HOME » その他の工事 » 雨樋修理、雨樋工事 » 【雨どい修理の費用と方法】自分でできる?業者に頼む?原因と相場、火災保険の活用法まで完全ガイド

「台風が過ぎ去った後、庭に雨どいの破片が…どうしよう?」
「雨の日、バシャバシャとすごい音。よく見たら雨どいから水が滝のように溢れていた!」
「雨どいの修理って、自分でできるもの?それとも専門業者に頼むべき?費用は一体いくらかかるの?」

普段はその存在を意識することすらないけれど、実は家全体を雨水から守るために、昼夜を問わず働き続けている重要なパーツ、それが「雨どい」です。この縁の下の力持ちが壊れてしまうと、単に見た目が悪いだけでなく、外壁の汚損や腐食、基礎部分の劣化、さらには雨漏りを引き起こすなど、住まいの寿命を縮める深刻な事態に発展しかねません。

「でも、修理ってどこに頼めばいいの?」
「高額な請求をされないか不安…」

そんな雨どい修理に関するあらゆる疑問や不安を解消するため、この記事では、

  • 雨どいが壊れてしまう根本的な原因
  • DIYでできる修理と、プロに任せるべき修理の明確な線引き
  • 【新設】交換するならどれ?雨どいの素材別特徴と選び方
  • 症状別の詳細な修理費用相場
  • 修理費用を劇的に抑える3つの方法(火災保険の活用法も)
  • 後悔しない!信頼できる業者の見つけ方

まで、初心者の方にも分かりやすく、そしてどこよりも詳しく徹底的に解説していきます。

なぜ壊れる?雨どいの主な故障原因と日頃からできる対策

雨樋修理

まず、なぜ頑丈そうに見える雨どいが壊れてしまうのでしょうか。その原因を正しく知ることで、日頃からできる予防策も見えてきます。

トラブルの原因どんな症状?(見た目でチェック!)なぜ起こるの?(原因の解説)どうすればいい?(対策)
🍂 落ち葉・ゴミの詰まり💧 雨どいから水が溢れる
⚖️ 水の重みで歪んでいる
近くの木から落ち葉が入り、ヘドロ状になって排水口を塞いでしまいます。最も多い原因です!【自分でできる!】
定期的なお掃除(特に秋・梅雨前)。

【プロにお任せ!】
落ち葉除けネットの設置が効果的。
⌛ 経年劣化⚡️ プラスチックにひび割れ
☀️ 色あせや変形がある
紫外線や雨風に20年以上さらされ、素材が硬くもろくなった状態です。少しの衝撃で壊れやすくなります。【プロにお任せ!】
築20年を超えたら、部分補修より全体の交換がおすすめです。
🌀 自然災害(台風・雪)💨 強風で金具が外れた
❄️ 雪の重みで壊れた・落ちた
想定外の強風や大雪が、雨どいに大きな負荷をかけます。特に屋根から滑り落ちる雪は、雨どいを巻き込んで破壊します。【自分でできる!】
災害後は必ず目で見て点検を。
【プロにお任せ!】
雪国では雪止め金具が必須です。
🛠️ 施工不良・設計ミス📐 水が流れず溜まっている
🔗 継ぎ目がすぐ外れる
雨どいは、水が流れるようにわずかな傾斜(勾配)が必要です。この角度が間違っていると、水がうまく流れません。【プロに相談!】
修理後すぐに不具合が出たら、施工ミスの可能性大。保証期間内なら施工業者に連絡しましょう。

雨どい修理、自分でできる?プロに頼むべき?【安全第一の判断基準】

Stop!

