HOME » 外装関連工事・リフォーム » 屋根の断熱 » 【屋根断熱材の種類】屋根の断熱材、どれを選ぶべき?4つの種類とメリット・デメリットを解説
断熱 

「夏の2階が暑すぎる…屋根の断熱を見直したいけど、どんな断熱材があるの?」
「グラスウール、ウレタンフォーム…種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない!」

家の快適性を大きく左右する「屋根断熱」。その効果を決定づけるのが、主役となる「断熱材」の種類です。

しかし、一言で断熱材と言っても、昔ながらの「グラスウール」から、最新の「発泡プラスチック系」まで、その種類は実に様々。それぞれに性能、価格、メリット・デメリットが異なり、ご自宅の状況や求める性能によって最適な選択は変わってきます。

間違った断熱材を選んでしまうと、期待した効果が得られないばかりか、結露などの新たなトラブルを引き起こすことにもなりかねません。

この記事では、そんな複雑な屋根断熱材の種類について、

  • 主流の4大断熱材の性能と特徴を徹底比較
  • 「屋根断熱」と「天井断熱」、断熱方法による選び方の違い
  • 費用と性能のバランスで考える、後悔しない選び方のポイント

などを、初心者の方にも分かりやすく解説します。

まずは断熱方法を知ろう!「屋根断熱」と「天井断熱」

断熱材の種類を見る前に、まず「どこを断熱するか」で2つの方法があることを理解しましょう。

  • 屋根断熱
    屋根のすぐ内側(垂木の間など)に断熱材を施工する方法です。屋根裏空間も断熱されるため、ロフトや勾配天井を作りたい場合に必須の工法です。断熱効果は高いですが、施工面積が広く費用は高めになります。
  • 天井断熱
    最上階の天井裏に断熱材を敷き詰める方法です。居住空間だけをコンパクトに断熱するため、費用を抑えられ、冷暖房効率も良いのが特徴です。ただし、屋根裏は断熱されないため、夏場は高温になります。

「屋根裏を空間として使いたいか?」が、どちらの方法を選ぶかの大きな判断基準になります。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

【性能・価格で比較】屋根に使われる4大断熱材の種類

断熱 グラスウール

それでは、実際に屋根に使われる代表的な断熱材を4つの系統に分けて比較してみましょう。

断熱材の系統①無機繊維系②木質繊維系③発泡プラスチック系④天然素材系
代表的な種類グラスウール、ロックウールセルロースファイバー硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム羊毛(ウール)など
断熱性能◯(厚みが必要)◎(薄くても高性能)
費用◎ 安い△ やや高い△ やや高い× 高い
耐火性◎(不燃)△(難燃処理)×(可燃)△(難燃)
湿気への強さ× 弱い(結露注意)◎(調湿性あり)◎ 強い◎(調湿性あり)

① 無機繊維系(グラスウール、ロックウール)

  • 特徴:ガラスや鉱物を繊維状にした、綿のような断熱材。日本の住宅で最も広く使われています。
  • メリット価格が圧倒的に安く、コストパフォーマンスに優れます。また、原料が不燃性のため火災にも強いです。
  • デメリット湿気に非常に弱いのが最大の弱点。水を含むと断熱性能が著しく低下するため、防湿・通気といった結露対策を徹底した丁寧な施工が不可欠です。

② 木質繊維系(セルロースファイバー)

  • 特徴:新聞古紙をリサイクルして作られた、綿状の断熱材。専用の機械で壁の中などに吹き込んで施工します。
  • メリット:隙間なく充填できるため気密性が高いです。素材自体が湿気を吸ったり吐いたりする**「調湿性」**を持つため、結露に強いのが大きな強み。防音性にも優れます。
  • デメリット:専門の施工業者でないと扱えず、価格もグラスウールよりは高くなります。

③ 発泡プラスチック系(硬質ウレタンフォームなど)

  • 特徴:プラスチックを主原料とし、現場でスプレーのように吹き付けて発泡させるタイプや、硬い板状のタイプがあります。
  • メリット:数ある断熱材の中で最も断熱性能が高いのが特徴。薄くても高い効果を発揮します。また、水をほとんど吸わないため、湿気にも強いです。
  • デメリット:価格が高めであることと、素材自体が燃えやすい(難燃処理はされている)ため、防火対策が重要になります。

④ 天然素材系(羊毛など)

  • 特徴:羊毛(ウール)など、自然由来の素材を使った断熱材。
  • メリット:化学物質を含まず、人体にやさしいのが魅力。セルロースファイバー同様、優れた調湿性を持ちます。
  • デメリット:希少なため、価格は最も高価になります。

後悔しない断熱材選びの3つのポイント

  1. 費用と性能のバランスで選ぶ
    「とにかく安く」ならグラスウール、「性能最優先」なら発泡プラスチック系、というように、ご自身の予算と、どこまでの断熱性能を求めるかのバランスで考えましょう。長期的な光熱費の削減効果も考慮すると、初期費用が多少高くても高性能な断熱材を選ぶ方がお得になる場合もあります。
  2. 地域の気候特性を考慮する
    例えば、湿度の高い地域であれば、調湿性に優れたセルロースファイバーや天然素材系が効果を発揮します。冬の寒さが厳しい寒冷地では、薄くても高い性能を発揮する発泡プラスチック系が有利になるなど、お住まいの地域の気候に合った特性を持つ断熱材を選ぶことが重要です。
  3. 施工業者の経験と技術力も重視する
    特にグラスウールや現場発泡ウレタンフォームは、施工する職人の技術力によって、その性能が大きく左右されます。隙間なく、結露対策を徹底して施工できる、断熱工事の実績が豊富な業者を選ぶことが、断熱材の性能を100%引き出すための最も重要なポイントです。

まとめ

屋根の断熱材選びは、夏の涼しさ、冬の暖かさを決める、住まいの快適性の根幹をなす重要な選択です。

  • 断熱材の種類は主に4つ:それぞれ性能、価格、特性が異なる。
  • コスト重視ならグラスウール。ただし、湿気対策を徹底した丁寧な施工が絶対条件。
  • 性能重視なら発泡プラスチック系(ウレタンフォームなど)。薄くても高い断熱効果を発揮。
  • 結露対策を重視するなら:調湿性のあるセルロースファイバーも有力な選択肢。

どの断熱材がご自宅に最適か、一概に「これが一番」とは言えません。ご自身の予算やライフスタイル、そして地域の気候などを総合的に考慮し、信頼できる専門家とよく相談しながら、後悔のない断熱材選びを進めてください。

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