スレートコロニアル屋根材の特徴
スレートコロニアル 特徴

瓦にはないスマートなデザインが人気で、洋風のお住まいによく使用される屋根材が、スレートコロニアルです。
コロニアルやカラーベストと呼ばれたり、スレートとも呼ばれます。
ここでは人気の屋根材、スレート、スレートコロニアルの特徴について解説します。

 

 

スレート屋根の4つの種類

スレート屋根のことをコロニアルやカラーベストと呼ぶことがあります。
いずれもスレートと同じ意味で、商品名として押さえておくといいでしょう。
スレートコロニアルは、粘板岩を使った屋根材です。
薄い板状になっており、洋風のデザインには最適です。

スレート屋根は4つに分類できます。

天然スレートは、天然石を使用しているため、高級でデザインにも風格があります。

石綿スレートは、セメントとアスベストを混ぜて製造したスレートのことです。
今現在は使用が禁止されていますが、スレートが登場した初期の頃には、軽量で値段が安かったため全国的に使用されていました。

石綿スレートが禁止されたので、無石綿スレートが登場しています。
素材にアスベストではなく、パルプを使用し、軽量でなおかつ耐久性を併せ持つ優れた屋根材に仕上がっています。

セメント系のスレートは、セメントを使用し、表面を着色しています。
コロニアルやカラーベストは、このセメント系スレートに分類されています。

 

スレートコロニアルの主な特徴とは?

スレートコロニアルは、新築住宅にも使用されています。
セメントや粘土をもとに作られた板状の屋根材です。
「コロニアル」という名称は、商品名として知られており、ケイミュー株式会社が販売しているスレート瓦のことです。

同じスレートコロニアルにも、グレード、カラーバリエーション、デザイン、保証期間などに違いがあり、高価格であるほど機能が高く、耐久性にも優れています。

スレートコロニアルがよく利用される理由は、施工が容易であることから、多くの業者が取り扱えることです。
低価格でありながら、軽量で耐震性にも優れています。
耐久年数は、20年~30年程度です。
色あせにも強く、再塗装によるメンテナンスにより、寿命を延ばすことができます。
大手メーカーの保証があるのも魅力です。

 

スレートコロニアルの耐久性

スレートコロニアルは、その種類や品質により、耐用年数が違います。
メーカーが公表している耐用年数は、30年前後です。
実際には35年程度まで普通に使用できます。

スレートコロニアルのリフォームやメンテナンスにおいては、再塗装を実施する場合がありますが、再塗装は必ずしも行うべきものではなく、あくまでも美観や一定の品質を保つために行われます。
メンテナンスを行っていないと、たくさんの苔が繁殖することがありますが、そこそこの耐久性がありますので、塗装を行わない場合もあります。
そのまま放置し、劣化すれば、屋根の表面の変色やヒビ割れが目立ち始めます。

しかし、雨漏りなどのトラブルに至ることは少なく、雨漏りトラブルはスレートコロニアルの見た目の問題ではありません。
下葺き材であるルーフィングシートの防水機能がしっかりとしていれば、何も心配することありません。

 

スレートコロニアルのメンテナンス

スレートコロニアルは、定期的なメンテナンスを行えば、美しい外観を維持でき、雨漏りトラブルも発生しにくくなります。
10年ごとに屋根の点検を行い、部分補修を行いましょう。
30年目を迎えたあたりから、スレートコロニアルの寿命が近くなります。
葺き替えを含めた大掛かりな屋根の工事を考える必要が出てきます。

アスベストを使ったスレートコロニアルは、40年近い耐久性があると言われています。
アスベスト規制後のスレートコロニアルは、逆に耐用年数が短くなっており、カバー工法によるメンテナンスを行う場合があります。
これは、20年を目安に行います。
耐久性に劣る安価なコロニアル屋根の場合は、耐久性が10年も持ちません。
だからこそ、できる限り高品質・高性能のスレートコロニアルを使った屋根材を選択することが重要です。

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