HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根塗装・外壁塗装 » 外壁コーキングの費用目安はいくら?30坪の相場や単価、寿命のサインから業者選びまでプロが伝授
外壁 サイディング

外壁のパネル同士の間にある、ゴムのような質感の「コーキング(シーリング)」。普段はあまり目立たない部分ですが、実は住まいの防水性と耐久性を守る「要(かなめ)」となる存在です。

コーキングが劣化すると、隙間から雨水が侵入し、建物の構造を腐食させたり雨漏りを引き起こしたりする原因になります。この記事では、外壁コーキング補修にかかる費用の相場や、失敗しない工法の選び方、安く抑えるための秘訣を詳しくご紹介します。

1. 外壁コーキング補修の費用相場(30坪・一戸建て)

外壁コーキングの補修費用は、主に「コーキングの長さ(m)× 単価」に、足場代などの諸経費を足して計算されます。

一般的な30坪の戸建て(コーキング総延長 約180m)の場合、全体の費用目安は約25万円〜45万円です。

項目別の費用内訳

項目費用相場(単価)備考
打ち替え(既存撤去+新規)900円〜1,500円/m古いゴムを剥がして新しくする工法
増し打ち(重ね塗り)500円〜900円/m既存の上から追加する工法(窓周り等)
既存コーキング撤去費1万円〜3万円打ち替え時に発生する作業代
足場設置費用15万円〜20万円高所作業には必須(30坪程度の目安)

※2024年以降、原材料費や人件費の高騰により、単価は上昇傾向にあります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

2. 「打ち替え」と「増し打ち」どちらを選ぶべき?

コーキングの補修には2つの工法がありますが、基本的には「打ち替え」を強くおすすめします。

① 打ち替え(推奨)

古いコーキングをすべて取り除き、完全に新しくする工法です。

  • メリット: 防水性と柔軟性が新品同様に復活し、約10年以上の耐久性が期待できる。
  • デメリット: 撤去の手間がかかるため、費用が増し打ちより高い。

② 増し打ち

古いコーキングの上に新しい材料を重ねる工法です。

  • メリット: 費用が安く、工期も短い。
  • デメリット: 古いゴムと新しいゴムが馴染まず剥がれやすいため、寿命は2〜5年程度と短い。
  • 注意点: 構造上、古いゴムを剥がすと雨漏りリスクが高まる「サッシ周り(窓枠)」など、限定的な場所でのみ採用されます。

3. コーキング材の種類と寿命の違い

使用する材料(シーリング材)によって、次回の補修までの期間が変わります。

  • 変成シリコン(主流): 多くの外壁材で使用可能。上から塗装ができるため、外壁塗装と相性が抜群です。
  • ウレタン系: 密着性が高い。ただし紫外線に弱いため、必ず上から塗装して保護する必要があります。
  • 高耐久型素材(オートンイクシード等): 一般的な寿命が5〜10年なのに対し、15年〜30年近い耐久性を誇る最新の材料です。初期費用は上がりますが、メンテナンス回数を減らせるため、生涯コスト(トータルコスト)は安くなります。

4. 放置は危険!見逃せない「劣化のサイン」

コーキングの寿命は一般的に5年〜10年です。以下のようなサインを見つけたら、早めの点検を検討しましょう。

  1. ひび割れ・破断: 表面に亀裂が入ったり、真ん中が切れて隙間ができている。
  2. 肉やせ: コーキングが痩せて細くなり、外壁との間に隙間が見える。
  3. 剥離(はくり): コーキングが壁からペリペリと剥がれている。
  4. チョーキング: 触ると手に粉がつく。成分が分解されている証拠です。

放置すると雨水が侵入し、内部の木材の腐食やシロアリ被害を招き、補修費が数百万円に膨れ上がるリスクがあります。

5. 費用を10万円以上安く抑えるコツ

コーキング補修の費用で最も大きな割合を占めるのが「足場代(約15〜20万円)」です。

最大の節約術は、外壁塗装と一緒に依頼することです。

外壁塗装もコーキングも、どちらも10年前後でメンテナンスが必要になります。これらを別々に行うと足場代が2回かかりますが、同時に行えば足場代が1回分で済むため、実質的に15〜20万円程度の節約になります。

また、塗装の前にコーキングを打つ「先打ち」を行えば、塗膜がコーキングを紫外線から守ってくれるため、寿命を延ばす効果も期待できます。

6. DIYでの補修がおすすめできない理由

ホームセンターで材料が手に入るため、DIYに挑戦したくなる方も多いですが、以下のリスクがあるため避けるべきです。

  • 落下の危険: 2階以上の作業には専門の足場が必要です。はしごや脚立での作業は重大な事故に繋がります。
  • 施工不良による雨漏り: 古いゴムをカッターで剥がす際、中の防水シートを傷つけると雨漏りの直接的な原因になります。
  • 乾燥時間の誤認: コーキングは種類により2日〜1週間ほどの乾燥時間が必要です。不十分な乾燥で上から塗装すると、すぐに剥がれてしまいます。

7. まとめ

外壁コーキングは、家を雨漏りから守るための「第一次防御線」です。
費用の目安は、足場込みで25万円〜45万円程度ですが、外壁塗装と一緒に計画することで大幅なコストダウンが可能です。

まずは信頼できる業者に現地調査を依頼し、現在の劣化状況が「打ち替え」が必要なレベルなのか、正確な見積もりをもらうことから始めましょう。適切なタイミングでの補修が、あなたの大切な資産を長く守ることに繋がります。

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