HOME » 外装関連工事・リフォーム » ベランダ塗装で美観と防水性UP!DIYと業者依頼の費用・方法・時期・塗料選びのポイントを徹底解説
ベランダ床

「新築から一度もベランダのメンテナンスをしていない…」
「最近、バルコニーの見た目が古びてきた気がする…」

マイホームのベランダやバルコニー、実は紫外線や雨風に常にさらされ、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。色あせや細かなひび割れ、塗装の剥がれなど、見て見ぬふりをしていると、雨漏りなど大きなトラブルにつながることも。

かといって、いきなり専門業者に頼むのは費用も心配だし、ちょっとハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

「自分でベランダ塗装ってできるの?」
「もしDIYするなら、どこまでが限界?」
「業者に頼むとしたら、費用はどれくらい?」

この記事では、そんなベランダ塗装に関する疑問やお悩みをスッキリ解決します!DIYで対応できる範囲から、プロに任せるべきケース、気になる費用相場、具体的な塗装方法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説。

ご自宅のベランダが新たな輝きを取り戻し、お家全体の寿命を延ばすための一歩を、この記事から踏み出しましょう。

目次

1. まずは知っておこう!ベランダ塗装の目的とは?

ベランダ塗装と聞くと、単に「見た目をキレイにするため」と思いがちですが、実はそれ以外にも重要な目的があります。

  • 美観の維持
    やはり一番わかりやすいのは、見た目の改善です。色あせたベランダが塗り替えによって美しく生まれ変われば、お住まい全体の印象もぐっと良くなります。
  • 防水性の確保
    ベランダは雨水が直接当たる場所。塗装には、コンクリートや下地材への水の浸透を防ぐ「防水」という非常に大切な役割があります。塗装が劣化すると防水性が低下し、雨漏りの原因になったり、建物の構造材を傷めたりする可能性があります。
  • 耐久性の向上
    塗装は、紫外線や雨風、温度変化などからベランダの表面を保護し、劣化の進行を遅らせる役割も担っています。これにより、ベランダ自体の寿命を延ばすことにつながります。
  • 防滑性の確保
    特に床面に塗る塗料には、滑りにくくする「防滑性」が求められることがあります。雨の日や、小さなお子様、ご高齢の方がいるご家庭では特に重要なポイントです。

これらの目的を理解することで、適切な時期に適切な方法でメンテナンスを行う意識が高まります。

2. ベランダ塗装、DIYでできる?どこまでが限界?

FRP防水

「費用を抑えたいから、自分で塗装したい!」と考える方も多いでしょう。結論から言うと、ベランダ塗装はDIY可能な部分と、専門業者に任せるべき部分があります。

一般的に、DIYで対応できるのは「トップコート」の塗り替えまでと考えましょう。

ベランダの床面は、多くの場合、以下のような層構造になっています。

DIYの可否説明
トップコート層可能一番上の保護塗装。紫外線や摩耗から防水層を守る。一般的に入手可能な塗料でDIY可能。
防水層困難トップコートの下にあり、水の浸入を根本的に防ぐ層。FRP防水、ウレタン防水などがあり、専門的な知識・技術・材料が必要。
下地不可ベランダの構造体そのもの。この部分の補修や大規模な改修は完全に専門業者の領域。

【ポイント1】トップコートの塗り直しならDIYで対応可能

トップコートは、ベランダ床の表面を覆っている保護塗料で、通常は灰色や緑色などをしています。この部分の経年劣化(色あせ、軽いチョーキングなど)に対する塗り替えであれば、ホームセンターなどで塗料や道具を揃えてDIYで行うことが可能です。
ただし、塗装作業には養生や下地処理、均一な塗布など、ある程度の知識と技術が必要です。DIY初心者の方は、事前にしっかりと情報収集をしてから挑戦しましょう。

【ポイント2】トップコート下の「防水層」の施工はDIY困難

トップコートの下には、建物を雨水から守るための非常に重要な「防水層」があります。代表的なものにFRP防水(ガラス繊維強化プラスチックを使った防水)やウレタン防水(液体状のウレタン樹脂を塗って防水膜を作る)などがあります。
この防水層が劣化したり破損したりすると、雨漏りに直結します。防水層の補修や再施工は、専門的な知識や技術、そして専用の材料が必要となり、一般の方がDIYで行うのは非常に困難です。FRP防水の材料などは一般には入手しにくい場合もあります。

