「ガルバリウムの外壁って、メンテナンスフリーじゃないの?」
「10年経ったけど、そろそろ何かお手入れは必要?」
「サビや傷を見つけたら、どうやってメンテナンスすればいいの?」
モダンでスタイリッシュな外観と、高い耐久性で人気の「ガルバリウム鋼板」の外壁。
「サビに強い」「長持ちする」というイメージから、“メンテナンスフリー”だと考えている方も少なくありません。
しかし、それは大きな誤解です。
ガルバリウム外壁も、適切な時期に正しいメンテナンスを行わなければ、サビが発生し、美観を損ね、最終的には穴が開いて雨漏りの原因にもなりかねません。
この記事では、ガルバリウム外壁のメンテナンスに特化して、
- 「メンテナンスフリー」ではない!放置が危険な理由
- 【症状別】メンテナンスが必要な危険な劣化サイン
- 自分でできる!長持ちさせるための日常的なお手入れ方法
- 塗装や補修にかかる費用と、最適なメンテナンス時期
などを、ガルバリウム外壁のお家に住んでいる方、これから建てたいと考えている方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、ガルバリウム外壁の正しいメンテナンス方法が全て分かり、大切な我が家を長く美しく保つことができます。
1.「メンテナンスフリー」は嘘?ガルバリウム外壁のメンテナンスが必要な理由
まず結論から。ガルバリウム外壁は、決して「メンテナンスフリー」ではありません。
確かに、ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛の合金めっきによって、従来のトタンなどに比べて格段にサビにくくなっています。しかし、それは表面の「塗膜(塗装)」と「めっき層」が健全な状態にあってこそ。
紫外線や雨風にさらされ続けることで、この保護膜は徐々に劣化していきます。保護膜が失われたガルバリウム鋼板は、ただの鉄板と同じ。そこからサビが発生し、やがて穴が開いてしまうのです。
この劣化を防ぎ、長寿命を全うさせるために、定期的なメンテナンスが不可欠なのです。
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2.【セルフチェック】メンテナンスが必要な4つの劣化サイン
「うちの壁は大丈夫?」と思ったら、まずはセルフチェック!以下のサインが見られたら、メンテナンスを検討する時期です。
| 劣化サイン | 危険度 | 症状と原因 |
|---|---|---|
| ① チョーキング (触ると白い粉が付く) | ★☆☆ | 塗膜が紫外線で劣化した初期サイン。防水性が失われ始めている証拠。塗装検討のベストタイミング! |
| ② 色あせ・変色 | ★☆☆ | 塗膜の劣化が進行し、色あせている状態。美観の問題だけでなく、保護機能低下のサイン。 |
| ③ 白サビ (白い斑点状のサビ) | ★★☆ | めっき層の亜鉛が酸化して発生。特に雨が当たりにくい軒下などに発生しやすい。 |
| ④ 赤サビ (茶色いサビ) | ★★★ | 傷や塗膜の剥がれから水分が浸入し、下地の鋼板が錆びている状態。放置すると穴が開く危険なサイン。 |
特に「赤サビ」は、ガルバリウムの保護機能が完全に失われている証拠です。発見したら、範囲が広がる前に早めに専門業者に相談しましょう。
3.【DIY】自分でできる!ガルバリウム外壁を長持ちさせる日常メンテナンス
プロに頼む前に、自分でできる簡単なお手入れで、ガルバリウム外壁の寿命を延ばすことができます。
メンテナンス①:定期的な「水洗い」
- 頻度: 年に1~2回程度(沿岸部や交通量の多い場所はより頻繁に)
- 方法:
ホースで水をかけながら、柔らかいスポンジや布で優しく汚れを洗い流します。特に、雨が当たりにくく汚れが溜まりやすい軒下は重点的に行いましょう。 - 目的:
サビの原因となる、塩分や排気ガスなどの付着物を洗い流します。 - 【最重要】絶対にやってはいけないこと:
- 高圧洗浄機の使用: 強すぎる水圧は、塗膜を傷つけ、劣化を早めます。
- 硬いブラシで擦る: 表面に細かい傷がつき、そこからサビが発生する原因になります。
メンテナンス②:軽微な傷のタッチアップ
もし、飛来物などで小さな傷がついてしまった場合は、放置せずに早めに対処しましょう。ホームセンターなどで手に入るガルバリウム用の補修塗料(タッチアップペン)で傷を塞いでおくことで、そこからのサビの発生を防ぐことができます。
4.【プロに依頼】塗装・補修にかかる費用と最適なメンテナンス時期
DIYでは対応できない劣化が見られたら、専門業者によるメンテナンスが必要です。
| メンテナンス時期 | 主なメンテナンス内容 | 30坪の費用相場 |
|---|---|---|
| 10年~20年ごと | 塗装(塗り替え) | 80万円 ~ 140万円 |
| 20年~30年以降 | カバー工法 or 張り替え | 130万円 ~ 300万円以上 |
| 随時 | 部分的なサビ補修・傷補修 | 3万円 ~ 10万円/箇所 |
10年~20年ごとの「塗装(塗り替え)」メンテナンス
チョーキングや色あせ、軽微な白サビなど、塗膜の劣化が主な症状であれば、塗装によるメンテナンスが最も一般的です。
- 工事内容:
- 高圧洗浄で汚れを除去
- ケレン作業でサビや古い塗膜を削り落とす
- サビ止め塗料(下塗り)を塗布
- 仕上げ塗料(中塗り・上塗り)を塗布
- ポイント:
ガルバリウムの塗装で最も重要なのが「ケレン作業」と「サビ止め塗料」です。この下地処理を丁寧に行うことが、塗装を長持ちさせる最大の秘訣です。
20年~30年以降の「カバー工法」または「張り替え」
サビが広範囲に及んでいたり、穴が開いてしまったりするなど、ガルバリウム鋼板自体の劣化が著しい場合は、塗装では対応できません。
既存の壁の上から新しい外壁材を重ねる「カバー工法」か、既存の壁を剥がして新しくする「張り替え」が必要になります。
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5. まとめ:ガルバリウム外壁も「定期的な健康診断」が長寿の秘訣
スタイリッシュで耐久性の高いガルバリウム外壁も、決して“不死身”ではありません。その性能を最大限に引き出し、長く美しく保つためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
- ガルバリウム外壁はメンテナンスフリーではない!定期的なお手入れが必要。
- 自分でできるメンテナンスは、年に数回の「優しい水洗い」。高圧洗浄はNG!
- 「チョーキング」や「サビ」は、プロによる塗装メンテナンスのサイン。
- メンテナンスの基本は、10年~20年周期での「塗装(塗り替え)」。
- 劣化を放置すると、高額なカバー工法や張り替えが必要になる。
まずはご自宅の外壁をセルフチェックし、気になる劣化サインがないか確認してみてください。そして、早め早めのメンテナンスを心がけることが、結果的に大きな修理費用を防ぎ、大切な家の資産価値を守ることに繋がります。
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