HOME » 屋根修理・雨漏り » 屋根修理・屋根工事DIY » DIYで屋根リフォームは可能?費用を抑える応急処置の方法と限界を徹底解説!
屋根塗料の種類

「家の屋根、ちょっと傷んできたかも…」「修理したいけど、業者に頼むと高そうだな…」

そんな風に考えて、DIYでの屋根リフォームに興味を持たれる方は多いのではないでしょうか?

自分でやれば費用も抑えられるし、なんだか達成感もありそうですよね!最近はホームセンターでも色々な道具や材料が手に入るようになりました。

でも、ちょっと待ってください!

屋根のリフォームは、家具の組み立てや壁紙の張り替えとは違い、高所での作業が伴う専門的な分野です。安易なDIYは、思わぬ事故や、かえって状態を悪化させてしまうリスクも潜んでいます。

この記事では、屋根リフォームのDIYについて、

「どこまで自分でできるのか?」
「安全にできる応急処置の方法は?」
「DIYのメリット・デメリット」
「失敗しないための注意点」

などを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!

目次

まずは知っておこう!お家の屋根の種類とよくあるトラブル

DIYを考える前に、まずはご自宅の屋根がどんな種類で、どんなトラブルが起こりやすいのかを知っておきましょう。代表的な屋根材とその特徴、起こりやすい不具合をまとめました。

屋根材の種類特徴よくある不具合
瓦屋根耐久性が高い(30~60年)。和風建築に多い。重い。・瓦のひび割れ、欠け、ズレ
・漆喰(しっくい)の崩れ
・強風による瓦の飛散
スレート屋根軽量で耐震性に優れる。普及率が高い。寿命は20年程度。定期的な塗装が必要。・スレートのひび割れ、欠け、反り
・色褪せ、コケの発生
・棟板金の浮き
金属屋根(トタン)軽量。安価。錆びやすい。倉庫やプレハブに多い。・サビ、穴あき
・塗装の剥がれ
・強風によるめくれ
金属屋根(ガルバリウム鋼板など)軽量で耐震性・耐久性に優れる。錆びにくい。人気が高い。・サビ(傷や劣化部分から)
・棟板金の浮き、飛散
・へこみ

これらの不具合を放置すると、雨漏りの原因となり、お家の内部まで傷めてしまう可能性があります。早めの対処が大切です。

DIYでどこまでできる?屋根リフォームの範囲を知ろう

台風 応急処置

「じゃあ、どこまでの修理なら自分でできるの?」と気になりますよね。結論から言うと、屋根のDIYで安全にできるのは、ごく一部の「応急処置」に限られます。

作業内容DIYの可否解説
簡単な補修や清掃安全を確保できれば初心者でも可能
コーキングの補修手順を守れば対応可能
棟板金の交換高所作業と専門知識が必要
屋根材のカバー工法軽量金属など一部対応可能
野地板や下地の修繕×雨漏りリスクが高く、専門業者向け

【DIYでも挑戦しやすい応急処置レベルの作業】

雨樋修理 費用

雨樋の部分的なヒビ割れ補修(テープ)

 小さなヒビなら、専用テープで一時的に塞げます。

外壁の簡単なコーキング補修

サイディングの隙間など、比較的手の届きやすい場所の劣化が軽微な場合。

トタン屋根 点検

屋根の小さな穴やヒビへの防水テープ貼り

トタン屋根のサビ穴など、一時的な雨水の侵入を防ぎます。

スレート屋根の小さなヒビ割れ補修(コーキング)

ごく軽微なひび割れを埋める応急処置。ただし、水の流れを妨げないよう注意が必要!

