「毎年の雪下ろしが重労働で、もう限界…」
「屋根からの落雪が心配だけど、雪止めだけじゃ不安…」
「屋根にヒーターを付けて雪を溶かす方法があるって聞いたけど、本当?」
雪国にお住まいの方にとって、冬の最大の悩みである「屋根の雪」。その危険で大変な雪下ろし作業から解放してくれる画期的な方法として、近年注目を集めているのが「屋根融雪(ゆうせつ)システム」、通称「ルーフヒーター」です。
屋根にヒーターを設置し、その熱で雪を積もる前に溶かしてしまうこのシステムは、雪下ろしや落雪のリスクを根本から解決できる可能性があります。
この記事では、そんな「屋根の融雪ヒーター」について、
- どんな種類があるのか?
- 設置にかかる費用と、冬の間のランニングコスト
- メリットと、知っておくべきデメリット
- 後付けは可能なのか?
などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。ご自宅に最適な雪対策を見つけるための参考にしてください。
屋根融雪ヒーターとは?雪を溶かす3つの仕組み
屋根融雪システムは、熱源によって主に3つの種類に分けられます。
| 方式 | ① 電気ヒーター式 | ② 温水(ボイラー)式 | ③ 散水式 |
|---|---|---|---|
| 仕組み | 屋根に設置した電熱線ヒーターの熱で雪を溶かす。 | ボイラーで温めた不凍液などを屋根に埋め込んだパイプに循環させて雪を溶かす。 | ポンプで汲み上げた地下水などを屋根に撒いて雪を溶かす。 |
| メリット | ・後付けが比較的簡単 ・ムラなく雪を溶かしやすい ・部分的な設置も可能 | ・効率よくパワフルに融雪できる ・屋根下にパイプを設置でき、景観を損なわない | ・地下水が豊富ならランニングコストが安い |
| デメリット | ・電気代がかかる | ・設置費用が高い ・ボイラーの燃料代がかかる ・定期的なメンテナンスが必要 | ・地下水が利用できる地域限定 ・掘削費用が高額になる場合がある |
現在、後付けリフォームで最も一般的に採用されているのは、施工が比較的簡単な「①電気ヒーター式」です。この記事では、主に電気ヒーター式について解説します。
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どこに設置する?目的別のヒーター設置場所
電気式の融雪ヒーターは、屋根全体だけでなく、雪の問題が起こりやすい場所に部分的に設置することも可能です。
- 全面設置
屋根の7~8割にヒーターを敷設する方法。屋根全体の積雪を処理できるため、雪下ろしを完全になくしたい場合に最適です。ただし、設置費用・ランニングコストともに最も高くなります。 - 軒先のみ設置
屋根の先端部分(軒先)にだけヒーターを設置する方法。危険な「つらら」の発生や、軒先からの落雪を防ぐのに非常に効果的です。コストを抑えつつ、ピンポイントで危険を回避したい場合におすすめです。 - 谷部のみ設置
屋根の面と面がぶつかる「谷」の部分は、雪が溜まりやすく、雪の重みで家がダメージを受けやすい場所です。この谷部分にだけヒーターを設置し、雪が溜まるのを防ぎます。
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屋根融雪ヒーターのメリット・デメリット
導入を検討する上で、良い点と注意すべき点の両方を理解しておきましょう。
メリット
- 雪下ろしの手間と危険から解放される
これが最大のメリットです。高齢者の方でも、冬の屋根の心配をすることなく安全に過ごせます。 - 落雪事故のリスクを大幅に軽減できる
雪が積もらない、または積もっても少量なため、まとまった落雪の危険性が低くなります。 - 雪下ろしスペースが不要になる
雪を屋根の上で水に変えて処理するため、雪捨て場に困ることがありません。隣家との距離が近い都市部でも導入しやすいです。 - 後付けや部分的な設置が可能
リフォームでの導入がしやすく、「軒先だけ」「谷だけ」といったニーズに合わせた設置が可能です。
デメリット
- ランニングコスト(電気代)がかかる
当然ながら、ヒーターを稼働させるための電気代がかかります。冬場の光熱費が上がることは覚悟しておく必要があります。
【節約のポイント】
雪が降った時だけ自動でスイッチが入る「降雪センサー」を併用することで、無駄な稼働をなくし、電気代を大幅に節約できます。 - 初期費用(設置費用)が高額
工事費用は決して安くありません。次の章で詳しく解説します。 - 急な大雪には対応しきれない場合がある
雪を溶かすスピード以上に雪が降り積もる「ドカ雪」の場合、屋根に雪が積もってしまい、落雪の可能性がゼロになるわけではありません。
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気になる費用は?設置費用とランニングコストの相場
屋根融雪ヒーターの導入にかかる費用は、「設置費用」と「ランニングコスト」の2つに分けて考える必要があります。
設置費用(初期費用)
電気ヒーター式の設置費用は、屋根の広さやヒーターの種類、設置範囲によって大きく異なりますが、一般的には150万円~300万円が相場です。
【費用の内訳例(軒先10m×2列の場合)】
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| ルーフヒーター本体(30cm幅×10m×2列) | 約30万円~ |
| 雪止め金具設置 | 約5万円~ |
| 電気工事(センサー含む) | 約15万円~ |
| 施工費・諸経費 | 約8万円~ |
| 合計 | 約58万円~ |
※上記はあくまで部分設置の一例です。屋根全体となると、この数倍の費用がかかります。
ランニングコスト(電気代)
電気代は、ヒーターの出力や稼働時間、電力会社の契約プランによって変動しますが、一例として、1ヶ月あたり数千円~2万円程度を見ておくと良いでしょう。
まとめ:雪下ろしからの解放か、コストか
屋根の融雪ヒーターは、危険で重労働な雪下ろしから解放してくれる、非常に魅力的な雪対策です。
- 特徴:熱で雪を溶かし、雪下ろしや落雪のリスクを軽減する。
- 種類:後付けリフォームでは「電気ヒーター式」が主流。
- メリット:安全で手間いらず。雪捨て場も不要。
- デメリット:設置費用と、冬場の電気代(ランニングコスト)がかかる。
- 費用:設置に150万円~、月々の電気代が数千円~が目安。
「雪下ろしの負担をなくす安全性と快適性」と、「導入後のコスト負担」。この両方を天秤にかけ、ご自身のライフスタイルや予算に合っているかを慎重に検討することが重要です。
導入を考える際は、必ず地域の気候を熟知し、融雪システムの施工実績が豊富な専門業者に相談しましょう。現地の状況やご家庭の電力契約なども含めて、最適なプランと正確な費用・ランニングコストを提案してくれるはずです。
クイック屋根工事
私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。
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「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)
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