屋根工事の見積もりで失敗して後で後悔する方もたくさんいらっしゃいます。
相場金額は存在しますが、定価があるわけではないので、提案内容が違うと費用も業者により全く異なることがあります。
そこで適正な価格で良い屋根工事業者に仕事を依頼するための見積もり時のポイントについて簡単にまとめました。
1.見積もり項目が詳細で計算根拠がしっかりしている
見積もり時に見積書を見て、工事内容がしっかり記載されているかどうかをよく確認してください。
「〇〇工事一式」などの内容がよくわからない見積もり項目はよくない例です。
一方、屋根工事に使う材料の正式名称、品番や型番の記載、工事面積などが正確に記載されている計算根拠がしっかりしている見積書は、それだけで信頼できる見積書であると考えられます。
見積書に記載されている値引き額が多すぎる業者や何度か依頼内容を変えるごとに値引き額が大きくなっていくような屋根工事業者はあまり信頼できません。相場を大幅に下回るような金額になると、手抜き工事をされる恐れが高くなります。
なぜなら、見積もり金額が安すぎると実際に作業を行う職人のモチベーションがダウンしてしまうからです。
そうなると、必ずといっていいほど現場で手抜き工事が行われます。
また、諸経費に関しても、全体の費用の10%以上を超えるような額になっている場合は、水増し請求されている恐れもあります。
なぜなら、正確に見積もられていればよくわからない費用は少なく、誤差の少ない工事の見積書が提案されるはずだからです。
値引きを依頼したとしても、大幅な値引きを無理に押し通そうとしないでください。
安く工事できるようになりますが、使用する資材のコストダウンは可能でも、職人の人件費を下げることは難しく、いい仕事をしてもらえない可能性も高くなります。
値下げ交渉は、同じような工事内容なのになぜこんなに高いのかと疑問に思った場合のみ行うようにしましょう。