部分的な瓦の差し替え

 釘などで固定されていない古いタイプの瓦が1~2枚ズレたり割れたりした場合。(※難易度は高め、瓦の種類によります)

【DIYは危険!プロに任せるべき作業】

「自分でできそう!」と思っても、少しでも不安を感じたら無理は禁物です。

屋根全体の塗装

高圧洗浄、下地処理、複数回の重ね塗りなど専門技術が必要。ムラや早期剥がれのリスク大。

瓦 葺き替え

屋根の葺き替え・カバー工法

屋根材の撤去や新しい屋根材の設置は、専門知識と技術が不可欠。

天窓 雨漏り

雨漏りの原因特定と根本修理

雨漏りの原因特定はプロでも難しい場合あり。見当違いの修理は状況を悪化させる。

屋根工事 棟板金

棟板金の交換・修理

屋根のてっぺん部分。雨漏りの原因になりやすく、確実な施工が必要。

屋根葺き替え 足場

足場が必要になる規模の作業全般

2階建て以上の屋根など、足場なしでの作業は非常に危険。

DIYでチャレンジ!自分でできる応急処置の方法と費用目安

ここでは、比較的DIYで取り組みやすい応急処置の方法をいくつかご紹介します。作業前には必ず安全確認を行い、無理のない範囲で行いましょう。

1. 雨樋の部分補修(テープ)

  • 必要なもの: 雨樋用補修テープ(アルミ製など)、雑巾、あれば脚立
  • 手順:
    1. 補修箇所の汚れや水分をきれいに拭き取る。
    2. テープをヒビ割れ部分を覆うように、空気が入らないようしっかりと貼り付ける。
  • 費用目安: 300円~600円程度/箇所

2. 外壁のコーキング補修(増し打ち)

  • 必要なもの: 変成シリコン系コーキング材、コーキングガン、マスキングテープ、プライマー(必要な場合)、ヘラ、カッター、手袋、雑巾
  • 手順:
    1. 補修箇所の汚れを落とし、乾燥させる。
    2. コーキング材がはみ出さないよう、両側にマスキングテープを貼る。
    3. (必要な場合)プライマーを塗布し、乾燥させる。
    4. コーキングガンで、既存のコーキングの上に新しいコーキング材を充填する。
    5. ヘラで表面を平らにならす。
    6. コーキング材が乾く前にマスキングテープを剥がす。
  • 費用目安: コーキング材 500円~1,000円/本 + 道具代(ガンなど)
  • 注意点: 屋根に近い高所は危険。塗装する場合は変成シリコンを選ぶ。既存コーキングとの相性確認。

3. 屋根の防水テープ貼り

防水アルミテープ
(ブチル)
出典:https://www.nitoms.com/products/proself_almt_wp_btl/
  • 必要なもの: 屋外用・屋根用防水テープ、雑巾、脚立やハシゴ(安全に使える場合のみ)
  • 手順:
    1. 補修箇所の汚れ、サビ、水分をきれいに取り除く。
    2. テープを穴やヒビをしっかりと覆うように貼り付ける。
  • 費用目安: 1,000円~3,000円程度(テープの種類による)
  • 注意点: あくまで一時しのぎ。粘着力が強力なものは剥がす際に下地を傷める可能性あり。

4. スレート屋根のヒビ割れ補修(コーキング)

  • 必要なもの: 屋根用コーキング材(変成シリコン系など)、コーキングガン、ヘラ、雑巾
  • 手順:
    1. ヒビ割れ部分の汚れをきれいに取り除く。
    2. コーキング材をヒビに少量充填する。
    3. ヘラで軽く押さえるように仕上げる。
  • 費用目安: コーキング材 500円~1,000円/本 + 道具代
  • 超重要注意点: スレートの重なり部分や水の流れ道(排水経路)を絶対に塞がないこと! 雨水が排出されなくなり、内部で雨漏りが悪化する危険性が非常に高いです。自信がない場合は絶対にやめましょう。

ホームセンター徹底活用!DIYで使える屋根材・補修材ガイド(費用目安付き)

DIY 日曜大工 工具

「DIYするなら、どんな材料が手に入るの?」「費用はどれくらい?」そんな疑問にお答えします!

