「家の外壁が古くなってきたけど、リフォームって何をすればいいの?」
「『塗装』と『張り替え』ってよく聞くけど、何が違うの?」
「費用や寿命を考えたら、結局どっちがお得なの?」
築10年以上が経過し、色あせやひび割れが気になり始める外壁。
リフォームを検討する際、代表的な選択肢となるのが「塗装(塗り替え)」と「張り替え」です。
しかし、この2つは工事内容も、費用も、そして得られる効果も全く異なります。
ご自宅の劣化状況に合わない方法を選んでしまうと、「高い費用を払ったのに、数年でまた問題が再発した…」なんてことにもなりかねません。
この記事では、「外壁塗装と張り替えの違い」に特化して、
- 工事内容の根本的な違いをイラストで分かりやすく解説
- 【費用・工期・寿命】気になるポイントを徹底比較!
- 【症状別】あなたの家はどっち?最適なリフォーム方法の判断基準
- 第3の選択肢「カバー工法」とは?
などを、リフォーム初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、塗装と張り替えの違いが完全に理解でき、あなたの家に本当に必要なリフォームはどちらなのか、自信を持って判断できるようになります。
1.【一目で分かる】外壁塗装 vs 張り替え 徹底比較表
まず、塗装と張り替えの主な違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | 塗装(塗り替え) | 張り替え |
|---|---|---|
| 工事内容 | 既存の外壁に新しい塗料を塗る | 既存の外壁を剥がし、新しい外壁材を張る |
| イメージ | 化粧(ファンデーション) | 肌の再生治療 |
| 30坪の費用相場 | 80万円~120万円 | 150万円~300万円 |
| 工事期間 | 10日~2週間 | 3週間~1ヶ月以上 |
| 期待できる寿命 | 10年~20年(塗料による) | 20年~40年(外壁材による) |
| 主な目的 | 美観の回復・防水性の維持 | 外壁の根本的な刷新・下地の修繕 |
| おすすめの時期 | 築10年~20年 | 築30年以上、または深刻な劣化時 |
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2.「塗装(塗り替え)」とは?特徴とメリット・デメリット
塗装は、外壁リフォームの中で最も手軽で一般的なメンテナンス方法です。
- どんな工事?
高圧洗浄で汚れを落とし、小さなひび割れなどを補修した上で、既存の外壁に新しい塗料を3回(下塗り・中塗り・上塗り)塗り重ねます。
メリット
- 費用が安い: 張り替えに比べて、半額~1/3程度の費用で施工できます。
- 工期が短い: 解体作業などがないため、工事期間が短く、生活への影響も少ないです。
- デザインを一新できる: 好きな色を選んで、家のイメージをガラリと変えることができます。
デメリット
- 外壁材本体の劣化は直せない: あくまで表面をコーティングするだけなので、サイディングの反りや、モルタルの大きなひび割れといった外壁材自体の劣化や変形は直せません。
- 下地の状態は確認できない: 外壁の内部にある防水シートや柱などの状態は確認できません。
【結論】
塗装は、外壁材自体に大きなダメージがない場合の「予防的なメンテナンス」として最適です。
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3.「張り替え」とは?特徴とメリット・デメリット
張り替えは、外壁を根本から刷新する、最も大規模で本格的なリフォーム方法です。
- どんな工事?
既存の外壁材(サイディングやモルタル)を全て解体・撤去します。むき出しになった下地(防水シートや柱など)の状態を確認・補修し、その上から新しい外壁材を張り付けます。
メリット
- 建物の寿命が延びる: 外壁の下にある防水シートや下地木材まで新しくできるため、建物の防水性能が根本から回復し、寿命を大幅に延ばすことができます。
- 雨漏りを完全に解決できる: 壁内部の腐食なども確認・修理できるため、原因不明の雨漏りも根本から解決できます。
- 耐震性の向上が期待できる: 重いモルタル壁から、軽量な金属サイディングなどに張り替えることで、家の重量が軽くなり、耐震性が向上します。
- 外観が新築同様になる: 外壁材そのものが新しくなるため、見た目は完全に新築同様に生まれ変わります。
デメリット
- 費用が非常に高額: 塗装の2倍以上の費用がかかります。解体費や廃材の処分費、下地工事費などが加わるためです。
- 工期が長い: 解体から始まるため、工事期間が1ヶ月以上に及ぶこともあります。
- 騒音やホコリが多い: 解体作業中は、大きな音やホコリが発生します。
【結論】
張り替えは、外壁材の寿命が尽き、雨漏りなどの深刻な劣化が見られる場合の「根本的な治療」として最適です。
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4.【第3の選択肢】「カバー工法」との違いは?
塗装と張り替えの中間に位置する方法として「カバー工法(重ね張り)」もあります。
これは、既存の外壁を剥がさずに、その上から新しい外壁材(主に軽量な金属サイディング)を重ね張りする工法です。
| 塗装 | カバー工法 | 張り替え | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 安い | 中間 | 高い |
| 下地の修理 | できない | できない | できる |
| 断熱性UP | △(塗料による) | ◎ | 〇 |
カバー工法は、「塗装では物足りないが、張り替えほど費用はかけられない」という場合に有効な選択肢です。ただし、張り替えと違って下地の修理はできないため、雨漏りが発生している家には適用できません。
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5. 我が家はどっち?塗装と張り替えの最適な判断基準
では、あなたの家には「塗装」と「張り替え」、どちらが適しているのでしょうか?判断の目安は「築年数」と「劣化症状」です。
築年数で判断する場合
- 築10年~20年:
→ 「塗装」が基本。塗膜の防水性が低下してくる時期なので、塗装で保護機能を回復させましょう。 - 築30年以上:
→ 「張り替え」を本格的に検討。外壁材だけでなく、その下にある防水シートも寿命を迎えている可能性が高いです。
劣化症状で判断する場合
| こんな症状なら… | 塗装でOK | 張り替えを検討 |
|---|---|---|
| チョーキング(白い粉) | ◎ | |
| 軽微なひび割れ | ◎ | |
| 色あせ、汚れ、コケ | ◎ | |
| コーキングの劣化 | ◎(塗装と同時に打ち替え) | |
| サイディングの大きな反り・浮き | × | ◎ |
| 外壁材の広範囲な剥がれ・欠け | × | ◎ |
| 雨漏りが発生している | × | ◎ |
ポイント
劣化が「外壁の表面」だけであれば「塗装」で対応できます。
劣化が「外壁材の内部」や「下地」にまで及んでいる場合は「張り替え」が必要です。
6. まとめ
外壁リフォームにおける「塗装」と「張り替え」は、目的も費用も全く異なる工事です。
- 「塗装」は、外壁表面を保護する定期的な“予防メンテナンス”。
- 「張り替え」は、寿命を迎えた外壁を下地から再生させる“根本治療”。
- どちらを選ぶべきかは、「築年数」と「劣化症状」で判断する。
- 築30年以上、または雨漏りがある場合は「張り替え」が必須。
- 下地に問題がなければ、中間的な選択肢として「カバー工法」も有効。
「まだ塗装で大丈夫だろう」と安易に判断して劣化を放置すると、いずれ高額な張り替え工事が必要になってしまいます。
逆に、塗装で十分な状態なのに、不必要な高額な張り替えを勧められても困ります。
まずは信頼できる専門業者に家の状態を正確に診断してもらい、それぞれの工法のメリット・デメリットについて納得のいく説明を受けた上で、ご自身のライフプランに合った最適なリフォーム方法を選択しましょう。
クイック屋根工事
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