「家の外壁、なんだか黒ずんできたけど、どうやって掃除すればいいの?」
「高圧洗浄機を使っても大丈夫?それとも自分でできる簡単な方法はある?」
「外壁洗浄って、業者に頼むといくらかかるの?」
新築時はピカピカだったお家の外壁も、数年経つと雨だれやコケ、排気ガスなどで薄汚れてきてしまいますよね。
「そろそろ掃除しないと…」と思っても、正しい方法が分からず、見て見ぬふりをしている方も多いのではないでしょうか。
実は、外壁の汚れを放置すると、見た目が悪いだけでなく、塗装の劣化を早めてしまい、家の寿命を縮める原因にもなりかねません。
この記事では、「外壁洗浄」に特化して、
- 汚れの種類別!自分でできる正しい掃除方法と注意点
- 【危険!】高圧洗浄機を安易に使ってはいけない理由
- 業者に頼んだ場合の費用相場と、手洗い vs 高圧洗浄の比較
- 塗装ではなく「洗浄」で十分なケースの見分け方
などを、お家のメンテナンス初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの家の外壁汚れの原因が分かり、最も安全で効果的な洗浄方法を選択できるようになります。
1. なぜ汚れる?外壁の汚れ、4つの主な原因
まず、なぜ外壁が汚れるのかを知ることが、正しい掃除方法を選ぶ第一歩です。
| 汚れの種類 | 見た目の特徴 | 主な原因 | 発生しやすい場所 |
|---|---|---|---|
| ① 雨だれ | 窓サッシの下などにできる、黒い筋状の汚れ | 壁に付着したホコリや排気ガスが、雨水と一緒に流れて跡になる | 窓や換気フードの下 |
| ② カビ・コケ・藻 | 緑色や黒っぽい斑点状の汚れ | 湿気。塗膜の防水性が低下しているサインでもある | 日当たりの悪い北面、風通しの悪い場所 |
| ③ 排気ガス・土ボコリ | 全体的にうっすらと黒ずんだり、茶色っぽくなる汚れ | 交通量の多い道路からの排気ガス、近隣の公園や畑からの砂埃 | 道路に面した壁、風の吹きだまり |
| ④ 換気口周りの油汚れ | キッチンの換気口周りの、ベタベタした黒い汚れ | 料理の際に排出される油煙が付着 | キッチンの換気扇の真下 |
これらの汚れは、最初は軽度でも、放置することで化学変化を起こし、頑固で落としにくい汚れへと変化していきます。
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2.【DIY編】自分でできる!外壁洗浄の基本ステップと注意点
手が届く範囲の軽度な汚れであれば、自分で洗浄することも可能です。外壁を傷つけずにキレイにするための正しい手順をご紹介します。
準備するもの
- 柔らかいブラシやスポンジ(洗車用ブラシがおすすめ)
- ホースとバケツ
- 中性洗剤(食器用洗剤でOK)
- ゴム手袋
洗浄の基本4ステップ
- 【STEP1】まずは水で予洗い
ホースで壁全体に水をかけ、表面に付着した砂やホコリを上から下へ優しく洗い流します。この工程をしっかり行うことで、後の作業で壁を傷つけるのを防ぎます。 - 【STEP2】洗剤で優しく洗う
バケツで中性洗剤をよく泡立て、柔らかいブラシやスポンジに含ませて、汚れている部分を「優しく、なでるように」洗います。ゴシゴシ擦ると塗膜を傷つける原因になるので絶対にやめましょう。 - 【STEP3】洗剤をしっかり洗い流す
洗剤成分が残っていると、変色や新たな汚れの原因になります。ホースでたっぷりの水を使い、洗剤の泡が完全になくなるまで、上から下へ丁寧に洗い流してください。 - 【STEP4】自然乾燥させる
洗浄が終わったら、あとは自然に乾燥させれば完了です。
【最重要】DIY洗浄で絶対にやってはいけない3つのこと
- × 高圧洗浄機の使用