ホームセンターで比較的手に入りやすく、DIYでの使用が考えられる屋根材や補修材を、費用目安やDIY難易度と一緒にまとめました。

ただし、ここに挙げた材料でも、住宅の屋根への本格的な施工はプロの領域であることが多いです。

 特に記載のない限り、小屋や物置、あるいは応急処置での使用を想定しています。価格は店舗や時期によって変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

【主な屋根材(主に小屋・物置・テラスなど向け)】

材料名特徴参考価格(/㎡)DIY難易度(新設)主な用途注意点
波板(ポリカーボネート)軽量、加工しやすい、耐久性◎(塩ビより高い)、透明・半透明あり約1,500円~★★★★☆
(比較的簡単)
テラス、カーポート、物置衝撃に強いが、無理に曲げると割れることも。専用のビスや傘釘を使用。
波板(塩化ビニル)安価、加工しやすい、耐久性△ (寿命3~5年程度)約1,200円~★★★★☆
(比較的簡単)
仮設小屋、物置紫外線で劣化しやすく、硬化して割れやすい。
アスファルトシングルシート状、柔軟性あり、石粒で滑りにくい、デザイン性○、持ち運びやすい約1,500円~★★★☆☆
(やや難しい)
小屋、物置、犬小屋専用のシングル釘・シングルセメント(接着剤)が必要。重ね方など施工手順の確認必須。
波板(金属 – ガルバリウム等)耐久性◎、サビにくい(※トタンは錆びやすい)約2,000円~★★★☆☆
(やや難しい)
倉庫、作業小屋切断に金属用ハサミや電動工具推奨。長い方が防水性が高い。端部の雨仕舞処理が重要。
オンデュリン瓦風デザイン、軽量、植物繊維+アスファルト含浸、ヨーロッパで人気約3,000円~★★☆☆☆
(難しい)
デザイン重視の小屋専用釘推奨。重ね代や固定方法など、メーカーの施工マニュアル確認が必須。
スレート(コロニアルなど)日本の住宅で主流、セメント系、重量あり約3,000円~★☆☆☆☆
(非常に難しい)
住宅屋根(プロ向け)DIYでの新規施工・広範囲の扱いは非常に困難。割れやすく危険。基本プロ向け販売。
横葺き金属屋根(ガルバ等)スタイリッシュ、軽量、リフォームで人気約4,000円~★☆☆☆☆
(非常に難しい)
住宅屋根(プロ向け)高度な専門技術(役物加工、防水処理等)が必要。DIYでの施工は基本的に不可。

【部分補修・応急処置に使う材料】

材料名特徴参考価格DIY難易度(応急処置)主な用途注意点
屋根用 防水テープ強力粘着、耐候性・防水性◎。ブチル系など種類あり。1,000円~/巻★★★★☆
(比較的簡単)
金属屋根の穴、スレートのヒビ割れ(一時しのぎ)屋外用・屋根用を選ぶこと。貼る面の清掃・乾燥が重要。あくまで応急処置。剥がす際に下地を傷める可能性も。
雨樋用 補修テープアルミ製など。雨樋の形状にフィットしやすい。300円~/箇所相当★★★★★
(簡単)
雨樋の小さなヒビ割れ貼る面の汚れ・水分をしっかり除去してから貼る。
コーキング材(変成シリコン系)弾力性あり、塗装可(※)、耐候性○。多くの外壁材・屋根材に適合。500円~1,000円/本★★★☆☆
(やや難しい)
外壁目地、サッシ周り、スレートの小さなヒビ(※超注意!)屋根材の重なりや水の流れ道(排水経路)は絶対に塞がないこと! 雨漏り悪化の原因に。プライマーが必要な場合あり。専用ガン必要。
コーキング材(シリコン系)安価、防水性高い、上から塗装不可。耐熱性のあるものも。300円~800円/本★★★☆☆
(やや難しい)
浴槽周り、キッチン、ガラス周り(※塗装しない箇所限定)屋根や外壁など、将来塗装する可能性のある場所には絶対に使わない! 塗装を弾いてしまう。
棟板金屋根の頂点部分を覆う金属材。亜鉛鉄板、ガルバリウム鋼板など。約1,500円~/本★☆☆☆☆
(非常に難しい)
住宅屋根(プロ向け)交換・修理は雨漏りに直結する重要箇所。DIYでの安易な作業は厳禁。
ルーフィング(防水シート)屋根材の下に敷き、二次防水の役割を担う重要なシート。アスファルト系が主流。数百円~/㎡★☆☆☆☆
(非常に難しい)
屋根葺き替え・新設時屋根の防水性能の要。DIYでの扱いは基本的に推奨しない。 破れや穴あきは雨漏りの原因に。