【ポイント3】「下地」の補修や塗装は完全に業者案件

さらにその下にあるベランダの構造部分(コンクリートなど)の補修が必要な場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。下地の状態はベランダの寿命を大きく左右するため、誤った施工はかえって状況を悪化させる可能性があります。

3. DIYでベランダ塗装を行うメリット・デメリット

ベランダ床

自分でベランダ塗装(トップコートの塗り替え)を行う場合の良い点と注意点を整理しておきましょう。

DIYのメリット

  • 費用を大幅に抑えられる
    最大のメリットはやはりコストです。業者に依頼する場合にかかる人件費や諸経費がかからないため、材料費と道具代だけで済みます。

DIYのデメリット

  • 専門的な知識や技術、経験が必要
    DIY可能なトップコートの塗り替えであっても、適切な下地処理(清掃、古い塗膜の除去、ひび割れ補修など)、養生作業、塗料の選定、均一な塗布、適切な乾燥時間の確保など、多くの工程で知識や技術が求められます。仕上がりの美しさや耐久性に大きく影響します。
  • 時間と手間、体力が必要
    下準備から塗装、乾燥まで、数日かかることもあります。特に広範囲の塗装や、劣化が進んでいる場合は、かなりの時間と労力が必要です。
  • 失敗のリスクと自己責任
    万が一、塗装に失敗してムラができたり、早期に剥がれたりしても、全て自己責任となります。かえって状態を悪化させ、結局業者に頼むことになり、余計な費用がかかるケースも。
  • 完全乾燥まで数日かかることも
    塗装の種類や天候にもよりますが、完全に乾燥するまではベランダの使用が制限されます。特に梅雨時期や冬場は乾燥に時間がかかるため注意が必要です。

4. こんな症状が出たら要注意!劣化症状と対処法

ベランダ 塗装

ベランダに以下のような症状が見られたら、塗装やメンテナンスを検討するサインです。DIYで対応できるか、業者に依頼すべきかの目安も合わせて解説します。

症状状態対処法の目安
トップコートの退色・色あせ表面の色が変わってきた、ツヤがなくなってきた。ひび割れや剥がれはほぼない。【DIY可能】 トップコートの塗り替えで対応可能。比較的軽微な劣化。
チョーキング現象 (手で触ると白い粉が付く)塗膜が劣化し、粉状になっている。【DIY可能】 高圧洗浄などで粉を落とし、トップコートを塗り替える。
トップコートの細かいひび割れ(ヘアークラック)髪の毛程度の細いひび割れ。防水層までは達していないことが多い。【DIY可能だがやや難易度高】 ひび割れ部分を適切に処理(シーラー充填など)した後、トップコートを塗り替える。状態によっては業者相談も検討。
トップコートの剥がれ・浮き塗装が部分的に剥がれている、または浮いて膨らんでいる。防水層が露出していなければDIYも可能。【DIY可能だが難易度高~業者へ依頼】 剥がれや浮きの範囲、深さによる。防水層が露出している、広範囲の場合は業者へ。
防水層のひび割れ・破れ・膨れトップコートの下の防水層に亀裂や破れが見える、防水層が浮いて膨れている。【業者へ依頼】 防水機能が低下している可能性大。専門業者による防水層からの補修・再施工が必要。
床に水たまりができやすい排水がうまくいかず、雨後に水が残る。【業者へ依頼】 排水溝の詰まりだけでなく、床の勾配不良や防水層の不具合の可能性も。専門業者に原因調査と適切な処置を依頼。
雨漏りが発生しているベランダ直下の部屋の天井や壁にシミがある、水が垂れてくる。【業者へ依頼(急ぎ)】 雨漏りは建物全体に深刻なダメージを与えるため、早急に専門業者に調査と修理を依頼。

特に注意すべきは「防水層の劣化」と「雨漏り」です。 これらはDIYでの対応は困難であり、放置すると建物の寿命を縮めることにもなりかねません。早めに専門業者に相談しましょう。

5. ベランダ塗装の塗料選びは慎重に

ペンキ 塗装

DIYでトップコートを塗装する場合、どの塗料を選ぶかが重要です。また、ベランダと一口に言っても、「床の防水塗装」と「手すりや壁の外壁部分の塗装」では使う塗料や目的が異なります。

床の防水塗装に使われる塗料(トップコート)

ベランダ床のトップコートを選ぶ際は、現在の防水層の種類に適合したものを選ぶことが最も重要です。適合しない塗料を使用すると、密着不良を起こしたり、早期に劣化したりする可能性があります。

