「外壁リフォームの見積もりに『胴縁(どうぶち)』って書いてあるけど、これって何?」
「胴縁って、ただの板じゃないの?そんなに重要なの?」
新築や外壁リフォームの際に、当たり前のように使われている「下地胴縁」。普段は外壁材の下に隠れて見えないため、その存在や重要性を意識する方は少ないかもしれません。
しかし、この胴縁こそが、外壁材をしっかり固定し、壁の内部の湿気を逃がして家の寿命を延ばすという、非常に重要な役割を担っている「縁の下の力持ち」なのです。
この記事では、そんな「下地胴縁」について、
- 胴縁が果たす2つの超重要な役割
- 材質や設置方向による種類の違い
- 間違った施工が招く、恐ろしいリスク
- 新築・リフォームでこだわりたい胴縁の選び方
などを、図解を交えながら初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
「下地胴縁」とは?その正体と2つの重要な役割
胴縁(どうぶち)とは、建物の柱や梁といった構造体と、外壁材(サイディングなど)の間に取り付けられる、厚さ15mm~20mm程度の細長い棒状の下地材です。
この一見地味な部材が、主に2つの非常に重要な役割を果たしています。
役割①:外壁材を強固に固定するための「下地」
外壁材は、厚みが薄く、それ自体を直接柱に固定しただけでは、強風や地震の際にたわんだり、剥がれたりする危険性があります。
そこで、まず柱に胴縁を適切な間隔でしっかりと固定し、その胴縁に対して外壁材を取り付けることで、外壁全体の強度を格段に高めているのです。
役割②:家の寿命を延ばす「通気層」の確保【最重要】
これが胴縁の最も重要な役割です。胴縁を設置すると、その厚みの分だけ、建物の構造体と外壁材の間に空気の通り道(通気層)が生まれます。
この通気層があることで、壁の内部にこもった湿気や、万が一侵入した雨水が、上昇気流によって自然に外部へ排出されます。
もしこの通気層がないと、壁の内部は湿気が充満し、結露が発生。その結果、柱や土台といった構造材の腐食やカビ、断熱材の性能低下を招き、建物の寿命を著しく縮めてしまうのです。
2000年に施行された法律(品確法)以降、この胴縁を用いた「外壁通気工法」は、雨漏りを防ぎ、建物を長持ちさせるための標準的な工法となっています。
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胴縁の種類|材質や設置方向で何が違う?
胴縁には、材質や設置する向きによっていくつかの種類があります。
材質による違い:「木」と「樹脂」、どっちがいい?
戸建て住宅で使われる胴縁は、主に「木製」と「樹脂製」です。
| 材質 | 木胴縁(きどうぶち) | 樹脂胴縁(じゅしどうぶち) |
|---|---|---|
| 特徴 | 杉材などが一般的。安価で加工しやすい。 | プラスチック製。腐食やシロアリに強い。 |
| メリット | ・価格が安い | ・水に強く、腐らない ・シロアリの被害を受けない ・熱による変形が少ない(アルミ芯入りなど) |
| デメリット | ・湿気による腐食や反りのリスクがある ・シロアリ被害の可能性がある | ・木製に比べて価格が高い |
| おすすめ度 | △ | ◎ |
コスト面では木胴縁に軍配が上がりますが、壁の内部という湿気がこもりやすい場所で使うことを考えると、腐食の心配がない樹脂胴縁の方が、長期的な安心感は圧倒的に高いと言えます。
設置方向による違い:「縦胴縁」と「横胴縁」
胴縁は、外壁材を張る方向によって取り付ける向きが変わります。
- 縦胴縁(たてどうぶち)
横張りのサイディングを施工する場合に使用します。胴縁を縦に取り付けることで、通気層の空気が上下にスムーズに流れ、最も効率的に湿気を排出できます。 - 横胴縁(よこどうぶち)
縦張りのサイディングを施工する場合に使用します。胴縁を水平に取り付けますが、このままでは空気の流れが遮断されてしまうため、通気を確保するために胴縁を部分的にカットするなどの工夫が必要です。
間違った施工は逆効果!胴縁工事で注意すべきポイント
胴縁は、正しく施工されて初めてその性能を発揮します。もし施工に不備があると、かえって建物を傷める原因になりかねません。
- 不適切な取り付け間隔
胴縁の取り付け間隔が広すぎると、外壁材の固定力が不足し、強風時のバタつきや剥がれの原因になります。 - 通気層の閉塞
横胴縁の施工で通気経路を確保しなかったり、胴縁の上下にある空気の入口・出口を塞いでしまったりすると、通気層が機能せず、湿気の逃げ場がなくなってしまいます。これは、通気層がない「直張り」よりも悪い状態です。 - 木胴縁の品質管理
防腐・防蟻処理が不十分な木胴縁や、十分に乾燥していない木材(AD材など)を使用すると、早期の腐食や変形を引き起こし、外壁の歪みや強度の低下につながります。
新築・リフォームでこだわりたい胴縁の選び方
外壁材の種類やデザインにこだわる方は多いですが、その性能を最大限に引き出すためには、ぜひ「下地胴縁」にもこだわってみてください。
- 材質は「樹脂製」がおすすめ
初期費用は少し高くなりますが、腐食やシロアリのリスクがない樹脂胴縁は、長期的な安心につながる賢い投資です。 - 厚みにも注目
胴縁の厚みは、通気層の厚さに直結します。標準的な15mm~18mm厚でも十分ですが、より厚い20mm以上の胴縁を採用すれば、通気性能と断熱性能がさらに向上します。 - 業者に確認する
リフォームの見積もりを取る際には、「胴縁はどの材質で、厚みは何mmのものを使いますか?」と質問してみましょう。下地材にまでこだわっているかどうかが、その業者の技術力や信頼性を見極める一つの指標になります。
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まとめ
下地胴縁は、普段目にすることのない地味な存在ですが、外壁の強度を保ち、壁内結露を防いで家の寿命を延ばす、非常に重要な役割を担っています。
- 胴縁の役割:外壁材の固定と通気層の確保。
- 通気層の重要性:壁内の湿気を排出し、結露による構造材の腐食を防ぐ。
- 材質の選び方:長期的な安心を考えるなら「樹脂胴縁」が断然おすすめ。
- 業者選びのポイント:下地である胴縁の材質や厚みにまでこだわった提案をしてくれる業者を選ぼう。
外壁工事を検討する際は、表面のデザインだけでなく、その下にある「胴縁」がどのように施工されるのかにも注目してみてください。見えない部分へのこだわりこそが、本当に強く、長持ちする家づくりに繋がるのです。
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