【その他、DIYであると便利な道具・部材】

  • コーキングガン: コーキング材を押し出すための道具(約500円~2,000円)
  • ハシゴ・脚立: 高所作業用。必ず安定した場所に設置し、無理な体勢は避ける(数千円~数万円)
  • 安全帯(墜落制止用器具)・ヘルメット: 高所作業の必需品。命を守る最重要アイテム(合わせて1万円~)
  • 高圧洗浄機: 塗装前の下地清掃や、屋根・外壁の汚れ落としに(家庭用:1万円~)
  • ローラー・刷毛・養生テープ: 塗装する場合に必要(セットで数千円~)
  • 皮手袋・保護メガネ: 手や目の保護のために(各数百円~)
  • 釘・ビス: 使用する屋根材に適したものを選ぶ(波板用傘釘、ステンレスビスなど)
  • 下地材(合板など): 屋根の下地が傷んでいる場合に必要になることも。

💡 ポイント

  • 材料を選ぶ際は、
    「何に使うのか(住宅本体? 小屋? 応急処置?)」と「自分の技術レベルで扱えるか」を冷静に判断しましょう。
  • 繰り返しになりますが、住宅の屋根に関する本格的な作業(特に雨漏り修理や葺き替え)は、プロの屋根修理業者に任せるのが最も安全かつ確実です。
  • ホームセンターの店員さんは商品知識は豊富ですが、屋根工事の専門家ではありません。アドバイスは参考にしつつも、最終判断は自己責任で。
  • 波板や長い屋根材を購入する場合、軽トラックのレンタルが必要になることがあります。多くのホームセンターで貸し出しサービスがありますので、事前に確認しましょう(無料または有料)。

メリットだけじゃない!DIY屋根リフォームの落とし穴

DIY 日曜大工 看板

DIYには魅力的な点もありますが、デメリットやリスクもしっかり理解しておく必要があります。

【DIYのメリット】

  • 費用が安い: 材料費と道具代だけで済むため、業者に依頼するより大幅にコストを抑えられる(場合がある)。
  • すぐに対応できる: 業者のスケジュールを待たずに、気になったときにすぐ応急処置ができる。
  • 達成感がある: 自分で修理できたときの満足感は大きい。

【DIYのデメリット・リスク】

  • 危険!高所からの転落リスク: これが最大のリスクです。毎年DIY中の事故が後を絶ちません。命に関わる危険性があります。
  • 時間がかかる: 慣れない作業のため、プロの何倍も時間がかかることが多い。
  • 体力的負担が大きい: 夏場は熱中症のリスクも。屋根の上は想像以上に過酷。
  • 仕上がりの質が低い: 塗装ムラや補修跡が目立つなど、見た目が悪くなる可能性。
  • 失敗して状況が悪化するリスク: 間違った処置で雨漏りがひどくなる、屋根材を余計に傷めるなど。
  • 補償がない: 失敗しても自己責任。業者なら保証が付く場合が多い。
  • 道具を揃える費用と手間: 初期投資として意外と費用がかかる場合も。
  • 近隣トラブルの可能性: 作業音、塗料の飛散などで迷惑をかけるリスク。
  • 火災保険が適用できなくなる可能性: DIYが原因で被害が拡大した場合など。

