「家を建てるけど、サイディングの種類がたくさんあって選べない…」
「窯業系?金属系?それぞれ何が違うの?」
「デザイン、費用、メンテナンス性…何を基準に選べば後悔しない?」
お家の印象を決定づける「外壁材」。中でも、工場で生産される板状の外壁材「サイディング」は、現在の日本の戸建て住宅で圧倒的なシェアを誇る、まさに“王道”の選択肢です。
しかし、一口にサイディングと言っても、実は原材料によって「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」という4つの種類に分かれており、それぞれに全く異なる特徴やメリット・デメリットが存在します。
この記事では、これら4大サイディングの種類について、
- それぞれの特徴と、メリット・デメリットを徹底比較
- デザイン、価格、耐久性、メンテナンス性の違いが一目で分かる比較表
- 【種類別】どんな人におすすめなのか?
- 選ぶ前に知っておきたい、メンテナンス時期の目安
などを、リフォーム・新築の初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、それぞれのサイディングの特性が完全に理解でき、あなたのライフスタイルや理想の住まいに最適な種類がどれなのか、自信を持って選べるようになります。
1.【一目で分かる】4大サイディング種類別 徹底比較表
まずは、4つのサイディングの主な特徴を比較してみましょう。
| 種類 | 窯業(ようぎょう)系 | 金属系 | 木質系 | 樹脂系 |
|---|---|---|---|---|
| シェア率 | 約78%(圧倒的主流) | 約11% | 約1% | 1%未満 |
| 主な原料 | セメント、繊維質 | ガルバリウム鋼板など | 天然木 | 塩化ビニル樹脂 |
| デザイン性 | ◎ 非常に豊富 | 〇 モダン、シャープ | ◎ 自然な風合い | △ 限定的 |
| 価格 | ◎ 比較的安価 | 〇 | △ 高価 | △ 高価 |
| 耐久性 | 〇 | ◎ 高い | △ 定期メンテ必須 | ◎ 非常に高い |
| メンテナンス | 10年前後で塗装・コーキング補修 | 10~15年で塗装 | 3~10年で塗装 | ほぼ不要 |
| 耐火性 | ◎ 高い | 〇 | △ | △ |
| 断熱性 | △ | ◎ 高い | 〇 | 〇 |
| 重量 | 重い | 軽い(耐震性◎) | やや重い | 非常に軽い |
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2.【種類①】窯業系サイディング:デザインとコスパの王道
- どんなサイディング?
セメントに繊維質を混ぜて板状に固めたもので、現在の日本の戸建て住宅で約8割のシェアを誇る、最もポピュラーな外壁材です。 - メリット
- デザインが圧倒的に豊富: レンガ調、タイル調、木目調など、あらゆるデザインが揃っており、好みの外観を実現しやすいです。
- コストパフォーマンスが高い: 大量生産されているため、価格が比較的安価で、性能とのバランスが取れています。
- 耐火性に優れる: 主成分がセメントなので、火に強く、防火地域でも安心して使用できます。
- デメリット
- 定期的な塗装が必要: 素材自体に防水性がないため、10年前後で表面の塗装が劣化します。防水性を維持するためには、定期的な塗り替えが不可欠です。
- コーキングのメンテナンスが必須: 板と板の継ぎ目(目地)を埋める「コーキング」が、5~10年で劣化するため、打ち替えなどの補修が必要です。
【こんな人におすすめ!】
「豊富なデザインの中から、自分好みの外観を選びたい」
「初期費用を抑えつつ、バランスの取れた外壁にしたい」
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3.【種類②】金属系サイディング:軽さと断熱性で人気急上昇
- どんなサイディング?
ガルバリウム鋼板などの金属板の裏側に、断熱材を一体化させた外壁材です。モダンでスタイリッシュな外観が人気を集めています。 - メリット
- 非常に軽い: 窯業系サイディングの約1/4の重さ。建物への負担が少なく、耐震性に優れています。既存の外壁の上から重ね張りする「カバー工法」リフォームにも最適です。
- 断熱性が高い: 裏側の断熱材の効果で、夏の暑さや冬の寒さを和らげ、省エネ効果も期待できます。
- 耐久性が高い: ひび割れの心配がなく、凍害にも強いため、寒冷地でも安心して使用できます。
- デメリット
- 傷がつきやすく、凹みやすい: 表面に硬いものが当たると傷がつき、そこからサビが発生する可能性があります。
- デザインが限定的: 窯業系に比べると、デザインのバリエーションは少なめです。
【こんな人におすすめ!】
「シャープでモダンな外観が好き」
「家の耐震性を高めたい」
「断熱性を重視して、光熱費を抑えたい」
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4.【種類③】木質系サイディング:本物だけが持つ自然の温もり
- どんなサイディング?
天然木に塗装や不燃処理などを施した、木のぬくもりを感じられる外壁材です。 - メリット
- 唯一無二のデザイン性: 本物の木だけが持つ、温かみのある美しい風合いが最大の魅力です。経年による色合いの変化も楽しめます。
- 断熱性が高い: 木は熱を伝えにくい性質があるため、断熱性に優れています。
- デメリット
- こまめなメンテナンスが必須: 木材は水分に弱く、腐食を防ぐために3年~10年ごとの頻繁な再塗装が必要です。メンテナンスを怠ると、劣化が一気に進みます。
- 価格が高く、施工できる業者が少ない: 材料費も施工費も高額になる傾向があり、木材の扱いに慣れた専門的な業者に依頼する必要があります。
【こんな人におすすめ!】
「コストや手間がかかっても、本物の木の質感を外観に取り入れたい」
「自然素材にこだわりたい」
5.【種類④】樹脂系サイディング:メンテナンスフリーを追求した高耐久素材
- どんなサイディング?
塩化ビニル樹脂を主原料とする、プラスチック製の外壁材です。アメリカやカナダなど、北米では主流となっています。 - メリット
- メンテナンスの手間が非常に少ない: 素材自体に色が練り込まれているため、塗装によるメンテナンスが原則不要です。コーキングも使用しない工法が主流です。
- 耐久性が非常に高い: 腐食やサビの心配がなく、塩害や凍害にも非常に強いです。弾力性があるため、衝撃で割れにくいのも特徴です。
- 非常に軽い: 金属系よりもさらに軽量で、耐震性にも優れています。
- デメリット
- デザインの選択肢が少ない: 国内での普及率が低いため、選べるデザインやカラーが限られます。
- 施工できる業者が少ない: 特殊な施工方法のため、対応できる業者が非常に少ないのが現状です。
【こんな人におすすめ!】
「とにかくメンテナンスの手間をなくしたい」
「海の近くや寒冷地など、厳しい環境に家を建てる」
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6. まとめ:ライフプランと価値観に合ったサイディングを選ぼう
4種類のサイディング、それぞれの個性が見えてきたでしょうか。最後に、選び方のポイントをまとめます。
- デザインとコストのバランスで選ぶなら → 「窯業系サイディング」
- 耐震性・断熱性・モダンな外観を重視するなら → 「金属系サイディング」
- メンテナンスの手間と費用をかけてでも、木の質感を求めるなら → 「木質系サイディング」
- 初期費用は高くても、将来のメンテナンスの手間をなくしたいなら → 「樹脂系サイディング」
どのサイディングにも一長一短があり、「これが絶対に一番良い」という答えはありません。
あなたの「デザインの好み」「予算」「どのくらいメンテナンスに手間をかけられるか」といった価値観、そして「これから何年、その家に住むのか」というライフプランを総合的に考えて、最適な種類を選ぶことが、後悔しない外壁選びの最大の秘訣です。
クイック屋根工事
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