【外壁塗装の相場】坪数ごとの費用一覧と見積もり内訳｜安くするコツと注意点もプロ視点で解説

「うちの外壁塗装、だいたいいくらくらいかかるんだろう？」
「見積もりをもらったけど、この金額って適正価格？もしかして高い？」
「『100万円』が相場って聞くけど、何にそんなにお金がかかるの？」

10年に一度の一大イベントである外壁塗装。決して安い買い物ではないからこそ、「適正な価格相場」を知っておくことが、後悔しないリフォームの絶対条件です。

相場を知らないまま業者選びを進めてしまうと、気づかぬうちに数十万円も損をしていたり、悪徳業者の不当な高額請求に騙されてしまったりする危険性があります。

この記事では、年間数千件の見積もりデータを分析する専門家が、

• 【結論】30坪・40坪など、坪数別のリアルな費用相場
• 「足場代」「塗料代」「工事費」…費用の全内訳を徹底解剖
• シリコン・フッ素など、塗料グレードで費用はいくら変わる？
• 相場より高すぎる・安すぎる見積もりが危険な理由

などを、塗装工事が初めての方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの家の外壁塗装にかかる「正しい相場感」が身につき、悪徳業者に騙されることなく、安心して優良業者を選べるようになります。

1.【結論】外壁塗装の費用相場は「80万円～140万円」が中心！

まず、皆さんが一番知りたい結論から。
数多くのリフォーム実績データを分析すると、戸建て住宅の外壁塗装の費用相場は80万円～140万円が最も多い価格帯です。

• 1位：100万円～120万円（28.3%）
• 2位：80万円～100万円（23.9%）
• 3位：120万円～140万円（16.4%）

実に、約7割の方がこの80万円～140万円の範囲内で工事を行っています。まずはこの金額を、外壁塗装の相場を知る上での大きな目安として覚えておきましょう。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル　0120-905-454　（平日・土曜　9:00～18:00）

2.【坪数別】我が家の費用相場はいくら？（20坪・30坪・40坪…）

外壁塗装の費用は、家の大きさ（坪数）によって大きく変動します。あなたの家に近い坪数で、より具体的な相場感を掴んでみましょう。

延べ坪数	塗装面積（目安）	外壁塗装のみの費用相場	屋根も同時に塗装する場合
20坪	70㎡～90㎡	60万円 ～ 90万円	80万円 ～ 110万円
30坪	110㎡～130㎡	80万円 ～ 110万円	100万円 ～ 140万円
40坪	150㎡～170㎡	90万円 ～ 140万円	120万円 ～ 170万円
50坪	190㎡～210㎡	110万円 ～ 160万円	140万円 ～ 190万円
60坪	230㎡～250㎡	130万円 ～ 200万円	160万円 ～ 230万円

※上記は最も一般的な「シリコン塗料」を使用した場合の、足場代など全て込みの総額目安です。
※「延べ坪数」とは、1階と2階の床面積を合計した坪数のことです。

【お得情報】屋根塗装との同時工事で20万円も節約！

表を見て分かる通り、外壁と屋根を別々に塗装するより、同時に工事した方が断然お得です。その理由は、どちらの工事にも必須な「足場代（約15～25万円）」が1回分で済むから。もし屋根もメンテナンス時期を迎えているなら、同時施工を強くおすすめします。

3.【費用の内訳】100万円の内訳って？塗装費用の4大要素

「総額100万円の内訳って、一体どうなってるの？」
その疑問を解決するため、費用の構成要素を4つに分解して見ていきましょう。これを知ることで、見積もりのどこをチェックすべきかが分かります。

費用項目	費用の割合	30坪（100万円）の場合の目安	内容
① 塗料代	約20%	約20万円	塗料そのものの材料費。グレードによって大きく変動。
② 足場代	約20%	約20万円	安全と品質確保に必須の仮設足場の費用。
③ 工事費（人件費）	約30%	約30万円	職人の技術料。高圧洗浄、下地処理、養生、塗装作業など。
④ その他経費	約30%	約30万円	現場管理費、交通費、廃材処分費、業者の利益など。

意外に思われるかもしれませんが、純粋な「塗料代」は全体の約20%に過ぎません。費用の大部分は、安全な作業環境を作り、腕の良い職人に丁寧に仕事をしてもらうための「足場代」と「工事費」で構成されているのです。

4.【塗料の種類別】グレードで相場はこんなに変わる！

塗装費用を最も大きく左右するのが「塗料の種類（グレード）」です。塗料の価格は、耐用年数（寿命）と比例します。

塗料の種類（グレード）	耐用年数	㎡単価（3回塗り）	30坪の塗装代（目安）
アクリル	5～7年	1,000～1,500円	約12～18万円
ウレタン	8～10年	1,700～2,200円	約20～26万円
シリコン	10～15年	2,300～3,000円	約28～36万円
ラジカル	12～15年	2,500～3,300円	約30～40万円
フッ素	15～20年	3,500～5,000円	約42～60万円
無機	20年以上	4,500～5,500円	約54～66万円

【プロの視点】

• コストパフォーマンスで選ぶなら「シリコン」か「ラジカル」
  現在の主流はこの2つ。十分な耐久性を持ちながら、価格も手頃で、最もバランスが取れています。
• 安さだけで「アクリル」「ウレタン」を選ぶのはNG
  耐用年数が短いため、すぐに再塗装が必要になり、その度に足場代がかかるため、長期的にはかえって高くつきます。

5. 要注意！相場からかけ離れた見積もりが危険な理由

相見積もりを取ると、業者によって金額が大きく違うことがあります。相場から極端に外れた見積もりには注意が必要です。

• 相場より【高すぎる】見積もりの危険性
  • 不要な工事が含まれている可能性がある。
  • 下請け業者に丸投げするための中間マージンが多く含まれている。
  • 単純に、会社の利益を不当に多く乗せている。
• 相場より【安すぎる】見積もりの危険性
  • 必要な工程（3回塗りを2回にするなど）を省く手抜き工事の可能性。
  • 塗料を規定以上に薄めるなど、材料費をケチっている。
  • 後から高額な追加費用を請求する前提の「見せかけの見積もり」。

結論

適正な相場を知り、その範囲内で、最も信頼できる提案をしてくれた業者を選ぶことが、失敗しないための最大の秘訣です。

6. まとめ

外壁塗装の相場は、決して「決まった価格」ではありません。しかし、正しい知識を持つことで、その「適正な範囲」を見極めることは十分に可能です。

• 外壁塗装の相場は80万円～140万円が中心。30坪なら80～110万円が目安。
• 費用は「塗料代」「足場代」「工事費」「その他経費」で構成される。
• 坪数（家の大きさ）と、塗料のグレード（シリコン、フッ素など）で費用は大きく変わる。
• 屋根と同時に塗装すれば、足場代（約20万円）が節約できてお得。
• 相場から極端に高い・安い見積もりは、悪徳業者の危険信号！

外壁塗装は、10年に一度の大きな投資です。この記事で紹介した相場感を武器に、必ず複数の業者から見積もりを取り、内容をじっくり比較検討してください。そうすれば、不当な価格で契約することなく、適正な費用で、満足のいく外壁塗装を実現できるはずです。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です！」（50代・女性）
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」（40代・女性）

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。