「家のサイディング壁に、ひび割れや欠けを見つけてしまった…」
「このまま放置しても大丈夫?それともすぐに補修すべき?」
「修理っていくらかかるの?自分で直すことはできる?」
日本の戸建て住宅で最も普及している「サイディング外壁」。デザインも豊富で耐久性も高いですが、築10年も経つと、ひび割れ(クラック)、塗膜の剥がれ、目地の劣化など、様々な劣化症状が現れ始めます。
小さな傷だからと放置していると、そこから雨水が浸入し、雨漏りや建物の構造を腐らせるといった、取り返しのつかない事態に発展することも…。
この記事では、サイディング外壁の補修に特化して、
- 【症状別】放置は危険?補修が必要な劣化サインの見分け方
- DIYでできる補修と、プロに任せるべき補修の境界線
- ひび割れ・欠け・剥がれなど、症状別の補修方法と費用相場
- 補修で絶対に失敗しないための業者選びのポイント
などを、リフォーム初心者の方にも分かりやすく、豊富な写真と共に徹底解説します。この記事を読めば、あなたの家のサイディングの状態を正しく判断し、最適な補修方法と費用感が分かります。
1.【まずセルフチェック】補修が必要な7つの劣化サイン
お家の周りをぐるっと一周して、以下の症状が出ていないかチェックしてみましょう。これらは、サイディングがSOSを発している危険なサインです。
| 劣化症状 | 危険度 | 症状と原因 | 放置するとどうなる? |
|---|---|---|---|
| ① コーキングのひび割れ・肉痩せ | ★★★ | 紫外線で目地のゴムが劣化。雨漏りの最大の原因になる。 | 内部への雨水浸入、サイディングの反り |
| ② ひび割れ(クラック) | ★★★ | 建物の揺れや経年劣化。幅0.3mm以上は要注意。 | 内部への雨水浸入、凍害による爆裂 |
| ③ 塗膜の剥がれ・膨れ | ★★☆ | 塗膜の寿命、または下地への水分浸入が原因。 | 防水性が失われ、サイディング本体が劣化 |
| ④ サイディングの反り・浮き | ★★☆ | 水分の吸収と乾燥の繰り返しで変形。 | 隙間からの雨水浸入、強風による剥落 |
| ⑤ チョーキング(触ると白い粉が付く) | ★☆☆ | 塗膜が紫外線で劣化した初期サイン。防水性低下の始まり。 | 劣化が進行し、剥がれやひび割れに繋がる |
| ⑥ 欠け・穴 | ★☆☆ | 物が当たった衝撃など。小さいものは緊急性低い。 | 欠けた部分から吸水し、劣化が広がる |
| ⑦ コケ・カビの発生 | ★☆☆ | 塗膜の防水性が低下し、常に湿った状態になっている証拠。 | 美観を損ね、サイディングの劣化を早める |
特に危険度★★★の「コーキングの劣化」と「ひび割れ」は、雨漏りに直結する可能性が非常に高いため、発見したらすぐに専門家による診断をおすすめします。
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2. DIY vs 業者依頼|補修の境界線はどこ?