「ちょっとした修理なら自分でやれば安く済むかも…」と考える方も多いでしょう。しかし、雨どい修理には高所作業が伴うため、軽率なDIYは大きな事故につながる危険性があります。DIYで対応できる範囲をしっかり見極めましょう。

自分でできる修理【地上から手が届く範囲の、ごく軽微な応急処置のみ】

脚立などを使わずに、地上から安全に手が届く範囲の、1〜2箇所の軽微な破損であれば、DIYでの「応急処置」も可能です。

  • 小さなひび割れ・穴:
    ホームセンターで手に入る雨どい用の補修テープや、防水性の高いコーキング(シーリング)剤で隙間を塞ぎます。補修前には、接着力を最大限に高めるために、必ず周辺の汚れや水分をきれいに拭き取ることが成功のポイントです。
  • 接続部分(継ぎ手)の小さな隙間や外れ:
    雨どい専用の接着剤で再接着します。これもあくまで一時的な処置と考え、近いうちに専門家に見てもらうことを前提としましょう。

プロに依頼すべき修理【DIY厳禁!高所作業・広範囲の破損】

以下の場合は、ご自身の安全と家の将来のために、迷わず専門業者に依頼してください。無理なDIYは、転落事故のリスクはもちろん、不適切な修理によってかえって被害を拡大させてしまう可能性があります。

  • 2階以上の高所での作業が少しでも必要な場合
  • 雨どいが大きく割れている、変形している、完全に外れてしまっている場合
  • 破損箇所が複数ある、または広範囲にわたっている場合
  • 経年劣化が明らかで、雨どい全体の耐久性が落ちていると思われる場合
  • 雨どいの傾斜(勾配)調整が必要な場合

交換するならどれ?雨どいの素材別特徴と選び方

雨どいを全体交換する場合、どの素材を選ぶかによって、価格、耐久性、そして家の外観が大きく変わります。代表的な素材の特徴を知り、ご自宅に最適なものを選びましょう。

素材の種類1mあたりの価格目安耐久年数メリットデメリット
塩化ビニル樹脂2,000~3,500円15~20年・最も安価で、施工しやすい
・軽量
・紫外線で劣化しやすく、硬化して割れやすい
・熱で変形することがある
ガルバリウム鋼板3,000~5,000円20~30年・サビに強く、耐久性が高い
・軽量で建物への負担が少ない
・モダンでシャープな外観
・塩化ビニルより高価
・傷がつくとそこからサビる可能性がある
8,000~15,000円60年以上・非常に頑丈で、圧倒的な耐久性を持つ
・経年で緑青(ろくしょう)が発生し、独特の風合いが増す
・非常に高価
・酸性雨に弱く、穴が開きやすい環境もある

選び方のポイント

  • コスト重視なら「塩化ビニル樹脂」:最も一般的な素材で、初期費用を抑えられます。
  • 耐久性とデザイン性のバランスなら「ガルバリウム鋼板」:近年の新築住宅で人気が高まっている、モダンで錆びにくい素材です。
  • 風格と超長期の耐久性を求めるなら「銅」:価格は高いですが、神社仏閣にも使われるほどの風格と耐久性を誇ります。

【症状別】雨どい修理の費用相場を徹底解説!

屋根工事 見積もり

専門業者に修理を依頼した場合、費用はいくらくらいかかるのでしょうか。工事内容別に、より詳細な費用相場を見ていきましょう。

修理内容費用の目安こんな時に行う工事
部分補修
(ひび割れ・穴埋め・継ぎ手接着など)
1万~5万円1〜2箇所の軽微な破損。足場が不要で、1時間程度の作業で終わる場合。
部分交換
(支持金具の交換・一部の雨どい交換)
3万~10万円一部の部材が破損・欠落している場合。高所作業車などを使うか、足場の有無で費用が大きく変動。
全体の交換(全交換)15万~70万円経年劣化で寿命(約20年)を迎えた場合や、広範囲に破損がある場合。工事費の大部分を足場代(15~20万円程度)が占める。
清掃
(詰まりの除去)
1万~3万円落ち葉やゴミ、ヘドロが詰まって水が溢れている場合。高圧洗浄などを行うことも。

