HOME » 屋根材の種類と特徴 » スレート屋根(カラーベスト・コロニアル) » 【費用はいくら?】コロニアルのアスベスト処分費|高額になる理由とリフォーム費用を抑える方法
屋根 葺き替え 張り替え

「古いコロニアル屋根のリフォーム、なんだか費用が高い気がする…」
「『アスベストの処分費』って、そんなにかかるものなの?」
「うちの屋根にもアスベストって入っているのかな?」

2006年以前に建てられたスレート屋根(コロニアル、カラーベスト)の住宅にお住まいの方にとって、リフォームの際に大きな壁となるのが「アスベスト(石綿)」の問題です。

かつては建材の強度を高めるために広く使われていましたが、現在では健康被害のリスクから、その取り扱いが法律で厳しく規制されています。

特に、古いコロニアル屋根を撤去・処分する「葺き替え工事」では、このアスベストの処分費用が通常の解体費用に上乗せされるため、「見積もりを見て驚いた」という方が少なくありません。

この記事では、そんな分かりにくい「アスベスト含有コロニアルの処分費」について、

  • そもそも、なぜ処分費用が高くなるのか?
  • リアルな処分費・撤去費の相場
  • 自宅の屋根にアスベストが含まれているかの見分け方
  • 高額な処分費を回避する方法

などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。正しい知識で、納得のいく屋根リフォームを実現しましょう。

なぜ高い?アスベスト含有コロニアルの処分費が高額になる理由

アスベストを含む屋根材の処分費用が高くなるのには、法律で定められた特別な作業と手続きが必要になるからです。通常の廃材と同じように扱うことはできません。

  1. 厳重な飛散防止対策が必要
    アスベストは、解体作業などで細かく砕けると、目に見えない繊維となって空気中に飛散し、それを吸い込むことで深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。そのため、作業員は専用の防じんマスクや保護衣を着用し、屋根材に水を撒きながら(湿潤化)、粉塵が舞い上がらないように手作業で慎重に剥がしていかなければなりません。
  2. 特別な許可を持つ業者しか扱えない
    アスベスト廃棄物の収集・運搬は、都道府県知事の許可を得た「特別管理産業廃棄物収集運搬業者」しか行えません。
  3. 処分できる最終処分場が限られている
    撤去したアスベスト含有の屋根材は、無害化処理を行うか、厳重に管理された特定の最終処分場で埋め立て処分されます。受け入れ先が限られているため、処分費用そのものが高価になります。

これらの特別な手間とコストが、通常の屋根の解体費用に上乗せされるため、総額が高くなるのです。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-905-454 (平日・土曜 9:00~18:00)

アスベスト含有コロニアルの撤去・処分費用のリアルな相場

では、具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

費用項目1㎡あたりの単価相場30坪住宅(屋根面積80㎡)での費用目安
既存コロニアル撤去費2,000円~3,000円16万~24万円
アスベスト処分費(追加分)1,000円~2,000円8万~16万円
合計(撤去・処分費のみ)3,000円~5,000円24万~40万円

通常のコロニアル屋根の撤去・処分費が1㎡あたり2,000円~3,000円なのに比べ、アスベスト含有の場合は、追加で1㎡あたり1,000円~2,000円ほど、総額で8万円~16万円程度上乗せされるのが一般的です。

もちろん、これは葺き替え工事全体の一部です。最終的な工事総額は、これに足場代(約15万~25万円)や新しい屋根材・防水シートの費用、施工費などが加わり、150万円以上になることがほとんどです。

自宅の屋根は大丈夫?アスベスト含有の見分け方

屋根 アスベスト

「うちの屋根にもアスベストが入っているの?」と不安に思う方も多いでしょう。以下の2つのポイントで、ある程度の判断が可能です。

Point 1:建築・リフォームの「年代」で判断する

アスベストの使用が全面的に禁止されたのは2006年です。しかし、大手メーカーはそれ以前から自主的に使用を中止しています。

  • 2004年以降に新築・屋根リフォーム → アスベストが含まれていない可能性が非常に高いです。
  • 2004年以前に新築・屋根リフォーム → アスベストが含まれている可能性が高いです。

Point 2:製品名で判断する(設計図書を確認)

もし新築時の設計図書などが残っていれば、屋根材の商品名が記載されていることがあります。
例えば、「ニューコロニアル」といった製品にはアスベストが含まれています。一方、「コロニアルNEO」や「コロニアルクァッド」といった製品はノンアスベストです。製品名が分かれば、メーカーのウェブサイトなどでアスベストの含有情報を確認できます。

正確な判断は専門家でなければ難しいため、最終的にはリフォーム業者による事前調査(必須義務)で確定します。

高額な処分費を回避!「カバー工法」という選択肢

カバー工法 費用

「葺き替えはしたいけど、アスベストの処分費が高すぎる…」
そんな場合に非常に有効なのが「屋根カバー工法」です。

カバー工法とは、既存のコロニアル屋根を撤去せず、その上から新しい防水シートと軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を被せるリフォーム方法です。

【カバー工法のメリット】

  • アスベストを飛散させない:既存の屋根をそのまま封じ込めるため、解体作業がなく安全です。
  • 撤去・処分費が不要:高額なアスベスト処分費用が一切かかりません
  • 費用と工期を削減:葺き替えに比べて、総額で数十万円安くなり、工期も短縮できます。

【費用比較(30坪住宅)】

  • 葺き替え(アスベストあり):約170万円~
  • カバー工法:約100万円~

ただし、カバー工法はすでに雨漏りしている屋根や、下地が傷んでいる屋根には施工できないという注意点もあります。

まとめ

アスベストを含むコロニアル屋根のリフォームは、特別な知識と手続きが必要で、費用も高額になりがちです。

  • 処分費用の相場:通常の処分費にプラス8万~16万円程度上乗せされる。
  • アスベストの有無2004年以前の建物は要注意。専門家による事前調査が必須。
  • 費用を抑えるには「カバー工法」を選択すれば、高額なアスベスト処分費を回避できる。
  • 業者選び:アスベスト含有建材の取り扱い実績が豊富で、法令を遵守した適切な工事を行ってくれる信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。

アスベストに関する工事は、施主様ご自身の健康はもちろん、近隣住民への配慮も不可欠です。費用だけで判断せず、安全対策や法令遵守についてもしっかりと説明してくれる、誠実な業者に相談しましょう。

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