HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根塗装・外壁塗装 » 【外壁のひび割れ対策】外壁のひび割れに!弾性塗料のおすすめ3選|効果・価格・デメリット
屋根塗装 必要

「外壁の細かいひび割れ(クラック)、塗装で何とかならないかな?」
「ひび割れに強い『弾性塗料』が良いって聞いたけど、どんな塗料なの?」
「うちの壁(モルタル、サイディング)にも使える?おすすめの製品が知りたい!」

大切なお住まいの外壁に、いつの間にか現れる無数のひび割れ。見た目が悪いだけでなく、放置すれば雨漏りの原因にもなりかねず、不安になりますよね。

そんな「ひび割れ」の悩みを解決する切り札として、塗装のプロが強くおすすめするのが「弾性塗料(だんせいとりょう)」です。

この記事では、「弾性塗料とは何か?」という基本から、

  • ゴムのように伸びてひび割れを防ぐ驚きの仕組み
  • プロが現場で信頼する、おすすめの弾性塗料3選
  • 「単層」「複層」など、効果を左右する施工方法の違い
  • 【要注意】弾性塗料が使えない外壁材と、その理由

などを、初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、弾性塗料の全てが分かり、あなたの家のひび割れ問題を根本から解決する最適な選択ができるようになります。

1. 弾性塗料とは?ゴムのように伸びて「ひび割れ」を防ぐ仕組み

弾性塗料

弾性塗料とは、その名の通り「ゴムのような弾力性(伸縮性)」を持つ特殊な塗料のことです。
一般的な塗料(硬質塗料)が乾燥すると硬い膜になるのに対し、弾性塗料は乾燥後も柔軟でしなやかな塗膜を形成します。

地震の揺れや、温度変化による建物の収縮で外壁材にひび割れ(クラック)が発生しても、塗膜がゴムのように伸びてその動きに追従します。これにより、ひび割れが塗膜の表面に出てくるのを防ぎ、雨水の浸入をシャットアウトするのです。

この「ひび割れ追従性」こそが、弾性塗料が持つ最大のメリットであり、防水性能が高いと言われる理由です。

弾性の基準ってあるの?JIS規格では、気温20℃の環境で120%以上伸びる塗料を「弾性塗料」と定義しています。それ以下の伸び率のものは「微弾性(びだんせい)」と呼ばれ、区別されています。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2.【目的別】プロが現場で信頼する!おすすめ弾性塗料3選

数ある弾性塗料の中から、特に性能が高く、現場での信頼も厚いおすすめの製品を3つ厳選してご紹介します。

目的製品名メーカー特徴㎡単価(目安)
圧倒的な伸縮性と耐久性
(ひび割れ対策の決定版)
EC-5000PCMアステックペイントピュアアクリル伸縮率600%という驚異の性能。ひび割れ追従性と防水性は他の追随を許さない。遮熱機能も搭載。
ひび割れ追従性と美観の両立
(実績と信頼の定番)
DANシリコンセラ日本ペイントシリコン弾性塗料のロングセラー製品。ひび割れに強いだけでなく、汚れにくさ(低汚染性)も兼ね備える。
しなやかさと高級感
(意匠性の高い仕上げ)
シリコンテックス関西ペイントシリコン柔軟な塗膜でひび割れを防ぎつつ、落ち着いた艶消しの仕上がりで高級感を演出。

おすすめ①:EC-5000PCM(アステックペイント)

  • こんな方におすすめ:「とにかくひび割れを徹底的に防ぎたい」「雨漏りのリスクを最小限にしたい」
  • 特徴: 「塗る防水シート」とも呼ばれる、伸縮率600%という圧倒的な性能が魅力です。0.5mm程度のひび割れなら、塗膜が伸びて完全にカバーします。防水性を最優先するなら、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

おすすめ②:DANシリコンセラ(日本ペイント)

