「台風で屋根が壊れた!とりあえずブルーシートで養生したいけど、どうやればいい?」
「屋根のブルーシート養生って、自分でできるの?それとも業者に頼むべき?」
「業者に頼むと、費用はいくらかかるんだろう?」
台風や地震、突風などの自然災害で屋根が破損し、突然の雨漏りに見舞われたとき、まず頭に浮かぶのが「ブルーシートによる応急処置(養生)」ではないでしょうか。
すぐに修理業者が来てくれない状況で、被害の拡大を防ぐために非常に有効な手段ですが、正しいやり方を知らないと、効果がないばかりか、さらなる被害や転落事故に繋がる危険性もはらんでいます。
この記事では、屋根のブルーシート養生に特化して、
- 効果が長持ちする!正しいブルーシートの選び方と張り方
- 【DIY vs 業者】費用と安全性の比較、どちらを選ぶべきかの判断基準
- 業者に頼んだ場合のリアルな費用相場
- 火災保険を賢く使うための重要ポイント
などを、緊急時にも役立つよう、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。この記事を読めば、いざという時に慌てず、最も安全で確実な方法で大切なマイホームを守ることができます。
1. なぜブルーシート養生が必要?応急処置が家を守る理由
屋根が破損した直後のブルーシート養生は、単なる気休めではありません。建物を深刻な二次被害から守るための、極めて重要な応急処置です。
- 理由①:雨漏りによる内部構造の腐食を防ぐ
破損箇所から雨水が浸入すると、天井や壁のシミだけでなく、柱や梁といった建物の骨組みを腐らせ、シロアリの発生原因にもなります。ブルーシートで水の浸入を一時的にでも食い止めることが、家の寿命を守ることに直結します。 - 理由②:修理費用の増大を防ぐ
雨漏りによる内装の張り替えや、構造材の修復は、数十万円~数百万円単位の追加費用に繋がります。適切な応急処置は、結果的にトータルでの修理費用を抑えることにもなるのです。 - 理由③:火災保険の申請で有利になることも
屋根の被害が火災保険(風災補償)の対象となる場合、「被害拡大を防ぐための適切な措置(応急処置)」を取ったことが、スムーズな保険金支払いのための重要なポイントになることがあります。
より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)
2.【DIY編】自分でやる前に知っておきたい!ブルーシート養生のやり方と注意点
「業者を待っていられない!」という緊急時、自分で応急処置を行う場合の正しい手順と、命を守るための絶対的な注意点を解説します。
【最重要】DIYで養生を行うための絶対条件
以下の条件を満たさない場合は、絶対に自分で屋根に登らないでください。プロの業者に依頼する方が賢明です。
- 平屋、または1階の屋根であること(2階建て以上の屋根はNG)
- 屋根の勾配(傾斜)が緩やかであること
- 雨や強風がやんでいる、晴れた日であること
- 必ず2人以上で作業できること(1人は下で梯子を支える)
- ヘルメット、滑りにくい靴、安全帯などの安全装備があること
屋根の上での作業は、プロでも命がけです。少しでも「危ない」と感じたら、すぐに中断してください。
準備するもの
| 道具 | 選び方のポイント |
|---|---|
| ブルーシート | 厚手の「#3000」以上が必須。紫外線に強いUV耐候タイプが理想。 |
| 土のう袋 | シートを押さえる重り用。UV耐候タイプを選ぶと長持ちする。 |
| 砂・砂利 | 土のう袋の中身。なければペットボトルに水を入れたものでも代用可。 |
| 防水テープ/養生テープ | シートの端を固定する。粘着力の強いブチルテープなどが確実。 |
| 丈夫なロープ | シートや土のう袋を固定する。 |
| 梯子(はしご) | 屋根の高さに十分届く、安定したもの。脚立はNG。 |
ブルーシートの正しい張り方(土のう袋を使う方法)
- 被害状況の撮影: 屋根に登る前に、被害箇所を様々な角度から写真に撮っておきます。(保険申請に必要)
- シートを広げる: 破損箇所を完全に覆い、棟(屋根のてっぺん)から軒先(屋根の端)までかかるようにシートを広げます。水の流れを考え、水上側を広く覆うのがポイントです。
- 土のう袋で固定: シートの四隅や辺に沿って、砂を入れた土のう袋を「シートを巻き込むように」置きます。風でシートがバタつかないよう、1m間隔程度で十分に配置します。
- テープで補強: シートの端が風でめくれ上がらないよう、防水テープで屋根材にしっかりと貼り付け、隙間をなくします。
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3.【業者依頼編】ブルーシート養生の費用相場はいくら?
安全と確実性を考えるなら、プロの業者に依頼するのが最も賢明な選択です。
屋根のブルーシート養生 費用相場
| 屋根の面積・状況 | 費用相場(税込) |
|---|---|
| 10㎡未満(部分的な養生) | 2万円 ~ 5万円 |
| 10㎡ ~ 30㎡(一面など) | 4万円 ~ 8万円 |
| 30㎡以上(広範囲・屋根全体) | 6万円 ~ 15万円 |
※上記に加え、以下の費用が加算される場合があります。
- 高所作業費/急勾配割増: 3階建てや、屋根の傾斜が急な場合(+1~3万円程度)
- 緊急対応費: 夜間や休日、悪天候時の出動の場合(+1~3万円程度)
費用に含まれるもの
- 出張費、人件費(2名程度)
- ブルーシート、土のう袋、テープなどの材料費
- 高所作業費
- 被害状況の写真撮影、報告書作成費(保険申請用)
DIYで道具を揃える手間や、高所作業のリスクを考えれば、数万円でプロに安全かつ確実な養生をしてもらえるのは、決して高くない投資と言えるでしょう。
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4. 火災保険は使える?知っておきたい重要ポイント
台風や突風などの「風災」が原因で屋根が破損した場合、火災保険を使って修理できる可能性があります。そして、その際のブルーシート養生の費用も、修理費用の一部として認められるケースがほとんどです。
- ポイント①:必ず写真を撮る!
養生をする「前」と「後」の写真を必ず撮っておきましょう。これが被害の何よりの証拠になります。 - ポイント②:業者に「見積書」と「報告書」を作成してもらう
「応急処置にいくらかかったか」を証明するために、業者に正式な見積書や請求書、写真付きの作業報告書を作成してもらうことが重要です。 - ポイント③:保険申請に詳しい業者を選ぶ
火災保険の申請手続きは複雑です。保険申請のサポート実績が豊富な業者に依頼すれば、手続きをスムーズに進めることができます。
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5. まとめ
突然の屋根の破損と雨漏りは、誰にでも起こりうる緊急事態です。そんな時、ブルーシートによる養生は、被害の拡大を防ぐための非常に有効な一手となります。
- ブルーシート養生は、二次被害を防ぎ、家の寿命と資産価値を守る重要な応急処置。
- DIYは「平屋」「緩勾配」「晴天」「2人以上」など、安全が確保できる場合に限定する。
- 業者に依頼した場合の費用相場は2万円~15万円。安全と確実性を買うと考えよう。
- 養生費用も火災保険の対象になる可能性大。必ず「写真」と「書類」を残すこと。
- ブルーシートはあくまで一時しのぎ。必ず早めに本格的な修理を依頼する。
いざという時に慌てないためにも、この記事で紹介した知識を頭の片隅に置いておいてください。そして、何よりも安全を第一に考え、無理だと思ったら迷わずプロの力を借りるようにしましょう。
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
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【お客様の声】
「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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