HOME » 台風・災害対策 » 【窓の台風対策】養生テープだけで大丈夫?割れないための最強対策と飛散防止の全知識を

「大型台風が来るけど、窓ガラスが割れないか心配…」
「養生テープを貼ればいいって聞くけど、本当に効果あるの?」

毎年やってくる台風シーズン。強風で何かが飛んできて、窓ガラスが粉々に…なんて事態は絶対に避けたいですよね。

窓ガラスが割れると、室内にガラス片が飛び散り非常に危険なだけでなく、吹き込んだ雨風で家の中が水浸しになったり、最悪の場合は屋根が吹き飛ぶ原因にさえなりかねません。

この記事では、そんな窓ガラスの台風対策について、

  • 窓ガラスが割れる「飛来物」と「風圧」のメカニズム
  • 【効果と限界】養生テープや段ボールを使った応急処置の正しいやり方
  • 【根本対策】シャッター後付けや防災ガラスへの交換リフォーム
  • 意外な盲点?サッシからの雨漏り対策

など、あなたと家族の安全を守るための「窓の台風対策」のすべてを、プロの視点から徹底的に解説します!

なぜ台風で窓は割れるのか?2つの破壊メカニズム

台風

台風で窓ガラスが割れる原因は、主に2つあります。

1. 圧倒的に多い「飛来物」による衝撃破壊

これが最も一般的で危険な原因です。強風で飛ばされた瓦、看板、植木鉢、物干し竿、さらには小石や木の枝などが窓に直撃し、ガラスを破壊します。風速30m/sの風で飛ぶ小石は、時速100km以上のスピードに達することもあり、その威力は想像を絶します。

2. 強力な「風圧」による破壊

非常にまれなケースですが、想定を超える猛烈な風が吹き付けると、その圧力でガラス自体が「たわみ」、限界を超えると割れてしまうことがあります。特に、面積の大きい窓ガラスほど中央部にかかる圧力が大きくなるため、リスクは高まります。

ガラスの種類耐えられる風圧の目安(90cm×90cmの場合)
単板ガラス(3mm厚)約160kgf/㎡(風速 約56m/s相当)
複層ペアガラス(3mm+3mm)約240kgf/㎡(風速 約69m/s相当)
防災安全合わせガラス約344kgf/㎡(風速 約83m/s相当)

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【応急処置編】台風直前!今すぐ自分でできる対策

台風が迫っている時に、まずやるべき応急処置をご紹介します。これらの対策は、ガラスが「割れるのを防ぐ」効果は限定的ですが、「万が一割れた際の被害を最小限に抑える」ために非常に重要です。

1. 養生テープで「飛散防止」

  • 目的:ガラスが割れた時に、破片が大きく飛び散るのを防ぐ。
  • 方法:室内側のガラス面に、養生テープ(なければ布ガムテープ)を「米印(*)」のように貼り、さらに格子状に貼って補強する。
  • 注意点ガラスの強度を上げる効果はほぼありません。あくまで飛散防止が目的です。

2. 段ボールで「衝撃緩和」と「飛散防止」

  • 目的:小さな飛来物の衝撃を和らげ、ガラスの飛散を防ぐ。
  • 方法:養生テープを貼った上から、窓を覆うように段ボールプラダン(プラスチック段ボール)を貼り付ける。
  • 注意点:屋外に貼ると雨でふやけたり、風で飛ばされたりして危険です。必ず室内側に貼りましょう。

3. カーテン・ブラインドを閉める

  • 目的:ガラス片や雨風が室内に侵入するのを最終防衛ラインで食い止める。
  • 方法:必ずカーテンやブラインドを閉めておく。

4. 家の周りの「飛ぶもの」を片付ける

窓の対策で最も重要なのが、飛来物の発生源をなくすことです。植木鉢、物干し竿、ゴミ箱、自転車などは、すべて家の中にしまいましょう。

【根本対策編】もう台風で悩まない!プロに頼む本格リフォーム

毎年の台風に怯える生活から解放されたいなら、窓そのものを強化するリフォームが最も確実な選択肢です。

対策の種類工事の内容費用の目安(掃き出し窓1箇所)防災効果
① シャッター・雨戸の後付け窓の外側に、防風・防犯性能の高いシャッターや雨戸を設置する。15万円~30万円◎(非常に高い)
② 防災安全合わせガラスへの交換2枚のガラスの間に強靭な中間膜を挟んだ、割れても貫通しにくい特殊なガラスに交換する。10万円~25万円〇(高い)
③ 飛散防止フィルムの施工プロ用の厚手で高性能なフィルムを、窓ガラス全面に貼り付ける。5万円~10万円△(飛散防止が主)
④ 面格子の設置トイレや浴室などの小窓に、防犯用の面格子を取り付ける。小さな飛来物対策にもなる。5万円~15万円△(限定的)

最強の対策は「シャッター・雨戸」

物理的に窓を覆ってしまうシャッターや雨戸が、飛来物対策としては最も効果的です。最近では、電動で開閉できるタイプや、デザイン性の高いものも増えています。リフォームで後付けすることも可能です。

コスパで選ぶなら「防災安全合わせガラス」

シャッターの設置が難しい場合や、外観を変えたくない場合は、ガラス自体を強化する「防災安全合わせガラス」への交換がおすすめです。車のフロントガラスのように、割れてもクモの巣状にひびが入るだけで、破片が飛び散ったり、穴が開いたりしにくいのが特徴です。

まとめ:応急処置と根本対策の組み合わせで、万全の備えを

今回は、大切な家と家族を守るための「窓の台風対策」について、その基本から本格的なリフォームまでを解説しました。

  • 窓が割れる原因のほとんどは「飛来物」。まずは家の周りの片付けを徹底する。
  • 養生テープや段ボールは「飛散防止」が目的。ガラスの強度を上げる効果は期待できない。
  • 最も確実な対策は、物理的に窓を守る「シャッター・雨戸」の後付けリフォーム。
  • 外観を変えずに強度を上げたいなら「防災安全合わせガラス」への交換が有効。

台風は、もはや「年に一度のイベント」ではなく、私たちの生活を脅かす「深刻な災害」です。

台風が近づいてから慌てて養生テープを買いに走るのではなく、平穏な時にこそ、ご自宅の窓の防災性能を見つめ直し、計画的に対策を進めることが何よりも重要です。この記事を参考に、応急処置と根本対策を賢く組み合わせ、次の台風を安心して迎えられる住まいを実現してください。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

まずは概算金額を知りたい方へ

クイック屋根工事では、【屋根工事価格シミュレーション】をご用意しています。
個人情報の記載は一切不要で、屋根の種類や平米数から概算費用を算出できます。
ぜひご活用ください。

まずは相談したい方へ

クイック屋根工事の電話、メール対応は工事のプロが行います。
「対応をメールのみにしてほしい」などのご要望にも臨機応変に対応いたします。
お気軽にご連絡ください。

まずは電話で無料相談
まずは電話で無料相談