HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根塗装・外壁塗装 » 【プロが厳選】折半屋根におすすめの塗料5選!選び方の3つの鉄則と費用相場も解説します
折半屋根

「工場の折半屋根、サビが目立ってきたけど、どんな塗料を選べばいいんだろう?」
「夏の暑さ対策もしたいけど、遮熱塗料って本当に効果あるの?」
「できるだけ長持ちさせて、メンテナンスコストを抑えたい…」

工場や倉庫、カーポートなどで広く使われている「折半屋根(せっぱんやね)」。
そのメンテナンスの要となるのが「塗装」ですが、いざ塗料を選ぶとなると、種類が多すぎて何が最適なのか、迷ってしまいますよね。

実は、折半屋根の塗装は、塗料選びを間違えると数年でサビが再発したり、期待した効果が得られなかったりと、大きな失敗に繋がりかねません。

この記事では、数多くの工場の屋根塗装を手掛けてきた専門家が、

  • 折半屋根の塗装で絶対に外せない「3つの性能」
  • 【目的別】プロが本気でおすすめする塗料5選
  • 「遮熱塗料」と「断熱塗料」、工場にはどっちが正解?
  • 塗料選びで失敗しないための3つの鉄則

などを、初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの工場の課題を解決し、長期的にコストを抑える最適な塗料が必ず見つかります。

1. 折半屋根の塗料選び、絶対に外せない「3つの性能」

折半屋根

まず、なぜ折半屋根の塗料選びが重要なのかを知っておきましょう。折半屋根は、その材質と構造から、塗装に特別な性能が求められます。

  1. 【最重要】強力な「防錆性(ぼうせいせい)」
    折半屋根は金属(主にガルバリウム鋼板)でできています。塗装が劣化して素地が露出すると、そこからサビが発生し、やがて穴が開き、雨漏りの原因になります。そのため、サビの発生を強力に抑える性能が何よりも重要です。
  2. 夏の暑さを和らげる「遮熱性(しゃねつせい)」
    金属屋根は熱を吸収しやすく、夏場は表面温度が70℃以上にもなります。屋根裏に断熱材がないことが多い工場や倉庫では、この熱が直接室内に伝わり、過酷な労働環境を生み出します。太陽光の熱を反射する「遮熱性」は、今や必須の性能と言えるでしょう。
  3. メンテナンスコストを左右する「高耐候性(こうたいこうせい)」
    工場の屋根は面積が広いため、一度の塗装費用も高額になります。塗り替えの回数を減らすためには、紫外線や雨風に長期間耐えることができる「高耐候性(長寿命)」の塗料を選ぶことが、トータルコストの削減に繋がります。

この「防錆」「遮熱」「高耐久」の3つの性能をいかに満たすかが、折半屋根の塗料選びの最大のポイントです。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2.【目的別】プロが本気で厳選!折半屋根におすすめの塗料5選

上記の3つの性能を踏まえ、現場で実際に使われ、高い評価を得ているおすすめの塗料を5つ厳選してご紹介します。

目的製品名メーカー樹脂特徴
遮熱性+耐久性
(バランス重視)
スーパーシャネツサーモSiアステックペイントシリコン遮熱性・耐候性・低汚染性のバランスが良い。変色しにくい「チタン複合特殊無機顔料」を使用。
遮熱性+超耐久性
(長期コスパ重視)
スーパーシャネツサーモFアステックペイントフッ素上記のフッ素樹脂版。16年~20年という長期の耐用年数を誇り、塗り替え回数を削減できる。
遮熱性+α
(実績と信頼性)
サーモアイSi日本ペイントシリコン遮熱塗料の定番製品。下塗り・上塗りのダブルで熱を反射する「トータルアイシステム」が特徴。
防水性+α
(雨漏り対策)
EC-100PCMアステックペイントピュアアクリル600%という驚異的な伸縮率で、屋根の動きに追従し、ひび割れを防ぐ。防水性能が非常に高い。
サビ対策特化
(下塗り材)
ラス・トレイントアステックペイント発生しているサビの進行を抑制し、新たなサビの発生も防ぐ強力なサビ止めプライマー。

おすすめ①:スーパーシャネツサーモSi / F(アステックペイント)

スーパーシャネツサーモSi / F(アステックペイント)

【こんな工場におすすめ】

  • 夏の暑さ対策と、建物の長寿命化を両立させたい
  • 汚れによる遮熱効果の低下を防ぎたい

遮熱塗料の弱点である「汚れによる性能低下」を、雨で汚れを洗い流す「低汚染性」で克服した高機能塗料です。耐用年数の長いフッ素タイプ(F)を選べば、塗り替えサイクルを延ばし、長期的なメンテナンスコストを大幅に削減できます。

