「屋根に太陽光発電を設置したいけど、工事費用って総額でいくらかかるの?」
「4kWとか5kWって聞くけど、容量によって費用はどう変わる?」
「パネル代以外に、どんな工事費用がかかるのか内訳が知りたい!」
電気代の高騰や環境への関心の高まりから、自宅の屋根への太陽光発電システムの設置を検討する方が急増しています。しかし、いざ導入を考え始めると、「一体いくら費用がかかるのか」という点が、最も大きなハードルになりますよね。
実は、太陽光発電の設置費用は、単にソーラーパネルの価格だけでなく、パワーコンディショナーなどの周辺機器、そして屋根に取り付けるための専門的な工事費など、様々な要素で構成されています。
この記事では、屋根に太陽光発電を設置する際の「費用」に特化して、
- 【結論】4kW・5kWなど、容量別のリアルな費用相場
- 「パネル代」「工事費」…費用の全内訳を徹底解剖
- 屋根の種類(瓦・スレート)で費用は変わる?
- 費用を賢く抑えるための3つの裏ワザ
などを、太陽光発電の導入が初めての方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの家に太陽光発電を設置するための適正な費用が分かり、安心して予算計画を立てられるようになります。
1.【結論】屋根への太陽光発電、設置費用の最新相場は?
まず、皆さんが一番知りたい結論から。
経済産業省の最新データ(2024年)によると、住宅の屋根に太陽光発電システムを設置する場合の1kWあたりの費用相場は以下の通りです。
- 新築住宅の場合:28.6万円 / kW
- 既存住宅(リフォーム)の場合:32.6万円 / kW
日本の一般家庭で最も多く設置される容量は4kW~5kWです。これを基に、総額の費用相場を計算してみましょう。
| 住宅の種類 | 4kW設置の場合 | 5kW設置の場合 |
| 新築住宅 | 約114万円 | 約143万円 |
| 既存住宅 | 約130万円 | 約163万円 |
なぜ既存住宅の方が高いの?
新築の場合は、家を建てる工程の中で効率よく設置工事ができますが、既存住宅の場合は、太陽光発電の設置のためだけに足場を組んだり、配線工事を行ったりする必要があるため、工事費が割高になる傾向があります。
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2.【費用の内訳】140万円の内訳って?設置費用の5大要素
「総額140万円って、一体何にそんなにお金がかかるの?」
その疑問を解決するため、費用の構成要素を5つに分解して見ていきましょう。
(出典:経済産業省「太陽光発電について」)
| 費用項目 | 費用の割合(目安) | 5kW新築(143万円)の場合 | 役割 |
|---|---|---|---|
| ① ソーラーパネル | 約47% | 約68万円 | 太陽光を受けて電気を作る本体。 |
| ② パワーコンディショナー | 約17% | 約25万円 | 発電した電気を家庭で使える電気に変換する機械。 |
| ③ 架台(かだい) | 約10% | 約14万円 | パネルを屋根に固定するための金属製の土台。 |
| ④ 設置工事費 | 約29% | 約42万円 | 屋根への取付工事や電気配線工事にかかる職人の技術料。 |
| ⑤ その他(接続箱など) | 約-3% | – | 機器や工事費から値引きされることが多い |
このように、設置費用はパネル本体だけでなく、様々な周辺機器と専門的な工事費が組み合わさって構成されています。特に「設置工事費」は費用の約3割を占める重要な項目です。
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3. 屋根の種類や状態で費用は変わる?
同じ容量のシステムを設置する場合でも、ご自宅の屋根の状況によって工事費は変動します。
屋根材による費用の違い
- スレート屋根(コロニアル): 最も一般的な屋根材。施工方法が確立されており、標準的な工事費で済むことが多いです。
- 瓦屋根(和瓦・洋瓦): 瓦を一度めくって金具を取り付け、瓦を元に戻すなど、手間のかかる工程が必要です。そのため、スレート屋根に比べて5万円~10万円程度、工事費が高くなる傾向があります。
- 金属屋根(ガルバリウム鋼板): 屋根に穴を開けずに金具で掴んで固定する「キャッチ工法」が使える場合が多く、施工が比較的スムーズです。工事費はスレート屋根と同等程度です。
屋根の劣化状況による追加費用
築10年以上経過している屋根に設置する場合、注意が必要です。
- 屋根の劣化が激しい場合:
屋根の塗装が剥がれていたり、ひび割れがあったりする状態でパネルを設置すると、工事が原因で雨漏りを引き起こすリスクがあります。そのため、先に屋根の塗装や補修を行う必要があり、別途40万円~80万円程度の費用がかかります。
【重要】屋根のメンテナンスと同時に行うのがベスト!
ソーラーパネルの寿命は約20年~30年です。設置後に屋根のメンテナンスが必要になると、一度パネルを全て取り外して、再度設置するという非常に高額な工事(数十万円)が発生してしまいます。
将来の無駄な出費を避けるためにも、屋根の塗装や葺き替えといったメンテナンスと、太陽光発電の設置は同時に行うのが最も賢明です。
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4. 設置費用を賢く抑える3つの方法
高額な設置費用。少しでも負担を軽くするための方法をご紹介します。
- 補助金制度を活用する
お住まいの自治体によっては、太陽光発電の設置に対して補助金制度を設けている場合があります。例えば、東京都ではkWあたり10万円以上という手厚い補助金が用意されています(2025年度時点)。「〇〇市 太陽光発電 補助金」で検索し、利用できる制度がないか必ず確認しましょう。 - 複数の業者から「相見積もり」を取る
これは最も重要なポイントです。太陽光発電の設置費用に定価はありません。必ず3社以上の専門業者から、同じ条件で見積もりを取りましょう。これにより、適正な価格相場が分かり、不当に高い業者や、安すぎて品質が不安な業者を見抜くことができます。 - 初期費用0円のサービスを検討する
近年、「PPAモデル」や「リース契約」といった、初期費用を負担せずに太陽光発電を設置できるサービスも増えています。毎月のサービス利用料はかかりますが、「まとまった自己資金を用意できない」という場合には有効な選択肢です。
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5. まとめ
屋根への太陽光発電設置は、未来の光熱費を削減し、環境にも貢献できる素晴らしい投資です。その費用相場と内訳を正しく理解することが、成功への第一歩です。
- 太陽光発電の設置費用は、4kWで約114万円~、5kWで約143万円~が相場。
- 費用は「パネル」「パワコン」「架台」「工事費」で構成され、工事費が約3割を占める。
- 瓦屋根は工事が複雑なため、費用がやや高くなる傾向がある。
- 古い屋根は、設置前に補修・塗装が必須。メンテナンスと同時に行うのが最も経済的。
- 費用を抑えるには「補助金」「相見積もり」「初期費用0円サービス」の活用を。
この記事で紹介した費用相場は、あくまで一般的な目安です。あなたの家に最適なシステムの容量と、正確な設置費用を知るためには、信頼できる専門業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを作成してもらうことが不可欠です。
正しい知識を武器に、納得のいく価格で、安心できる太陽光発電ライフをスタートさせましょう。
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