HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根の断熱 » 屋根断熱にグラスウールは最適?メリットと最大の弱点「湿気」対策を解説
屋根裏 断熱

「屋根の断熱をしたいけど、費用はできるだけ抑えたい…」
「断熱材といえばグラスウールが有名だけど、屋根に使っても大丈夫?」
「『グラスウールは結露しやすい』って聞いたけど、本当?」

住宅の断熱材として、最も広く普及している「グラスウール」。リサイクルガラスを原料とした綿状の素材で、そのコストパフォーマンスの高さから、多くの住宅で標準的に採用されています。

もちろん屋根の断熱材としても使用できますが、「湿気に弱い」という最大の弱点を正しく理解し、適切な施工を行わないと、断熱性能が発揮されないどころか、結露によって建物の構造を腐らせてしまうという、最悪の事態を招きかねません。

この記事では、そんな「グラスウール」を屋根断熱に使う際の、

  • グラスウールが持つ4つの大きなメリット
  • 最大の弱点「湿気・結露」のリスクと、それを防ぐための正しい施工方法
  • 性能を左右する「密度」と「厚み」の選び方
  • 他の断熱材との性能比較

などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。グラスウールの長所と短所を正しく理解し、後悔のない断熱リフォームを実現しましょう。

なぜ選ばれる?屋根断熱にグラスウールを使う4つのメリット

数ある断熱材の中で、なぜグラスウールがこれほど広く使われているのでしょうか。それには明確な理由があります。

  1. 優れたコストパフォーマンス
    これが最大のメリットです。グラスウールは他の断熱材と比較して材料費が安価です。同じ断熱性能を得るために必要な費用は、高性能な発泡プラスチック系断熱材の半分程度で済むこともあり、リフォーム費用を抑えたい場合に最適な選択肢となります。
  2. 高い安全性(不燃性)
    主原料がガラスであるため、燃えにくい「不燃材料」です。万が一火災が発生しても、燃え広がりにくく、有毒ガスを発生させる心配もありません。
  3. 防音・吸音効果
    無数の細かい繊維が複雑に絡み合った構造は、音のエネルギーを吸収する効果も持っています。そのため、屋根に施工することで、雨音などの騒音を和らげる効果も期待できます。
  4. 環境にやさしい
    原料の多くにリサイクルガラスが使われており、環境負荷の少ないエコな素材です。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【最重要】グラスウールの最大の弱点「湿気」と結露のリスク

屋根裏 結露

メリットの多いグラスウールですが、たった一つ、そして致命的ともいえる弱点があります。それが「湿気(水分)に非常に弱い」ということです。

グラスウールは、繊維の間に無数の動かない空気層を作ることで断熱性能を発揮しています。しかし、この空気層に湿気が入り込み、水で濡れてしまうと、空気層が潰れて断熱性能が著しく低下してしまいます。一度濡れてしまうと、乾いても元の性能には戻りません。

さらに怖いのが「内部結露」です。
屋根裏は、室内からの暖かい湿った空気と、外気で冷やされた屋根下地の温度差により、結露が非常に発生しやすい場所です。もし施工が不十分で、断熱材の内部に湿気が侵入すると、そこで結露が発生。濡れたグラスウールは断熱性能を失うだけでなく、常に湿った状態が続くことで、接触している柱や梁といった木材を腐らせ、カビの温床となってしまうのです。

「グラスウールは結露する」という悪評のほとんどは、この施工不良が原因です。

結露を防ぐ!グラスウール断熱の正しい施工方法

屋根修理 ポイント

グラスウールの性能を100%引き出し、結露を防ぐためには、以下の2つのポイントを守った丁寧な施工が不可欠です。

  1. 隙間なく、しかし押し込まずに充填する
    断熱材は、壁や屋根の骨組み(柱や垂木)の間に、隙間ができないようにピッタリと充填する必要があります。少しでも隙間があると、そこが熱の通り道(ヒートブリッジ)となり、断熱欠損や結露の原因になります。
    一方で、無理に押し込みすぎると、断熱の要である空気層が潰れてしまい、性能が低下します。
  2. 室内側に「防湿層」を、屋外側に「通気層」を確保する
    これが結露対策の鍵です。
    • 防湿層:室内の湿気がグラスウールに侵入しないように、断熱材の室内側に「防湿シート」を連続して貼り、気密性を高めます。
    • 通気層:万が一、壁内や屋根裏に湿気が入っても、それを外部に排出できるよう、断熱材の屋外側に空気の通り道(通気層)を設けます。

この「湿気を入れない」「入った湿気は逃がす」という2段構えの対策を徹底することが、グラスウールを正しく機能させるための絶対条件です。

性能を左右する「密度」と「厚さ」の選び方

グラスウール製品には「16K」や「24K」といった表記があります。これは密度( kg/m ³)を表しており、数字が大きいほど繊維が密で、断熱性能が高くなります。
また、当然ながら厚みがあるほど断熱性能は高く
なります。

現在、住宅の屋根断熱で標準的に使われるのは「高性能グラスウール16K」です。価格と性能のバランスが良く、多くのハウスメーカーで採用されています。より高い性能を求める場合は、密度を24Kに上げたり、厚みを増したりすることを検討します。

【他の断熱材との性能比較(熱伝導率)】

断熱材の種類熱伝導率(W/mK)の目安 ※低いほど高性能
高性能グラスウール16K0.038
発泡プラスチック系(ウレタンフォームなど)0.023~0.028
木質繊維系(セルロースファイバー)0.040

性能数値だけを見れば発泡プラスチック系が優れていますが、グラスウールは厚みを確保することで、これらの高性能断熱材と同等以上の断熱性能を、より低いコストで実現することが可能です。

まとめ

グラスウールは、コストパフォーマンスに優れた非常に優秀な屋根断熱材です。

  • メリット価格が安く火災に強く安全で、防音効果も期待できる。
  • 最大の弱点湿気に弱く、濡れると性能が著しく低下する。
  • 成功の鍵防湿・通気を徹底した、丁寧で正しい施工が全て。
  • 選び方:まずは「高性能グラスウ-G-ru 16K」を基準に検討するのがおすすめ。

その性能は、施工する職人の知識と技術力に大きく左右されます。「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、グラスウールの特性を熟知し、結露対策まで含めた丁寧な施工をしてくれる、信頼できる業者に依頼することが、後悔しない屋根断熱リフォームの最も重要なポイントです。

タイトル案

  1. 屋根断熱材グラスウールの費用と性能|結露させないための正しい施工法
  2. 屋根断熱にグラスウールは最適?メリットと最大の弱点「湿気」対策を解説
  3. 【費用が安い】グラスウールで屋根断熱|後悔しないための注意点とは?

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