おすすめ②:サーモアイSi(日本ペイント)

サーモアイSi(日本ペイント)

【こんな工場におすすめ】

  • 遮熱塗料の導入実績と信頼性を重視したい
  • コストを抑えつつ、確かな遮熱効果を得たい

遮熱塗料のパイオニア的存在で、国内トップクラスのシェアを誇ります。上塗りだけでなく、下塗り材(プライマー)にも遮熱機能を持たせることで、より高い効果を発揮するのが特徴。多くの施工実績があり、安心して選べる定番製品です。

おすすめ③:EC-100PCM(アステックペイント)

EC-100PCM(アステックペイント)

【こんな工場におすすめ】

  • 雨漏りのリスクを徹底的に無くしたい
  • 屋根の振動や温度変化によるひび割れが心配

「塗る防水シート」とも言える、驚異的な伸縮性を持つ塗料です。塗膜がゴムのように伸び縮みするため、金属の膨張・収縮や建物の揺れに追従し、ひび割れから雨水が侵入するのを防ぎます。雨漏り対策を最優先するなら、非常に心強い選択肢です。

【番外編】最強のサビ対策下塗り:ラス・トレイント(アステックペイント)

ラス・トレイント(アステックペイント)

【こんな工場におすすめ】

  • すでにサビが発生しており、進行を食い止めたい
  • 沿岸部など、サビが発生しやすい環境にある

これは上塗り塗料ではなく「下塗り材(サビ止め)」ですが、折半屋根の塗装において非常に重要なのでご紹介します。一般的なサビ止めが「サビの上に蓋をする」だけなのに対し、ラス・トレイントは「サビと化学反応して、サビ自体を安定した不活性な状態に変える」という特殊な機能を持っています。これにより、サビの再発を根本から防ぎます。

3.「遮熱塗料」と「断熱塗料」、工場にはどっちが正解?

暑さ対策の塗料には「遮熱」の他に「断熱」もあります。どちらが工場に適しているのでしょうか?

遮熱塗料断熱塗料
仕組み太陽光(熱)を「反射する」熱の伝わりを「遅らせる」
得意な季節夏に特化オールシーズン(冬は保温効果も)
費用比較的安価高価

結論:コストを抑えて夏の暑さ対策をするなら「遮熱塗料」で十分

工場や倉庫の場合、主な課題は「夏の暑さ」です。冬の保温効果も持つ断熱塗料は魅力的ですが、その分費用がかなり高くなります。
まずはコストパフォーマンスに優れた「遮熱塗料」を導入し、夏の労働環境を改善することを優先するのが最も現実的で効果的な選択と言えるでしょう。

4. 失敗しない!折半屋根の塗料選び、3つの鉄則

折半屋根

最後に、塗料選びで後悔しないための3つの鉄則をお伝えします。

  1. 鉄則①:樹脂の種類(グレード)で選ぶ
    塗料の寿命は、主成分である「樹脂」で決まります。コストを抑えたい気持ちは分かりますが、耐用年数が10年未満のウレタン塗料などは避け、「シリコン」以上のグレードを選びましょう。長期的に見れば、塗り替え回数が減る方が断然お得です。
  2. 鉄則②:下塗り材(サビ止め)をケチらない
    どんなに高性能な上塗り材を使っても、その下のサビ止めが不十分では意味がありません。折半屋根の塗装は「下塗りが命」です。見積もりを確認する際は、上塗り材だけでなく、 どのような種類のサビ止めプライマーを使用するのかを必ず確認しましょう。
  3. 鉄則③:専門業者に「目的」を伝えて提案してもらう
    「とにかくサビを防ぎたい」「夏の暑さを何とかしたい」「20年は塗り替えたくない」など、あなたが塗装によって解決したい一番の目的を業者に明確に伝えましょう。信頼できる専門業者であれば、その目的に最適な塗料と工法を、理由と共に複数提案してくれるはずです。

5. まとめ

工場の折半屋根は、適切な塗料でメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、働く人々の環境を大きく改善することができます。

  • 折半屋根の塗料選びは「防錆」「遮熱」「高耐久」の3つがキーワード。
  • プロがおすすめするのは、実績のある高機能塗料。
  • 夏の暑さ対策なら、まずはコストパフォーマンスの良い「遮熱塗料」から検討する。
  • 成功のカギは「下塗り(サビ止め)」と「目的に合ったグレード選び」。

塗料選びは、専門的で難しいと感じるかもしれません。しかし、この記事で紹介した知識をベースに、信頼できる専門業者に相談すれば、きっとあなたの工場に最適な答えが見つかります。
まずは、複数の業者に現場を見てもらい、それぞれの提案を比較検討することから始めてみてはいかがでしょうか。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

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「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

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