  • こんな方におすすめ:「ひび割れを防ぎつつ、外壁の汚れも気になる」「実績のある安心できる製品を使いたい」
  • 特徴: 弾性塗料の弱点であった「汚れやすさ」を克服した、バランスの取れた製品です。弾性機能と、雨で汚れを洗い流す低汚染機能を両立しており、長期間にわたって美観と防水性を保ちます。

3.【最重要】弾性塗料が「使える外壁」と「絶対NGな外壁」

ひび割れに強い弾性塗料ですが、どんな外壁にも使えるわけではありません。外壁材との相性を間違えると、数年で塗膜が膨れるなどの重大な不具合を引き起こします。

【相性抜群◎】弾性塗料がおすすめな外壁

  • モルタル外壁
    セメントと砂を塗り固めて作られるモルタル壁は、乾燥収縮や建物の揺れで細かなひび割れ(ヘアークラック)が非常に発生しやすい性質があります。弾性塗料は、まさにこのモルタル外壁の弱点を補うために開発されたと言っても過言ではなく、最も効果を発揮する外壁材です。
  • ALCパネル外壁
    軽量気泡コンクリートであるALCパネルも、ひび割れが発生しやすいため、弾性塗料との相性が良いです。

【原則NG×】弾性塗料が使えない外壁

  • サイディング外壁(特に直貼り工法)
    現在の戸建て住宅で主流のサイディング外壁には、原則として弾性塗料は使用しません。理由は「熱」と「湿気」にあります。
    • 熱による膨れ: サイディングボードは、夏場の直射日光で高温になり、蓄熱しやすい性質があります。弾性塗料の柔らかい塗膜は、この熱によって風船のように膨れてしまうリスクがあります。
    • 湿気による膨れ: 特に、壁内に通気層がない「直貼り工法」で施工された古いサイディングの場合、壁内部の湿気の逃げ場がありません。弾性塗料は湿気を通しにくい(透湿性が低い)ため、この湿気によって内側から塗膜が押し上げられ、膨れや剥がれの原因になります。

ご自宅の外壁材が分からない場合は、必ず塗装業者に診断してもらい、適切な塗料を提案してもらいましょう。

4. 弾性塗料のメリット・デメリットまとめ

ここで、弾性塗料のメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリットデメリット
◎ 圧倒的なひび割れ追従性△ 汚れが付着しやすい(塗膜が柔らかいため)
◎ 高い防水性能で雨漏りを防ぐ△ 膨れやすい(熱や湿気に弱い)
△ 耐用年数がやや短い傾向がある
△ 施工が難しく、業者を選ぶ

デメリットへの対策は?

近年は、これらのデメリットを改善した製品も多く登場しています。

  • 汚れやすさ → 低汚染機能を付加した「DANシリコンセラ」などを選ぶ。
  • 膨れやすさ → 湿気を通しやすい「透湿性」を持った弾性塗料を選ぶ、またはサイディングには使用しない。

5. まとめ:ひび割れ対策の最適解は「弾性塗料」にあり

外壁のひび割れは、見た目の問題だけでなく、建物の寿命を縮める雨漏りの入り口にもなりかねません。その根本的な対策として、弾性塗料は非常に有効な選択肢です。

  • 弾性塗料は、ゴムのように伸びてひび割れに追従し、防水性を高める塗料。
  • ひび割れしやすい「モルタル外壁」には最適解。
  • 蓄熱・透湿性の問題から「サイディング外壁」には原則NG。
  • プロのおすすめは、防水性重視なら「EC-5000PCM」、バランス重視なら「DANシリコンセラ」。
  • 施工が難しいため、弾性塗料の実績が豊富な信頼できる業者選びが成功のカギ。

もし、あなたの家の外壁がモルタルで、無数のひび割れに悩まされているのであれば、次回の塗装ではぜひ「弾性塗料」を検討してみてください。単に色を塗り替えるだけでなく、建物を水から守るという塗装本来の目的を、高いレベルで実現してくれるはずです。

クイック屋根工事

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「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

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