|
| 施工場所 | 最上階の天井裏の床面 | 屋根のすぐ内側(垂木間など) |
| 目的 | 居住空間だけを断熱する | 屋根裏空間全体を断熱する |
| メリット | ・施工が比較的簡単 ・断熱材の使用量が少なく、費用が安い | ・屋根裏をロフトや収納として活用できる ・勾配天井などデザインの自由度が高い |
| デメリット | ・屋根裏空間は断熱されず、夏は高温になる | ・施工面積が広く、費用が高くなる ・結露対策がより重要になる |
DIYで手軽に夏の暑さ対策をしたい場合は、まず「①天井断熱」から試してみるのがおすすめです。
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【DIY向け】スタイロフォームを使った天井断熱の施工手順
ここでは、比較的安全に作業しやすい天井断熱(天井裏の床面にスタイロフォームを敷き詰める方法)の手順を解説します。
【注意】 屋根裏は高温・多湿で、足場も不安定です。作業は必ず2人以上で行い、無理のない範囲で進めてください。
- 採寸と材料の準備
天井裏の床を支えている「根太(ねだ)」という木材の間隔と面積を測定し、必要な枚数のスタイロフォームを用意します。厚みは50mm以上のものを選ぶと効果的です。 - カット
測定した寸法に合わせて、スタイロフォームをカッターナイフでカットします。隙間ができないよう、少し大きめにカットして押し込むのがコツです。 - 敷き込み
カットしたスタイロフォームを、根太と根太の間に隙間なく敷き詰めていきます。 - 気密テープ処理
スタイロフォームの継ぎ目や、柱との取り合い部分を気密テープで塞ぎ、空気の漏れを防ぎます。この一手間が、断熱効果を大きく左右します。
知らないと後悔する!スタイロフォームのデメリットと施工上の注意点
手軽で高性能なスタイロフォームですが、使い方を間違えると問題が起こることもあります。
デメリット
- 紫外線に弱い:直射日光に当たると表面が劣化(黄変)し、ボロボロになります。保管時や施工後は、必ずシートで覆うなどの対策が必要です。
- 熱に弱い:発泡プラスチック系であるため、耐火性は高くありません。火気に近づけないように注意が必要です。
- 価格が比較的高め:最も安価なグラスウールなどと比較すると、材料費は高くなります。
最重要注意点:「通気層」を絶対に塞がないこと!
屋根断熱(屋根のすぐ内側に施工する方法)を行う場合、屋根の下地材(野地板)とスタイロフォームの間に、必ず空気の通り道(通気層)を確保しなければなりません。
もし、この通気層を設けずにスタイロフォームを屋根下地に密着させてしまうと、湿気の逃げ場がなくなり、屋根裏で深刻な結露が発生します。その結果、木材が腐食し、建物の寿命を縮める原因となってしまいます。
DIYで屋根断熱に挑戦した結果、数年後に結露で屋根裏がカビだらけになってしまった、という失敗例は後を絶ちません。屋根断熱は専門的な知識が必要なため、プロの業者に依頼するのが最も安全で確実です。
まとめ:夏の暑さ対策の第一歩として
スタイロフォームは、その高い断熱性と耐水性から、屋根断熱、特に夏の暑さ対策に非常に有効な断熱材です。
- 特徴:高い断熱性、水・湿気に強い、加工しやすい。
- DIYなら:まずは比較的安全な「天井断熱」から試すのがおすすめ。
- 注意点:紫外線に弱い。特に「通気層」の確保は、結露を防ぐために絶対に必要。
- 屋根断熱はプロに:複雑な屋根断熱は、結露リスクを避けるためにも、専門知識を持つプロに任せるのが安心。
DIYで天井裏にスタイロフォームを敷き詰めるだけでも、2階の夏の暑さは大きく改善されるはずです。この記事を参考に、正しい知識と安全対策のもと、快適な住まいづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
クイック屋根工事
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「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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