※上記はあくまで一般的な目安です。雨どいの素材、総延長、建物の形状(2階建て、3階建てなど)によって費用は変動します。

雨どい修理の費用を賢く抑える3つの方法

高額になりがちな雨どい修理。少しでも費用を抑えるために、ぜひ知っておきたい3つの方法をご紹介します。

1. 火災保険の活用を検討する【自然災害が原因の場合】

台風、強風、突風、大雪、雹(ひょう)などの自然災害が原因で雨どいが破損したと証明できる場合は、ご加入の火災保険(風災・雪災補償)が適用される可能性があります。「経年劣化だろう」と自己判断で諦めずに、まずはご自身の保険証券を確認し、保険会社に連絡してみましょう。
※一般的に、損害額が20万円以上の場合に適用されることが多いですが、契約内容によります。

2. 相見積もりで「適正価格」と「信頼できる業者」を見極める

修理費用を抑えるための王道かつ最も効果的な方法が、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。1社だけの見積もりでは、その金額や工事内容が妥当なのか判断できません。必ず3社程度の専門業者に見積もりを依頼し、単純な総額だけでなく、各項目の単価や提案内容をしっかり比較検討しましょう。

3. 外壁・屋根塗装と同時に行い「足場代」を節約する

もし、近い将来に外壁や屋根の塗装リフォームを計画しているなら、そのタイミングで雨どいの修理・交換を行うのが最も経済的で効率的です。
なぜなら、塗装工事では必ず足場を設置するため、高額な足場代(15万~20万円程度)を一度の工事で共有できるからです。足場を組む工事を別々に行うと、その都度この費用が発生してしまい、大きな無駄となります。

どこに頼むのが正解?後悔しない雨どい修理業者の選び方

「いざ業者に頼もうと思っても、どこに連絡すればいいの?」雨どい修理を依頼できる業者はいくつかあり、それぞれに特徴があります。

依頼先メリットデメリット
雨どい修理専門店・板金業者・専門知識が豊富で、比較的安価
・対応がスピーディー
・信頼できる業者を自分で探す必要がある
地域の工務店・地域密着で、何かあった時に相談しやすい
・柔軟な対応が期待できる
・業者によって技術力や価格に差がある
ハウスメーカー・家を建てた会社なので絶対的な安心感
・建物の図面などがあり話が早い
・下請けに発注するため、中間マージンが発生し費用は割高
屋根・外壁塗装業者・塗装工事と同時に頼める
・足場代を節約できるメリットが大きい
・雨どい修理「だけ」の依頼は受けてくれない場合がある

おすすめの選び方

まずは、インターネット検索などで「雨どい修理専門店」や「地域の工務店」を2~3社探し、見積もりを依頼してみましょう。その上で、見積もりの内容の分かりやすさ、担当者の対応の丁寧さ、施工実績などを総合的に比較し、最も信頼できると感じた業者に依頼するのが、失敗しないための王道です。

「どこがいいのかわからない」「複数のHPを調べるのが面倒」という方はぜひ当社にご連絡ください。
お住まいの近くの優良工事店のみを厳選し、あなたの代わりに対応いたします。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

まとめ:雨どいの不具合は「家の悲鳴」。放置せず、早めの専門家診断を!

今回は、雨どい修理について、その原因から具体的な方法、費用、業者選びまでを網羅的に解説しました。

  • 雨どいの不具合は、ゴミの詰まりや経年劣化、自然災害が主な原因。日頃の点検が重要。
  • DIY修理は「地上から手が届く範囲の軽微な応急処置」にとどめ、高所作業は必ずプロに依頼する。
  • 修理費用は、部分補修なら数万円、足場が必要な全交換なら数十万円が相場。
  • 自然災害による破損は「火災保険」、他の工事との「同時施工」、そして「相見積もり」が費用を抑える3大ポイント。

雨どいの破損や詰まりは、単なる見た目の問題ではありません。大切な住まいが発する、劣化進行の重要なSOSサインです。そのサインを見逃し、放置してしまうと、後で何倍もの修理費用がかかる事態になりかねません。
異変に気づいたら、「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにせず、まずは信頼できる専門業者に相談し、適切な診断と修理を受けることを強くおすすめします。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

まずは概算金額を知りたい方へ

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