「少しの傷なら自分で直したい」と考える方も多いでしょう。どこまでがDIYで対応でき、どこからがプロに任せるべきなのでしょうか。
DIYで対応可能な補修
- ごく小さなひび割れ(ヘアークラック)
→ 補修方法: サイディング用の補修パテやコーキング材で埋める。 - 数センチ程度の小さな欠け
→ 補修方法: 専用のパテで成形し、タッチアップ塗装で色を合わせる。 - 軽微なコケや汚れ
→ 補修方法: 柔らかいブラシと中性洗剤で優しく洗浄する。
DIYの注意点
あくまで「応急処置」であり、プロの仕上がりや耐久性には及びません。また、2階以上の高所作業は転落の危険が伴うため、絶対にやめましょう。
プロに依頼すべき補修
- 幅0.3mm以上のひび割れ(構造クラック)
- サイディングの反り、浮き
- 広範囲の塗膜の剥がれ、チョーキング
- 目地コーキングの劣化
- 手のひらサイズ以上の大きな欠けや穴
- 雨漏りの兆候がある場合
これらの症状は、表面的な問題だけでなく、下地や防水シートにまで影響が及んでいる可能性があります。根本的な解決には専門的な知識と技術が必要不可欠です。
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3.【症状・工法別】サイディング補修の費用相場
プロに補修を依頼した場合、症状や工法によって費用は大きく異なります。
| 補修内容 | 工法 | 費用相場 | こんな場合におすすめ |
|---|---|---|---|
| コーキングの劣化 | シーリング打ち替え | 15万円 ~ 30万円(家全体) (900~1,500円/m) | 築10年以上経過し、コーキングにひび割れや痩せが見られる場合。 |
| ひび割れ・欠け・穴 | 部分補修(パテ埋めなど) | 3万円 ~ 10万円/箇所 | 劣化が局所的で、損傷範囲が狭い場合。 |
| 反り・浮き・大きな損傷 | 部分張り替え | 5万円 ~ 20万円/箇所 | 補修では対応できないほどサイディング本体が変形・破損している場合。 |
| 広範囲の劣化<br>(チョーキング、色あせ、多数のひび) | 全体塗装 | 70万円 ~ 120万円(30坪) | 美観を回復させ、防水性を全体的に高めたい場合。上記の補修と同時に行うのが一般的。 |
| 下地まで劣化が進行 | カバー工法(重ね張り) | 130万円 ~ 220万円(30坪) | 塗装では対応できないほど劣化が激しいが、下地はまだ健全な場合。 |
| 下地も腐食・雨漏り発生 | 全体張り替え | 150万円 ~ 300万円(30坪) | 最も深刻な状態。下地から根本的にやり直す必要がある場合。 |
【重要】補修は「塗装」とセットが基本
部分的な補修(パテ埋めや部分張り替え)を行うと、その部分だけ色や質感が変わってしまい、補修跡が非常に目立ちます。
そのため、美観を重視する場合、補修作業と外壁全体の塗装工事はセットで行うのが一般的です。これにより、補修跡を隠し、家全体をきれいに仕上げることができます。
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4. 失敗しない!サイディング補修の業者選び3つのポイント
サイディング補修の成功は、業者選びで9割決まると言っても過言ではありません。後悔しないために、以下の3つのポイントを必ずチェックしましょう。
- ポイント①:サイディングの知識と実績が豊富か
サイディングには窯業系、金属系など様々な種類があり、それぞれに適した補修方法や材料が異なります。塗装専門の会社よりも、サイディング工事の実績が豊富な「外装専門店」や「リフォーム会社」に相談する方が、より的確な診断と提案が期待できます。 - ポイント②:原因をしっかり調査・説明してくれるか
「ひび割れていますね、補修しましょう」とすぐに工事の話をする業者ではなく、「なぜこのひび割れが起きたのか」「放置するとどうなるのか」といった原因とリスクまで丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。原因を理解していなければ、根本的な解決はできません。 - ポイント③:複数の補修プランを提案してくれるか
優良な業者は、「部分補修+塗装」「カバー工法」「張り替え」など、複数の選択肢とそのメリット・デメリット、費用を提示してくれます。一つの工法だけを強引に勧める業者は避け、あなたの予算や将来計画に寄り添った提案をしてくれる業者を選びましょう。
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5. まとめ
サイディング外壁の劣化は、放置すればするほど深刻化し、修理費用も高額になっていきます。しかし、劣化のサインを早期に発見し、適切な補修を行えば、お家の寿命を大きく延ばすことができます。
- サイディングの劣化は「コーキング」「ひび割れ」から始まる。
- DIYは応急処置まで。高所や深刻な劣化は絶対にプロに任せる。
- 補修費用は症状によって様々。多くは塗装工事とセットで行う。
- 業者選びでは「サイディングの実績」「原因調査力」「提案力」をチェック。
まずはご自宅の外壁をセルフチェックし、この記事で紹介した劣化サインがないか確認してみてください。そして、少しでも気になる点があれば、手遅れになる前に、信頼できる外装の専門家に相談することをおすすめします。
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
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屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。
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【お客様の声】
「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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