一見キレイになりそうですが、市販の高圧洗浄機の水圧は強すぎます。塗装を剥がしてしまったり、目地(コーキング)の隙間から壁内部に水が浸入し、雨漏りを引き起こす危険性があります。プロは専用の機材で水圧を適切に調整していますが、家庭用での使用は絶対に避けましょう。 - × 高所での無理な作業
2階部分など、脚立を使っても手が届かない場所の洗浄は非常に危険です。転落事故のリスクを考え、自分でできるのは「地面から安全に手が届く範囲まで」と心得ましょう。 - × 硬いブラシや強力な洗剤の使用
硬いタワシや研磨剤入りのクレンザー、酸性・アルカリ性の強力な洗剤は、外壁の保護膜である塗装を傷つけ、劣化を早めてしまいます。必ず「柔らかい道具」と「中性洗剤」を使いましょう。
3.【業者依頼編】プロに頼むといくら?費用相場と選び方
自分で落とせない頑固な汚れや、高所の洗浄は、プロの業者に依頼するのが安全かつ確実です。
外壁洗浄の費用相場
| 洗浄方法 | ㎡単価 | 30坪住宅の総額目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 高圧洗浄 | 200円~300円/㎡ | 15万円~30万円 (足場代込み) | 塗装工事とセットで行うのが一般的。洗浄のためだけに足場を組むのは割高。 |
| 手洗い洗浄 | 500円~1,000円/㎡ | 5万円~15万円 (足場不要の場合) | 足場を組まずに専用ポールなどで行う。部分的な洗浄や、費用を抑えたい場合に有効。 |
| バイオ洗浄 | +200円~500円/㎡ | 上記に加算 | カビやコケがひどい場合に、専用の薬剤で根こそぎ除去する方法。 |
業者選びのポイント:「洗浄だけ」か「塗装も検討」か?
外壁洗浄を業者に依頼する場合、主に「塗装会社」か「ハウスクリーニング業者」が選択肢になります。
- 塗装会社に依頼するケース
- おすすめな人: 築10年以上経過しており、洗浄だけでなく塗装も視野に入れている方。
- メリット: 汚れの原因だけでなく、塗膜の劣化状態まで専門的に診断してくれる。洗浄で解決できない場合は、そのまま塗装の相談ができる。
- 注意点: 利益率の高い塗装工事を勧められることが多い。「洗浄だけで済むのか、塗装が必要なのか」を正直に診断してくれる誠実な業者を選ぶことが重要。
- ハウスクリーニング業者に依頼するケース
- おすすめな人: 築年数が浅く、明らかに塗装の必要はないが、手の届かない場所の汚れだけを落としたい方。
- メリット: 手洗い洗浄など、足場を組まない安価なプランを提案してくれることが多い。
- 注意点: 塗装の専門知識はないため、外壁の劣化診断はできない。
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4. まとめ:適切な洗浄で、家の美観と寿命を守ろう
外壁洗浄は、見た目をリフレッシュするだけでなく、塗装の劣化を防ぎ、家の寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
- 外壁の汚れは「雨だれ」「カビ・コケ」「排気ガス」などが主な原因。
- 自分でできるのは「手が届く範囲」の「優しい手洗い」まで。
- 高圧洗浄機の使用と高所作業は、危険なので絶対にNG!
- 業者に頼む費用は、足場不要の手洗いなら5~15万円、足場ありの高圧洗浄なら15~30万円が目安。
- 築10年未満なら「洗浄のみ」、10年以上なら「塗装も視野に」専門業者へ相談するのが賢明。
まずはご自宅の外壁をチェックし、汚れが気になったら、この記事で紹介した方法で安全な範囲で掃除を試してみてはいかがでしょうか。そして、手に負えない汚れや高所については、無理せずプロの力を借りることを検討しましょう。定期的な洗浄で、いつまでも新築のような美しい我が家を保ってくださいね。
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