【断熱塗料のキルコ】屋根塗装の効果は？価格・デメリット、ガイナとの違いも徹底比較！

「夏の暑さ、冬の寒さを塗装で解決したい…」
「断熱塗料を探していたら『キルコ』という製品を見つけたけど、どんな効果があるの？」
「有名な『ガイナ』と比べて、キルコはどう違う？どっちを選ぶべき？」

省エネ意識の高まりとともに、塗るだけで断熱効果が得られる「断熱塗料」が注目されています。その中でも、株式会社シンマテリアルワンが開発した『キルコ（KIRUCO）』は、独自の技術で高い性能を発揮し、専門家の間で評価が高まっている塗料です。

しかし、一般の方にはまだ馴染みが薄く、「本当に効果があるのか？」「価格はどのくらい？」といった疑問や不安も多いのではないでしょうか。

この記事では、数多くの高機能塗料の塗装を手掛けてきたプロの視点から、

• 断熱塗料キルコが「熱」を制する2つの仕組み
• 最大のライバル「ガイナ」との5つの違いを徹底比較！
• リアルな費用相場と、導入前に知るべきデメリット
• キルコの効果を120%引き出すための選び方

などを、初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、キルコの真価が分かり、あなたの家に最適な断熱塗料かどうかを自信を持って判断できるようになります。

1. そもそも断熱塗料「キルコ」とは？その仕組みを解剖！

キルコとは、一言でいうと「遮熱」と「断熱」、さらに「防水」まで兼ね備えた、ハイブリッドな高機能塗料です。その性能の秘密は、塗料の中に高密度で配合された「アクリル中空ビーズ」にあります。

この微細なビーズが塗膜内に空気の層を作り出し、熱の伝わりを強力にブロック。さらに、太陽光を反射する遮熱性能も併せ持つことで、「ダブルの性能」で夏の暑さ、冬の寒さからお家を守ります。

キルコのW効果	仕組み	季節
① 遮熱効果	太陽光の熱を90%以上反射し、屋根が熱くなるのを防ぐ。	夏
② 断熱効果	中空ビーズの空気層が熱の移動を「遅らせる」。冬は室内の熱が逃げるのも防ぐ。	夏・冬

実験では、キルコを塗装した屋根としていない屋根で、表面温度に21℃、屋根裏温度では24℃もの差が出たという驚きのデータもあります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル　0120-905-454　（平日・土曜　9:00～18:00）

2. キルコの6大メリット！ただ涼しいだけじゃない、驚きの多機能性

キルコがプロの間で評価されているのは、単なる断熱性能だけではありません。建物全体を守る、多彩な付加価値を持っています。

1. 驚異の伸縮性（伸縮率200%以上）
   これがキルコ最大の強みです。塗膜がゴムのように伸び縮みするため、建物の揺れや温度変化によるひび割れ（クラック）に非常に強いです。この性能は、雨漏りを防ぐ「防水効果」にも直結します。
2. 強力な密着力
   接着剤に匹敵するほどの密着力で、一度塗装すると剥がれにくいです。様々な下地に対応できるのも魅力です。
3. 高い耐久性（長寿命）
   紫外線や酸性雨に強く、耐用年数は15年以上とトップクラスの長寿命を誇ります。塗り替え回数を減らせるため、長期的なコスト削減に繋がります。
4. 省エネ・コスト削減効果
   夏は涼しく、冬は暖かい「魔法瓶効果」で冷暖房効率がアップ。電気代を15～40%削減できたというデータもあり、光熱費の節約に貢献します。
5. 高い保温力
   冬場は室内の暖房熱が外へ逃げるのを防ぎ、暖かい室温をキープします。
6. 安心・安全の水性塗料
   有機溶剤を使わない水性塗料のため、塗装中の嫌な臭いが少なく、人にも環境にも優しい設計です。

3.【最重要】ライバル「ガイナ」と徹底比較！結局どっちが良い？

断熱塗料の分野で、キルコの最大のライバルと言えるのが、知名度抜群の「ガイナ」です。どちらも高性能ですが、得意分野が少し異なります。あなたの家にはどちらが向いているか、5つのポイントで比較してみましょう。

比較項目	キルコ（シンマテリアルワン）	ガイナ（日進産業）
断熱の仕組み	アクリル中空ビーズ	特殊セラミックビーズ
最大の強み	伸縮性（防水性）	断熱性・防音性
伸縮率	◎（200%以上）	〇（113%）
防音性	〇	◎
塗装回数	5回塗り（厚膜）	3回塗り
費用	より高価	高価