安く済ませるつもりが、失敗して結局業者に頼むことになり、余計に費用がかかってしまった…というケースは少なくありません。

【事例紹介】DIY屋根リフォームの失敗談

家の模型を持つ男性

実際にDIYに挑戦して、うまくいかなかった事例を見てみましょう。

事例1:台風後のヒビ割れ補修で雨漏り発生

台風でスレート屋根にヒビが。DIYでコーキング補修したが、後日雨漏りが発生。結局、業者に屋根全体の葺き替え工事を依頼することになり、DIY費用+高額な修理費がかかってしまった。(初期段階で業者に部分修理を頼んでいれば、もっと安く済んだ可能性も)

事例2:金属屋根のDIY塗装でムラだらけ

色褪せた金属屋根をDIYで塗装。しかし、下地処理が不十分で、塗り方も慣れていなかったため、ひどいムラができ、数年で塗料が剥がれてきてしまった。結局、業者に足場を組んで再塗装してもらうことに。時間も費用も無駄になってしまった。

事例3:良かれと思ったコーキングで雨漏り悪化

瓦屋根の隙間が気になり、雨水が入らないようにとDIYでコーキングを充填。しかし、そこは本来雨水を排出するための隙間(排水経路)だったため、水の逃げ場がなくなり、かえって雨漏りがひどくなり、下地の木材まで腐ってしまった。

これらの事例からわかるように、屋根に関する知識不足や安易な判断が、大きな失敗につながることがあります。

【要注意!】DIY動画を鵜呑みにしないで!YouTubeなどを参考にするときの落とし穴

最近、YouTubeなどでDIYの様子を紹介する動画がたくさんありますよね。「これなら自分でもできそう!」と、屋根修理やリフォームに挑戦するきっかけになる方も多いのではないでしょうか?

動画は手順が視覚的に分かりやすく、とても参考になります。でも、動画の情報だけを鵜呑みにして作業を始めるのは、ちょっと待ってください! そこには思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があるんです。

動画を参考にするときに、特に注意してほしいポイントをまとめました。

1. 「安全対策」本当に大丈夫?お手本にしてOK?

動画を見ていると、いとも簡単に作業しているように見えるかもしれません。しかし、よく見てください。

  • ヘルメットや安全帯(命綱)をちゃんと使っていますか?
  • 滑りにくそうな靴を履いていますか?服装は作業に適していますか?
  • 不安定なハシゴや脚立の使い方をしていませんか?
  • そもそも、プロなら当然設置するはずの「足場」がないのでは?

DIYを紹介する動画の中には、残念ながら安全対策がおろそかになっているものも見受けられます。動画の通りに真似をしたら、大怪我につながる可能性も否定できません。「このくらい大丈夫だろう」という油断が一番危険です。安全装備や作業環境については、動画を参考にするのではなく、常に「最も安全な方法」を自分で考えて実践してください。

2. そのやり方、本当に「正しい方法」?

動画投稿者の方が、必ずしも屋根工事のプロとは限りません。独自の工夫や、特定の状況下でのみ有効な方法を紹介している場合もあります。

  • 自己流のアレンジや、一時的な応急処置レベルの方法ではないか?
  • 使っている材料や道具はその屋根材に本当に適しているのか?
  • 特に「水の流れ(排水経路)」に関する処理は大丈夫? (間違ったコーキングなどは雨漏りを悪化させます!)

「動画で見たから正しいはず」と思い込まず、建材メーカーの公式サイトにある施工マニュアルや、信頼できる複数の情報源(書籍、専門サイトなど)で裏付けを取ることが大切です。特に、屋根の防水に関わる部分は慎重に判断しましょう。

3. 動画の「編集マジック」に注意!

動画は、見ている人が分かりやすいように、また面白くなるように編集されています。

  • 面倒な下準備や、うまくいかなかった試行錯誤の部分はカットされていませんか?
  • 長時間の地道な作業が、短時間にまとめられていませんか?

