HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根の断熱 » 【平屋の断熱】夏涼しく冬暖かい家の鍵は「屋根断熱」にあり!2つの工法と快適性を高めるポイント

「平屋って、夏は暑くて冬は寒いって本当?」
「快適な平屋にするには、どんな断熱をすればいいの?」
「屋根断熱って、そんなに重要なの?」

ワンフロアで生活が完結する、開放的で暮らしやすい平屋。しかし、その構造上、2階建ての家よりも外気の影響を受けやすいという特徴があります。特に、屋根は太陽の熱や冬の冷気を直接受けるため、平屋の快適性は「屋根断熱」で決まると言っても過言ではありません。

適切な屋根断熱を行わないと、「夏は2階がないのに蒸し暑い…」「冬は床から冷えて暖房が効かない…」といった後悔に繋がりかねません。

この記事では、そんな平屋の快適性を左右する「屋根断熱」について、

  • なぜ平屋に屋根断熱が特に重要なのか?
  • 代表的な2つの断熱工法「外張り断熱」と「充填断熱」の違い
  • 断熱材の種類と選び方
  • 断熱性能をさらに高めるための工夫

などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。一年中快適で、省エネな平屋を実現するための知識を身につけましょう。

なぜ平屋に「屋根断熱」が特に重要なのか?

平屋が2階建てに比べて暑さ・寒さを感じやすいと言われるのには、明確な理由があります。

  1. 屋根が生活空間に近いから
    2階建ての場合、屋根と生活空間(2階の居室)の間には天井裏のスペースがあり、これが空気の層となって断熱の役割を一部果たします。しかし平屋は、屋根のすぐ下が居住スペース。夏の太陽に熱せられた屋根の熱気や、冬の冷気がダイレクトに室内に伝わりやすいのです。
  2. 地面からの冷気の影響を受けやすいから
    平屋は2階建てと同じ床面積なら、地面に接する面積(基礎部分)が広くなります。そのため、冬場は地面からの冷気が床下を通じて伝わりやすく、「足元がスースーして寒い」と感じやすくなります。

これらの弱点を克服し、快適な室内環境を保つために、「屋根」と「床(基礎)」の断熱が平屋づくりにおいて極めて重要なポイントとなります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

平屋の屋根断熱|2つの主要な工法「外張り断熱」と「充填断熱」

屋根断熱の工法は、断熱材をどこに施工するかによって大きく2つに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解して選びましょう。

① 外張り断熱(屋根断熱)② 充填断熱(天井断熱)
イメージ屋根全体を外側から覆う天井裏に断熱材を敷き詰める
工法屋根の骨組み(垂木)の外側に板状の断熱材を敷き詰める。2階の天井裏(平屋の場合は屋根裏)に、断熱材を敷き詰めたり吹き込んだりする。
メリット断熱性能が非常に高い
・気密性が高く、熱が逃げにくい
・屋根裏空間をロフトや勾配天井として活用できる
費用が安い
・施工が比較的簡単
デメリット・費用が割高になる
・施工できる業者が限られる場合がある
・外張り断熱に比べると断熱性能は劣る
・屋根裏空間が使えなくなる
費用感高い安い

快適性と空間活用を両立するなら「外張り断熱」がおすすめ

費用は高くなりますが、屋根全体を魔法瓶のようにすっぽりと断熱材で覆う「外張り断熱」は、熱の逃げ道(ヒートブリッジ)が少なく、非常に高い断熱効果が期待できます。
また、屋根裏までが断熱空間となるため、平屋の開放感を活かした勾配天井や、収納スペースとしてのロフトを設けることが可能になるのも大きな魅力です。

どんな断熱材を選ぶべき?主な種類と特徴

断熱材にも様々な種類があります。代表的なものをいくつかご紹介します。

系統断熱材の種類特徴
繊維系グラスウール、ロックウール・ガラスや鉱物を繊維状にしたもの
・安価で広く普及している
・湿気に弱いのが弱点
セルロースファイバー・新聞紙をリサイクルしたエコな断熱材
・高い断熱性と防音性、調湿性を持つ
発泡プラスチック系ウレタンフォーム、フェノールフォームなど・プラスチックを発泡させた板状の断熱材
・繊維系より薄くても高い断熱性能を発揮する
・外張り断熱でよく使われる

どの断熱材が最適かは、工法や予算、求める性能によって異なります。設計士やハウスメーカーとよく相談し、それぞれの特性を理解した上で選ぶことが重要です。

断熱性能をさらに高めるための+αの工夫

屋根断熱と合わせて以下の工夫を取り入れることで、平屋の快適性はさらに向上します。

  • 遮熱性能の高い屋根材を選ぶ
    屋根材自体に太陽光を反射する効果のある「遮熱塗料」が塗られたもの(遮熱ガルバリウム鋼板など)を選ぶと、屋根の表面温度の上昇を抑え、夏の室温上昇を和らげます。
  • 軒(のき)や庇(ひさし)を深くする
    夏の高い位置にある日差しは軒や庇で遮り、冬の低い日差しは室内に取り込む「パッシブ設計」を取り入れることで、自然の力を利用して室温をコントロールできます。
  • 断熱性能の高い窓・サッシを選ぶ
    家の中で最も熱の出入りが激しいのが「窓」です。「Low-E複層ガラス」や「樹脂サッシ」など、断熱性能の高い窓を選ぶことは、屋根断熱と同じくらい重要です。

まとめ

平屋の断熱性能は、決して低くありません。むしろ、その構造を正しく理解し、適切な対策を講じることで、2階建て以上に快適で省エネな住まいを実現することが可能です。

  • 平屋の断熱の鍵「屋根」と「床」
  • 屋根断熱の工法は、断熱性能と空間活用を両立できる「外張り断熱」が特におすすめ。
  • +αの工夫として、遮熱屋根材深い軒高性能な窓を組み合わせることで、さらに快適性がアップ。

平屋を建てる際は、デザインや間取りだけでなく、「どんな断熱工法で、どの断熱材を使うのか」という点にもぜひ注目してみてください。見えない部分へのこだわりが、一年中快適に過ごせる、理想の平屋暮らしを実現します。

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