  • FRP防水用トップコート
    FRP防水が施されているベランダのトップコートの塗り替えに使用します。耐薬品性や耐摩耗性に優れているものが多いです。
    (例:ホートク イソ系FRP防水用トップコートなど)
  • ウレタン防水用トップコート
    ウレタン防水が施されているベランダのトップコートに使用します。既存のウレタン防水層を保護します。
  • シート防水用トップコート
    シート防水の上に塗装する場合、シートの種類(塩ビシート、ゴムシートなど)によっては専用のプライマー(下塗り材)が必要になることがあります。
    (例:アサヒペン 水性屋上防水遮熱塗料
    ※ゴムシート防水面には専用シーラーが必要な場合あり)

ご自宅のベランダの防水層の種類が分からない場合は、無理にDIYせず、業者に確認してもらうのが安全です。

(参考)ベランダの外壁部分や手すりの塗料

ベランダの壁や手すり部分は、外壁塗装と同様の塗料が使われることが一般的です。

  • ウレタン塗料: 比較的安価で、密着性に優れます。耐用年数は7~10年程度。
  • シリコン塗料: コストパフォーマンスに優れ、耐候性、耐久性が高い。耐用年数は10~15年程度。
  • フッ素塗料: 耐久性が非常に高く、長期間美観を保ちます。価格は高め。耐用年数は15~20年程度。
  • ラジカル塗料: 比較的新しい塗料で、シリコン塗料と同等以上の耐久性を持ちながら、コストを抑えられる場合があります。

6. DIYでベランダ塗装(トップコート)を行う方法・手順

ベランダ 塗装

ここでは、DIYでベランダのトップコートを塗り替える際の基本的な流れとポイントをご紹介します。実際に作業する際は、使用する塗料の取扱説明書を必ずよく読んでください。

【ステップ1】必要なものを準備する

ローラー DIY
刷毛 ハケ DIY
  • 塗料: ベランダの防水層に適したトップコート塗料
  • 塗装用具:
    • ローラー(短毛・中毛など、塗る場所によって使い分ける)
    • ローラーバケツ、内容器
    • ハケ(細かい部分、隅などに使用)
    • 塗料を攪拌する棒
  • 下地処理用具:
    • 高圧洗浄機またはデッキブラシ、タワシ
    • 中性洗剤(油汚れがひどい場合)
    • スクレーパー(ケレン棒、皮スキとも。古い塗膜や汚れを剥がす)
    • ほうき、ちりとり、雑巾
    • サンドペーパー(塗膜の密着を良くするため表面を荒らす場合)
  • 養生用具:
    • マスキングテープ
    • マスカー(テープとビニールシートが一体化したもの)
    • 養生用ビニールシート(大きめのもの)
    • 新聞紙
  • その他:
    • 軍手、ゴム手袋
    • 保護メガネ、マスク
    • 汚れてもよい服装、帽子
    • 脚立(必要な場合)

【ステップ2】塗装前の下準備(非常に重要!)

塗装の仕上がりと耐久性は、この下準備で決まると言っても過言ではありません。

  1. 片付け・清掃
    ベランダに置いてあるものを全て移動させます。その後、ほうきで大きなゴミやホコリを取り除き、高圧洗浄機またはデッキブラシと水を使って、床全体の汚れ、コケ、カビなどを徹底的に洗い流します。油汚れがある場合は中性洗剤を使用し、よくすすぎます。
    ※洗浄後、床面を十分に乾燥させます(通常1日以上)。
  2. 古い塗膜の除去・ケレン作業
    剥がれかかっている古い塗膜や浮いている部分は、スクレーパーを使って丁寧に取り除きます。密着の悪い塗膜を残したまま塗装すると、新しい塗料ごと剥がれてしまう原因になります。
  3. ひび割れ補修(必要な場合)
    細かいひび割れがある場合は、シーリング材や専用の補修材で埋めます。
  4. 養生
    塗料が付いてはいけない場所(サッシ、壁、排水口、室外機など)をマスキングテープやマスカー、ビニールシートでしっかりと覆います。この作業を丁寧に行うことで、仕上がりが格段にキレイになります。特にエアコンの室外機は広範囲を覆う必要があります。

【ステップ3】塗装作業

ベランダ 塗装

天候の良い日(晴れていて風の弱い日、湿度が低い日)を選んで作業しましょう。雨の日や湿度の高い日は避け、気温が5℃以下または35℃以上になる場合も塗装には不向きです。