【プロの判断基準】

• ひび割れ（クラック）が心配、防水性を最優先したいなら → 『キルコ』
  驚異的な伸縮性は、特にひび割れが起きやすいモルタル外壁や、温度変化で伸縮する金属屋根に絶大な効果を発揮します。5回塗りによる厚い塗膜も防水の安心感に繋がります。
  
• 純粋な「断熱性能」や、雨音などを抑える「防音性」を重視するなら → 『ガイナ』
  JAXAの技術を応用したセラミックによる断熱効果や、表面の凹凸による防音効果はガイナの大きな強みです。

どちらも非常に優れた塗料ですが、「防水・伸縮のキルコ」「断熱・防音のガイナ」といったキャラクターの違いがあります。価格も含め、最も解決したい課題に合わせて選ぶのが賢明です。

4.【リアルな費用】キルコで屋根塗装、いくらかかる？

高機能な分、費用も気になるところです。キルコは「下塗り1回＋主材2回＋トップコート2回」の合計5回塗りが標準仕様のため、一般的な塗料より手間と材料費がかかります。

項目	㎡単価（円）
専用下塗り（シーラー）	込み
主材（中塗り・上塗り）	込み
専用トップコート（2回）	込み
合計（材工価格）	3,800円～5,000円

これを基に、30坪の住宅（屋根面積 約70㎡）で屋根塗装を行った場合の総額をシミュレーションしてみましょう。

項目	数量	単価（円）	金額（円）
仮設足場	180㎡	850	153,000
高圧洗浄	70㎡	250	17,500
下地処理・補修	一式	–	30,000
キルコ塗装（5回塗り）	70㎡	4,000	280,000
縁切り（タスペーサー）	70㎡	300	21,000
諸経費	式	–	45,000
		小計	546,500
		消費税(10%)	54,650
		合計金額	約60.1万円

※上記はあくまでモデルケースです。

一般的なシリコン塗装（40～60万円）やガイナ（60～85万円）と比較すると、ガイナと同等か、それ以上の価格帯になることが多いです。

5. キルコ塗装で後悔しないためのデメリットと注意点

多機能で魅力的なキルコですが、導入前に知っておくべき点もあります。

1. 費用が非常に高価
   シリコン塗料の約2倍、ガイナと同等以上の価格は、最大のネックと言えるでしょう。長期的な光熱費削減やメンテナンスコスト削減効果と、初期投資のバランスを慎重に検討する必要があります。
   
2. 仕上がりが「ゴテッ」とした厚塗り感になる
   5回塗りによる厚い塗膜は、性能面ではメリットですが、見た目としては少し「厚ぼったい」「ゴテッとした」印象になることがあります。スッキリとしたシャープな外観を好む方には、イメージと異なる可能性があります。
   
3. 実績のある施工店が少ない
   キルコは比較的新しい塗料であり、その性能を100%引き出すためには、メーカーの定める5回塗りの工程を正確に施工できる、専門的な知識と技術が必要です。施工実績が豊富な業者はまだ限られているため、業者選びが非常に重要になります。

6. まとめ：キルコは「防水」と「断熱」を両立する未来の塗料

断熱塗料「キルコ」は、夏の暑さ・冬の寒さ対策はもちろんのこと、驚異的な伸縮性で建物を「水」から守るという、他にない強力な付加価値を持ったハイブリッド塗料です。

• 「遮熱＋断熱」のW効果で一年中快適＆省エネ。
• 最大の強みは「伸縮率200%」の防水性能とひび割れへの強さ。
• ライバル「ガイナ」とは得意分野が異なる。「防水のキルコ」「断熱のガイナ」。
• 費用は高価だが、耐用年数15年以上で長期的なメリットも。
• 成功のカギは、5回塗りを正確に施工できる「実績豊富な業者選び」。

初期費用は高くなりますが、断熱による快適性・省エネ効果に加え、雨漏りという最大のリスクから建物を守れる安心感は、大きな投資価値があると言えるでしょう。
まずは、キルコの施工実績がある専門業者に相談し、あなたの家の状態に最適な提案を受けてみてはいかがでしょうか。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

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【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です！」（50代・女性）
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」（40代・女性）

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