金属屋根の定番中の定番といえば、トタン屋根です。
トタンは、鉄の鋼板に亜鉛メッキを施した屋根のことです。

また、ガルバリウム鋼板にも亜鉛が使用されています。そこで、トタン屋根とガルバリウム鋼板の2つの金属屋根の特長やメンテナンス方法の違いなどについて解説します。

トタン屋根とガルバリウム鋼板の特長と違い

トタン屋根

金属屋根といえば、少し前まではトタン屋根が主流でした。

トタン屋根のトタンは、鉄の鋼板に亜鉛をメッキして製造されています。軽量で値段も安いことから一般に普及しています。約40センチ間隔で瓦棒が設置されており、釘で固定されています。

今では、トタンよりもガルバリウム鋼板のほうが性能がよくなっており、価格も下がっていることからトタン屋根は使用されなくなってきています。多くは、工場や倉庫などで使用されています。
耐用年数は、10~15年です。

ガルバリウム鋼板屋根

現在主流となっている屋根材で、リフォームでもよく使用されています。

ガルバリウム鋼板には、アルミニウム、シリコンの他、亜鉛も含まれている、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。
同じ鋼板に亜鉛以外にもアルミやシリコン合金を施し、トタン以上の長寿命を実現しました。

軽量で安価であることから、スレートやコロニアルからの葺き替えやカバー工法としてもよく使われています。アルミニウム鋼板は、しっかりとメンテナンスを行えば、耐用年数も30年以上に延びます。

現在はガルバリウム鋼板が主流

錆びに強いガルバリウム鋼板は、トタンのような亜鉛メッキ鋼板よりも高い防錆性を誇ります。

亜鉛が鉄に対して働く犠牲防錆作用やもともと錆びに強いアルミニウムが持つ、耐食性、熱反射性、加工性、耐熱性なども長寿命に働いています。

ガルバリウム鋼板は、瓦のようなデザインも可能で、加工がしやすい材料です。

メンテナンスは不要ですが、塗装している場合は、塗料の耐用年数に応じた再塗装メンテナンスを行う必要があります。

それぞれの金属屋根のメンテナンス方法について

トタン屋根のメンテンナンス

トタン屋根の耐用年数は、10~15年ですので、耐用年数を経過すると、必ず劣化症状が見られます。

例えば、塗装の膨れや剥がれ、塗膜の劣化、カビ・苔の発生、錆びの発生です。

塗料の耐用年数に応じて塗り替えメンテナンスを行いますが、著しく劣化した後は、ガルバリウム鋼板屋根などに、葺き替えや重ね葺き(カバー工法)が行われます。

塗装費用は35~50万円、葺き替えは90~160万円、カバー工法は70~120万円が工事相場です。

ガルバリウム鋼板屋根

屋根材は、30年以上の耐久年数がありますが、下地が傷み、腐食することがありますので、10年を目安に点検や修理、メンテナンスを行います。

塗装する場合は、使用している塗料の耐用年数に応じた塗装メンテナンスを行います。

寿命を過ぎた屋根材は、同じガルバリウム鋼板屋根に葺き替えしたほうがいいでしょう。

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