HOME » 屋根修理を依頼する前に » 屋根修理と火災保険 » 【絶対騙されないで】火災保険を使った屋根修理の詐欺手口|甘い言葉の裏側と身を守る全知識
屋根工事 業者

「火災保険を使えば、自己負担0円で屋根を修理できますよ」
「台風の被害が、お宅の屋根にも出ているようです。無料で点検します」

ある日突然、あなたの家にこんな言葉を携えた業者が訪ねてきたら…?
それは、あなたの善意と不安につけ込む「火災保険を使った屋根修理詐欺」の始まりかもしれません。

近年、自然災害の増加に伴い、火災保険を悪用した悪質なリフォーム業者が急増。国民生活センターへの相談件数も、この10年で30倍以上に膨れ上がっています。

「自分は大丈夫」と思っていても、その手口は年々巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。

この記事では、

  • 詐欺業者が使う、典型的なセールストークと巧妙な手口
  • 実際にあった、恐ろしいトラブル事例
  • 「経年劣化」と「災害被害」の境界線を悪用する手口とは?
  • 悪質業者を100%見抜くためのチェックリスト

など、火災保険を使った屋根修理詐欺から、あなたの大切な財産と平穏な暮らしを守るための全知識を、分かりやすく徹底解説します。

なぜ詐欺業者は「火災保険」を口にするのか?

悪徳業者 ポイント

詐欺業者が「火災保険」をキーワードにするのには、明確な理由があります。

  1. 契約のハードルが下がるから
    「無料」「自己負担0円」という言葉は、誰にとっても魅力的です。「お金がかからないなら…」と、多くの人が話を聞いてしまい、契約への心理的なハードルが一気に下がります。
  2. 火災保険の補償範囲が知られていないから
    火災保険が、火事だけでなく台風などの「風災」による被害も補償することを知らない人が多い、という点につけ込んでいます。業者から初めて教えられ、「そんな便利なものがあるのか!」と信じ込んでしまうのです。
  3. 屋根は、住人が直接確認できないから
    屋根は、住人が自分で状態を確認するのが難しい場所です。業者が「屋根が大変なことになっていますよ」と写真を見せても、それが本当なのか、いつの被害なのかを判断するのは困難。業者の言うことを信じるしかなくなってしまいます。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【これが手口だ!】屋根修理詐欺の典型的なシナリオ

雨漏り修理

悪質業者は、おおよそ決まったシナリオであなたを罠にかけようとします。この流れを知っておくだけで、冷静に対処できるようになります。

ステップ詐欺業者の行動・セリフあなたが陥る心理
① 接近「近所で工事をしていまして、お宅の屋根の板金が浮いているのが見えました」と突然訪問してくる。「親切な人だな」「もしかして、うちも危ない?」と不安になる。
② 不安を煽る「無料で点検しますよ」と屋根に上がり、「このままでは雨漏りしますよ」と大げさに報告。ひどい場合は、わざと屋根を壊して写真を撮ることも。「大変だ!早く直さないと」と焦りを感じる。
③ 甘い言葉「でも大丈夫。火災保険を使えば自己負担0円で直せます」「保険申請は面倒なので私たちが代行します」と契約を迫る。「お金がかからないならラッキーだ」「面倒な手続きもやってくれるなんて助かる」と油断する。
④ 契約・トラブル高額な工事契約や、保険金の30~40%もの手数料がかかる「申請サポート契約」を結ばせる。保険金が下りなかったり、下りても手数料で修理費が足りなくなったり、高額なキャンセル料を請求されたりする。

実際にあった!国民生活センターに寄せられた相談事例

  • 事例1:高額なキャンセル料を請求された
    「保険金で修理できる」と言われ契約したが、保険金が想定より少額だったため工事をキャンセル。すると「受け取った保険金の40%を違約金として支払え」と高額な請求をされた。
  • 事例2:手数料だけ取られて工事されない
    保険金が下りたので、言われた通りに手数料を支払った。しかし、その後業者が工事に来なくなり、連絡もつかなくなってしまった。
  • 事例3:嘘の理由で申請させられそうになった
    どう見ても経年劣化なのに、「前の台風が原因だったことにすれば保険金がおりますよ」と、嘘の理由で保険申請するようそそのかされた

