「瓦屋根って、雪が滑りやすくて危ないって本当?」
「雪止めを付けたいけど、瓦屋根にはどんな種類があるの?」
「後からでも設置できる?費用はいくらくらい?」
日本の伝統的な美しい景観を作る瓦屋根。しかし、その滑らかな表面は、雪が積もると「一気落雪」を引き起こしやすいという弱点を持っています。
まとまって滑り落ちる雪の塊は、時に人の命を奪うほどの破壊力を持つ「凶器」となり得ます。カーポートを破壊したり、お隣の敷地に雪がなだれ込んだりと、毎年のように落雪によるトラブルが後を絶ちません。
この記事では、そんな「瓦屋根の雪対策」に徹底的にフォーカスし、
- なぜ瓦屋根に雪対策が特に重要なのか
- 瓦屋根に設置できる雪止めの種類とそれぞれの特徴
- 後付け工事にかかるリアルな費用相場
- 設置する際の重要な注意点
などを、初心者の方にも分かりやすく解説します。正しい知識で、冬の落雪リスクから家族とご近所の安全を守りましょう。
なぜ瓦屋根は雪が滑りやすい?対策が必須の理由
瓦屋根が他の屋根材(スレートなど)に比べて特に雪対策が重要視されるのには、2つの理由があります。
- 表面が滑らかで摩擦が少ない
陶器瓦の表面は釉薬(ゆうやく)によってツルツルにコーティングされています。この滑らかな表面が、雪との摩擦を少なくし、一度滑り始めると一気に滑り落ちる原因となります。 - 瓦自体が重い
瓦は屋根材の中でも重量があります。その上に積もった重い雪が一体となって滑り落ちるため、その衝撃力は非常に大きくなります。
「雪があまり降らない地域だから大丈夫」と油断は禁物です。数年に一度のドカ雪でも、深刻な事故につながる可能性は十分にあります。普段雪に慣れていない地域だからこそ、万が一への備えが重要なのです。
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瓦屋根に設置できる雪止めの種類と特徴
瓦屋根の雪対策の基本は、屋根に積もった雪が滑り落ちるのを物理的に防ぐ「雪止め」を設置することです。瓦屋根には、主に3つのタイプの雪止めがあります。
| 種類 | ① 雪止め瓦 | ② 雪止め金具(後付け用) | ③ アングル型雪止め |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 瓦自体に突起が付いているタイプ | 既存の瓦の隙間に差し込んで固定する金具 | L字型の長い棒で雪を面で受け止めるタイプ |
| メリット | ・屋根と一体で見た目が自然 ・強度が高い | ・後付けが比較的簡単 ・費用が安い | ・最も雪止め効果が高い ・後付け可能 |
| デメリット | ・新築時や葺き替え時でないと設置が難しい ・後付けの場合は瓦の交換が必要 | ・瓦の種類によっては適合品がない場合がある ・アングル型に比べると効果は劣る | ・見た目が目立つ ・費用が高い |
| 費用目安 | 1枚数千円+交換費用 | 1個数百円~2,000円 | 15万~20万円(足場代別途) |
① 雪止め瓦
瓦自体に雪をせき止めるための突起が一体成型された特殊な瓦です。屋根を葺く際に、通常の瓦と混ぜて設置します。屋根全体に均等に配置することで、雪を分散させて保持する効果があります。
後付けする場合は、既存の瓦を一度取り外して、雪止め瓦に交換する必要があります。
② 雪止め金具(後付け用)
既存の瓦屋根に後から雪止めを設置する場合に、最も一般的に用いられる方法です。L字型や羽根つき型など様々な形状があり、瓦と瓦の隙間に金具を差し込み、下の野地板に固定します。
手軽に設置できますが、点(金具)で雪を支えるため、豪雪地帯では効果が不十分な場合があります。
③ アングル型雪止め
L字型の長い鋼材(アングル)を屋根と平行に設置し、雪を「線」や「面」で受け止めるタイプです。雪止め効果が最も高いため、屋根の傾斜が急な場合や、絶対に落雪させたくない場所(玄関や通路の上など)に設置するのに最適です。
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瓦屋根の雪止め工事、費用はいくらかかる?
雪止め工事の費用は、設置する種類や数、そして足場の有無によって大きく変動します。
【工事費用の目安(足場代別途)】
| 工事内容 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 雪止め金具(後付け) | 5万~15万円 | 屋根全体の設置で数万円~10万円程度が中心 |
| 雪止め瓦(後付け交換) | 1枚あたり数千円~ | 交換する枚数による |
| アングル型雪止め | 15万~25万円 | |
| 足場設置費用 | 10万~30万円 | 2階建て以上の建物では、安全のためほぼ必須 |
【ポイント】
雪止め工事単体で足場を組むと、工事費よりも足場代の方が高くなってしまうことがよくあります。そのため、屋根の葺き替えや塗装、漆喰の補修といった他の屋根メンテナンスと同時に行うのが、最も賢く費用を抑える方法です。
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瓦屋根に雪止めを設置する際の重要注意点
- 設置位置が重要
雪止めは、軒先(屋根の先端)ギリギリに設置してはいけません。軒先は下に壁などの支えがないため、雪の重みに耐えきれず、屋根の先端が破損する原因になります。必ず外壁の真上あたりに設置するのが基本です。 - 千鳥配置で荷重を分散
横一列に雪止めを並べてしまうと、そのラインに雪の荷重が集中してしまいます。上下左右にずらした「千鳥配置」にすることで、屋根全体で雪の重さを分散させ、特定の場所への負荷を軽減します。 - 瓦の種類に合った製品を選ぶ
和瓦、洋瓦(F形、S形)など、瓦の形状によって適合する雪止め金具は異なります。合わない製品を無理に取り付けると、瓦のひび割れや雨漏りの原因になるため、必ず専門業者に適合品を選んでもらいましょう。
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まとめ
美しい見た目を持つ瓦屋根ですが、雪国や積雪の可能性がある地域では、落雪という大きなリスクを伴います。しかし、適切な雪対策を講じることで、そのリスクは大幅に軽減できます。
- 瓦屋根はなぜ滑る?:表面が滑らかで摩擦が少ないため。
- 対策の基本:「雪止め」の設置が必須。
- 雪止めの種類:手軽な「後付け金具」から、効果絶大な「アングル型」まで様々。
- 費用の目安:工事自体は数万円~可能だが、足場代が別途かかることが多い。
- 成功の鍵:屋根リフォームと同時に計画し、地域の積雪量を熟知した専門業者に依頼すること。
「うちはあまり雪が降らないから」と油断せず、万が一のドカ雪に備えることが、ご自身とご近所の安全を守ることに繋がります。冬が来る前に、一度信頼できる屋根の専門業者に相談し、ご自宅に最適な雪対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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