雨漏りの修理費用は、雨漏りしている箇所やその修理内容により異なります。
あらかじめどれくらいの費用がかかるのを知り、無駄な費用を払わないようにしましょう。
1.防水性能に問題があるだけなら修理費用も安い!
雨漏りは老朽化した建物だけに発生するものではなく、新しい建物であっても、複雑な形状をしていたり、建物の不具合などにより、いつ発生してもおかしくないものです。
そして、屋根以外の外壁や防水コーキングなども雨漏り箇所や発生原因になることが多く、原因の特定が難しくなっています。
よくある雨漏りの発生箇所の一つに、外壁の継ぎ目、サッシ周辺の防水性能が劣化したことによる雨漏りがあります。
まだ建物が新しいのであれば、コーキングの劣化あるいは不具合です。
原因を正確に特定できる業者によるコーキング補修なら、数万円~10万円の修理費用で済みます。
2.屋根のリフォームによる雨漏り修理費用
屋根は常に外気にさらされ、いつも風雨に影響を受けています。
瓦屋根であれば、台風や強風でひび割れや瓦がズレたりします。
経年劣化はもちろんですが、瓦の不具合により、雨漏りが発生することがあります。
その場合は、瓦と破損部位の補修、下地補修が行われ、費用も20万円~30万円程度かかります。
瓦以外の金属屋根やスレート屋根であれば、表面の再塗装が有効です。
足場代を含めて、20~50万円の塗装リフォ-ム費用がかかるでしょう。
根本的な雨漏りの修理には、屋根の葺き替えやカバー工法による葺き替えが実施されます。
重ね葺きであるカバー工法は、100~150万円、葺き替え工事なら120~180万円ほどかかるといわれています。
3.塗装や外壁工事による雨漏り修理費用
塗装は雨漏り修理というよりも、「予防」に重点が置かれています。
屋根の塗装ももちろんですが、外壁材の耐久性能を高めるために、塗装を施すことで、雨漏りを予防することができます。
外壁あればその継ぎ目のコーキング処理も同時に行われます。
塗装には足場の設置と解体が必須です。
そのため塗装工事やコーキング処理を行うリフォームを行う場合は、100~150万円の費用がかかります。
外壁の塗装以外では、外壁サイディングの重ね張り工事、または張り替え工事が行われます。
外壁の張り替えなどの工事は、面積が広いことが多く、かかる費用もそれぞれ、130~200万円、180~300万円となり、想像以上に費用がかかることを想定しておきましょう。
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