動画では数分で終わっている作業でも、実際には数時間、あるいは数日かかることもあります。また、動画では見えない部分で、たくさんの準備や後片付けが行われているはずです。**「動画で見るより、実際はずっと大変で時間がかかる」**ということを念頭に置いておきましょう。

動画は”参考”にとどめ、安全と正しい知識を最優先!

YouTubeなどのDIY動画は、手順のイメージを掴んだり、モチベーションを高めたりするのに役立ちます。しかし、それはあくまで数ある情報源の一つです。

動画を参考にするときは、

  • 安全対策は万全か?
  • 方法は本当に正しいか?(複数の情報で確認!)
  • 見えない手間や時間が隠れていないか?

という視点を常に持ち、安全を最優先で、正しい知識に基づいて判断するようにしましょう。少しでも不安があれば、無理せずプロに相談するのが賢明です。

DIY?それともプロに依頼?後悔しないための判断ポイント

屋根 業者

結局、DIYとプロ依頼、どちらを選ぶべきなのでしょうか?以下の点を考慮して判断しましょう。

  • 作業内容: 簡単な応急処置か、本格的な修理・リフォームか?
  • 場所: 手の届く範囲か、高所での作業が必要か?
  • 安全確保: 安全帯やヘルメット、足場など、万全な安全対策ができるか?
  • 時間と体力: 十分な時間と体力的な余裕があるか?
  • 仕上がり: 多少のムラは気にしないか、プロレベルの仕上がりを求めるか?
  • リスク: 失敗した場合のリスク(費用増、状況悪化)を受け入れられるか?

もし、少しでも以下の項目に当てはまるなら、迷わずプロの屋根修理業者に相談することをおすすめします。

  • 2階以上の屋根での作業
  • 雨漏りしている、またはその疑いがある
  • 屋根全体の塗装や葺き替え、カバー工法を考えている
  • 作業に少しでも不安がある
  • 安全な作業環境を確保できない
  • 確実で長持ちする修理をしたい

多くの業者では、無料点検見積もりを行っています。まずは専門家に見てもらい、現状と必要な工事、費用を確認してから判断するのが賢明です。

(補足)どうしてもDIYしたい場合の【超重要】注意点

「それでも、どうしても自分で応急処置をしたい!」という方へ。以下の注意点を必ず守ってください。

  1. 安全第一!装備は万全に: ヘルメット、命綱(安全帯)、滑りにくい靴は必須。
  2. 足場の設置を検討: 費用はかかりますが、安全性が格段に向上します。足場だけ業者に依頼するのも手。
  3. 絶対に一人で作業しない: 万が一の場合に助けを呼べるよう、必ず誰かと一緒に。
  4. 天候の良い日を選ぶ: 雨の日、風の強い日は絶対に作業しない。
  5. 事前の情報収集を徹底: やり方をしっかり調べ、屋根材に合った方法・材料を選ぶ。メーカーの説明書なども確認する。
  6. 無理はしない: 少しでも「危ない」「難しい」と感じたら、すぐに作業を中止する勇気を持つ。

まとめ:屋根リフォームのDIYは「応急処置」まで!基本はプロにお任せを

屋根のリフォームや修理は、費用を抑えたい気持ちはよく分かりますが、DIYで行うには非常にリスクの高い作業です。

DIYで安全に行えるのは、基本的に「ごく簡単な応急処置」までと考えましょう。防水テープや部分的なコーキング補修など、一時的に被害の拡大を防ぐ目的であれば、DIYも有効な場合があります。

しかし、雨漏りの修理や屋根全体のメンテナンス、塗装、葺き替えなどは、専門的な知識と技術、そして安全管理が不可欠です。安易なDIYは、事故や怪我、家の寿命を縮める原因になりかねません。

大切なマイホームを守るためにも、屋根の不具合に気づいたら、まずは信頼できるプロの屋根修理業者に相談することをおすすめします。無料点検などを活用し、専門家の意見を聞いて、最適な方法を選びましょう。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です!」(50代・女性)
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」(40代・女性)

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。

まずは概算金額を知りたい方へ

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まずは相談したい方へ

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