  1. 塗料の準備
    使用するトップコート塗料を、缶に記載されている指示に従ってよく攪拌します。
  2. プライマー塗布(必要な場合)
    下地の状態や使用するトップコートの種類によっては、プライマー(下塗り材)の塗布が必要な場合があります。プライマーは、下地とトップコートの密着性を高める役割があります。塗料の説明書を確認し、必要であれば指示通りに塗布し、乾燥させます。
  3. トップコート塗装
    一般的には、以下の順序で塗ると効率的です。
    • 立ち上がり部分(壁際など): まずハケや細いローラーで塗ります。
    • 排水溝周り: 同様にハケなどで丁寧に塗ります。
    • 平場(床面): ローラーを使って、奥から手前に、塗り残しやムラがないように均一に塗っていきます。
      製品によっては2度塗りが必要な場合もあります。その際は、1回目の塗装が十分に乾燥してから2回目を塗ります。
      ※立ち上がり部分の塗装が終わったら、壁面の養生を先に剥がすと、塗料が乾燥して養生テープと一緒に剥がれてしまうのを防げます。

【ステップ4】仕上げと乾燥

  1. 養生の除去
    塗料が完全に乾く前に、マスキングテープなどをゆっくりと剥がします。乾きすぎるとテープと一緒に塗膜が剥がれることがあるので注意が必要です。
  2. 乾燥
    塗装後は、塗料が完全に乾燥するまで十分に時間を置きます。乾燥時間は、塗料の種類、気温、湿度、塗り厚によって異なりますが、一般的に人が歩けるようになるまで最低24時間、完全に硬化するまでは数日かかることが多いです。この間はベランダへの立ち入りを避け、雨に濡れないように注意しましょう。

7. ベランダ塗装の費用相場

ベランダ塗装にかかる費用は、DIYで行うか業者に依頼するか、また塗装する範囲や内容によって大きく変わります。

DIYでベランダ塗装(トップコート)を行う場合の費用

主に材料費と道具代です。

必要なもの費用(概算)備考
トップコート塗料3,000円~10,000円程度/缶ベランダの広さ、塗料の種類や性能によって変動。10㎡程度のベランダで1~2缶程度が目安。
塗装道具2,000円~5,000円程度ローラー、ハケ、バケツ、養生テープ、マスカーなど一式。
合計(目安)5,000円~15,000円程度から広さや選ぶ材料により変動。高圧洗浄機をレンタルする場合は別途費用。

業者にベランダ塗装を依頼する場合の費用相場

業者に依頼する場合、施工面積や工事内容、使用する材料、業者の設定する単価によって費用が異なります。以下はあくまで目安として参考にしてください。

  • トップコートのみの塗り替え
    • ウレタン系トップコート:約2,000円~3,500円/㎡
    • FRP系トップコート:約2,500円~4,000円/㎡
    • 一般的なベランダ(例:4㎡)の場合、約8,000円~16,000円に加え、諸経費(養生費、廃材処理費など)がかかることがあります。トータルで2万円~5万円程度が目安となることが多いです。
  • 防水層からの施工(FRP防水やウレタン防水を新たに行う場合)
    防水層が劣化しており、下地処理から防水層の形成、トップコート塗装まで行う場合は、費用が大きく上がります。
    • ウレタン防水(密着工法):約4,000円~7,000円/㎡
    • FRP防水:約5,000円~8,000円/㎡
    • 一般的なベランダ(例:10㎡)の場合、約4万円~8万円に加え、高圧洗浄費、下地調整費、諸経費などがかかります。トータルで7万円~15万円程度が目安となることが多いですが、劣化状況によりさらに高くなることもあります。

業者に頼んでトップコートから防水層までしっかり施工してもらうのも賢い選択

見た目では「トップコートの塗り替えだけで大丈夫そう」と感じても、実は見えない部分で防水層がダメージを受けていたり、さらにその下のベランダ下地にまで損傷が及んでいたりするケースも少なくありません。
特に、

  • これまで一度もベランダのメンテナンスをしたことがない
  • DIYでの作業に少しでも不安がある
  • 築年数が古い
    といった場合は、一度専門業者にベランダの状態を診断してもらい、必要な施工内容を確認することをおすすめします。初期費用はかかりますが、適切なメンテナンスを行うことで将来的な大規模修繕を防ぎ、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れる選択となるでしょう。