【警告】
もし業者の言う通りに嘘の申請をしてしまうと、あなた自身が「詐欺罪」に問われる可能性があります。知らない間に犯罪の片棒を担がされることのないよう、絶対に不正請求に応じてはいけません。

詐欺業者が悪用する「経年劣化」と「災害」の境界線

詐欺業者が最も巧みに利用するのが、「経年劣化」と「災害による被害」の判断が難しいという点です。

火災保険の原則

  • 〇 補償される:台風、強風、大雪、雹(ひょう)などの自然災害によって、突発的に発生した損害。
  • × 補償されない:長年の使用による経年劣化(サビ、コケ、色褪せ、塗膜の剥がれなど)。

悪質業者は、明らかな経年劣化を「〇年前の台風のせいだ」とこじつけ、保険金を不正に請求させようとします。しかし、保険会社はプロです。過去の気象データや、被害の状況(傷の付き方など)から、その原因が災害によるものか経年劣化によるものかを厳しく判断します。

安易に「大丈夫」という業者の言葉を信じるのは非常に危険です。

【自己防衛マニュアル】悪質業者を100%見抜く7つのチェックリスト

怪しい業者が来ても、以下のチェックリストで冷静に見極めましょう。一つでも当てはまったら、契約は絶対にNGです。

  1. 突然訪問してきて、その場で契約を急かすか?
  2. 「火災保険を使えば無料(自己負担0円)」という言葉を強調するか?
  3. 保険金の申請代行や、高額な申請サポート手数料を要求してくるか?
  4. 契約書の内容を詳しく説明せず、サインを急がせるか?
  5. 「今契約しないと大変なことになる」など、過度に不安を煽るか?
  6. 名刺を渡さなかったり、会社の所在地が曖昧だったりするか?
  7. あなたが断っても、しつこく居座り続けるか?

もし怪しい業者と接触してしまったら?正しい対処法

電話 困った
  1. その場で絶対に契約しない!
    「家族と相談してから決めます」「他の業者さんにも見てもらう予定です」と伝え、毅然とした態度で帰ってもらいましょう。
  2. 保険会社・代理店に自分で連絡する
    業者の言うことを鵜呑みにせず、まずは契約している保険会社に直接連絡し、「こういう被害があるが、保険の対象になるか」と相談しましょう。
  3. 信頼できる地元の業者にセカンドオピニオンを依頼する
    必ず自分で探した、地域で長く営業している別の業者に屋根の状態を点検してもらい、本当に修理が必要か、費用はいくらかかるのかを確認しましょう。

万が一契約してしまっても、8日以内であればクーリング・オフが可能です。困った場合は、すぐに消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話して相談してください。

まとめ:甘い言葉の裏には必ず罠がある

今回は、急増する火災保険を使った屋根修理詐欺について、その手口と対策を詳しく解説しました。

  • 「無料で修理できる」という言葉は、詐欺を疑う最初のサイン。
  • 詐欺業者は、訪問→不安を煽る→甘い言葉→契約という巧妙なシナリオで近づいてくる。
  • 嘘の理由での保険金請求は、あなた自身が犯罪者になるリスクがある。
  • その場で契約せず、必ず保険会社と別の業者に相談することが最大の防衛策。

火災保険は、万が一の際にあなたの生活を支える非常に大切な制度です。その善意の制度を悪用する業者から身を守るためには、正しい知識を身につけ、「うまい話には裏がある」と常に冷静に判断することが何よりも重要です。この記事が、あなたを悪質な詐欺被害から守るための一助となれば幸いです。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

まずは概算金額を知りたい方へ

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