8. ベランダ塗装を業者に依頼する際のポイント

ベランダ 塗装

DIYに自信がない、時間がない、または防水層からの補修が必要な場合は、専門業者に依頼するのが賢明です。信頼できる業者を選ぶために、以下の点に注意しましょう。

  • 防水工事の実績が豊富か
    ベランダ塗装、特に防水工事は専門的な技術が必要です。ホームページなどで施工事例を確認し、防水工事の実績が豊富な業者を選びましょう。
  • 床の防水塗装と外壁塗装は専門分野が異なる場合があることを理解する
    外壁塗装業者がベランダの防水工事も請け負うことはありますが、防水専門の職人がいるか、または防水工事を専門とする協力会社に依頼しているかなどを確認すると良いでしょう。
  • 見積もり内容は詳細か
    「一式いくら」といった大雑把な見積もりではなく、工事内容(下地処理、材料名、工程など)や単価、数量が明記されているか確認しましょう。複数の業者から相見積もりを取るのがおすすめです。
  • 保証やアフターケアの有無
    施工後の保証期間や、万が一不具合が出た場合のアフターケアについて確認しておきましょう。
  • 担当者の説明は丁寧で分かりやすいか
    疑問点や不安なことに対して、専門用語を多用せず、素人にも分かりやすく説明してくれるかどうかも重要なポイントです。
  • 悪徳業者に注意
    訪問販売で強引に契約を迫ったり、大幅な値引きを提示してきたりする業者には注意が必要です。口コミや評判も参考にしましょう。

9. ベランダ塗装の適切なタイミング

陸屋根 防水

ベランダ塗装を検討すべきタイミングは、お住まいの状況やベランダの使用環境によって異なりますが、一般的な目安があります。

  • 新築・前回の塗装から5~7年経過(トップコートの塗り替え目安)
    トップコートは紫外線や雨風の影響で劣化しやすいため、一般的に5年~7年に一度の塗り替えが推奨されています。これにより防水層を保護し、長持ちさせることができます。
  • 新築・前回の防水工事から10~15年経過(防水層のメンテナンス目安)
    FRP防水やウレタン防水の耐用年数は、一般的に10年~15年程度と言われています(種類や施工品質による)。この時期になったら、防水層の状態を専門業者に点検してもらい、必要であれば防水工事を検討しましょう。
  • 具体的な劣化症状が見られた時
    「4. こんな症状が出たら要注意!劣化症状と対処法」で挙げたような、ひび割れ、剥がれ、膨れ、水たまり、雨漏りなどの症状が見られた場合は、上記の年数に関わらず、早急に点検・メンテナンスが必要です。

10. 塗装後のメンテナンスも重要

ベランダ 雨漏り

ベランダ塗装が完了した後も、その効果を長持ちさせるためには定期的なセルフチェックとメンテナンスが大切です。

  • 定期的な清掃
    落ち葉やゴミが排水口に詰まると水はけが悪くなり、防水層の劣化を早める原因になります。こまめに掃除をしましょう。
  • 水たまりのチェック
    雨上がりに水たまりができていないか確認しましょう。長期間水が溜まった状態は塗膜に良くありません。
  • ひび割れや剥がれの早期発見
    定期的に床面をチェックし、小さなひび割れや剥がれがないか確認します。早期に発見できれば、簡単な補修で済むこともあります。
  • 重いものや鋭利なものを直接置かない
    プランターなどを直接置くと、その部分の通気性が悪くなり、塗膜が傷みやすくなります。すのこを敷くなどの工夫をしましょう。また、鋭利なもので傷つけないように注意が必要です。

これらの簡単なメンテナンスを心がけることで、ベランダの美観と機能を長く保つことができます。

11. まとめ

ベランダ塗装は、見た目を美しくするだけでなく、雨漏りを防ぎ、お住まい全体の耐久性を維持するために非常に重要なメンテナンスです。

  • DIYで対応できるのは、基本的に「トップコート」の塗り替えまで。
  • 防水層の補修や雨漏りが発生している場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
  • DIYは費用を抑えられるメリットがありますが、知識・技術・時間・手間が必要です。
  • 塗料選びは、現在の防水層に適合したものを選ぶことが大切です。
  • 塗装のタイミングは、経年だけでなく、劣化症状の有無も重要な判断基準です。
  • 業者に依頼する場合は、実績や見積もり内容、保証などをしっかり確認しましょう。

この記事で解説したポイントを参考に、ご自宅のベランダの状態を一度チェックしてみてください。適切な時期に適切なメンテナンスを行うことで、ベランダを長持ちさせ、快適な住環境を維持しましょう。もしDIYに不安を感じたり、判断に迷ったりした場合は、無理をせず専門業者に相談することをおすすめします。

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