【サイディングのメンテナンス】自分でできる？時期と費用、プロが教える正しいお手入れ方法

「サイディング外壁ってメンテナンスフリーじゃないの？」
「自分でできるお手入れ方法はある？」
「塗装、張り替え…どのタイミングでどんなメンテナンスが必要？」

デザイン性と耐久性に優れたサイディング外壁。新築時は美しく輝いていても、紫外線や雨風にさらされ続けることで、徐々に劣化していきます。

「メンテナンスフリー」という言葉を信じて放置していると、知らぬ間に劣化が進行し、雨漏りや建物の腐食といった取り返しのつかない事態を招くことも…。

この記事では、サイディング外壁のメンテナンスに特化して、

• 「メンテナンスフリー」の真実と、放置のリスク
• 自分で簡単にできる！長持ちさせるための日常的なお手入れ方法
• 【築年数別】必要なメンテナンス内容と費用の目安
• 塗装・カバー工法・張り替えの判断基準

などを、初心者の方にも分かりやすく、とことん丁寧に解説します。この記事を読めば、あなたの家のサイディングに「今」必要なケアが分かり、大切な我が家を長く美しく保つことができます。

1. サイディングは「メンテナンスフリー」ではない！放置のリスク

まず最初に、誤解を解いておきましょう。
一部の高性能な製品を除き、ほとんどのサイディング外壁は「メンテナンスフリー」ではありません。

サイディングは、基材（セメントや金属）の表面に「塗装」を施すことで、防水性や耐久性を保っています。この塗膜は、紫外線や雨風によって必ず劣化します。また、板と板の継ぎ目を埋める「コーキング（シーリング）」も、ゴムのように劣化して硬くなり、ひび割れてきます。

これらを放置すると…

• サイディング本体が水を吸い、反りやひび割れが発生する
• 目地の隙間から雨水が浸入し、雨漏りを引き起こす
• 壁内部の柱や土台が腐食し、建物の寿命を縮める

といった深刻なトラブルに直結します。定期的なメンテナンスは、家を守るために不可欠なのです。

より詳しく知りたい方は
下記よりお問い合わせください。

フリーダイヤル　0120-905-454　（平日・土曜　9:00～18:00）

2.【DIY】自分でできる！サイディングの日常的なお手入れ方法

プロに頼む前に、自分でできる簡単なお手入れで、サイディングの寿命を延ばすことができます。

お手入れ①：定期的な「水洗い」

• 頻度： 年に1～2回程度
• 方法： ホースで水をかけながら、柔らかいブラシやスポンジで優しく汚れを洗い流します。
• 注意点：
  • 高圧洗浄機はNG！ 強すぎる水圧は塗膜を傷つけたり、目地から水が浸入する原因になります。
  • 硬いタワシなどでゴシゴシこすると、表面に傷がつき、劣化を早めてしまいます。

お手入れ②：コケ・藻の除去

• 方法： 日当たりの悪い北面などにコケが発生したら、早めに中性洗剤を薄めた水で洗い流しましょう。市販のコケ取り剤を使う場合は、サイディングへの影響がないか目立たない場所で試してから使用してください。

お手入れ③：定期的な「セルフチェック」

• 頻度： 年に1回程度
• チェック項目：
  • 目地のコーキングにひび割れや隙間はないか？
  • 壁を手で触ると白い粉が付くか？（チョーキング）
  • サイディングにひび割れや欠け、反りはないか？

3.【築年数別】必要なメンテナンスと費用目安

築年数が経つにつれ、必要なメンテナンスの内容は変わってきます。一般的な目安を見てみましょう。

築年数	必要なメンテナンス	費用の目安（30坪）
～5年	点検・軽補修	数千円～数万円（DIYまたは部分補修）
10年前後	塗装・コーキング打ち替え	80万円 ～ 150万円
20年前後	塗装（2回目）or カバー工法	80万円 ～ 220万円
30年以上	カバー工法 or 張り替え	150万円 ～ 300万円

最も重要なのは、築10年前後で行う初めての「塗装・コーキング打ち替え」です。ここでしっかりとメンテナンスを行うことで、サイディングの寿命を大幅に延ばすことができます。

4. 塗装？カバー工法？張り替え？最適なメンテナンスの選び方

劣化が進んできた場合、どのメンテナンス方法を選ぶべきか迷いますよね。それぞれの判断基準をまとめました。

① 塗装（塗り替え）

• おすすめな状態
  • 築10年～20年程度
  • 主な劣化が色あせ、チョーキング、軽微なひび割れ
  • 目地のコーキングが劣化している
• 目的： 防水性を回復させ、美観を維持する。最も一般的でコスパの良い方法。

② カバー工法（重ね張り）

• おすすめな状態
  • 築20年以上経過
  • 塗装では隠せないひび割れや汚れ、デザインの古さが気になる
  • 下地はしっかりしているが、断熱性や遮音性を高めたい
• 目的： 既存の壁を残したまま、新築同様の外観と機能性を手に入れる。

③ 張り替え

• おすすめな状態
  • 築30年以上経過
  • サイディングがボロボロに劣化している（大きな反り、欠け、剥がれ）
  • 雨漏りが発生しており、下地の腐食が疑われる
• 目的： 下地から根本的に修理し、建物の耐久性をリセットする。最終手段。

5. まとめ：こまめなお手入れと定期メンテで、家を長持ちさせよう

サイディング外壁は、決してメンテナンスフリーではありません。日頃の小さなお手入れと、適切な時期のプロによるメンテナンスが、大切なマイホームを長く守るカギとなります。

• サイディングは「塗装」と「コーキング」で守られている。
• 自分でできるお手入れは「優しい水洗い」と「定期チェック」。
• 築10年目がメンテナンスの最初の山場。塗装とコーキング打ち替えを検討しよう。
• 劣化状況に合わせて「塗装」「カバー工法」「張り替え」を選ぶ。

「うちの壁、そろそろメンテナンス時期かな？」と思ったら、まずは信頼できる専門業者に点検を依頼し、現状を正しく把握することから始めましょう。早めの対応が、結果的に将来の修繕費用を抑えることにも繋がります。

クイック屋根工事

私たちクイック屋根工事は、日本全国で建物の屋根を中心に、あらゆるリフォーム工事を手がけています。

【累計6,000件以上の施工実績】

屋根葺き替えや屋根カバー工事、屋根塗装、防水工事から、雨樋の修理、内装工事まで幅広い工事に対応。独自の全国派遣ネットワークにより、迅速な対応が可能です。各地で培った経験をもとに、地域の気候や建築様式に適した最適な修理方法をご提案いたします。

【専門資格を持つ職人が対応】

弊社では、厳しい加盟条件を満たした専門修理業者をご紹介します。すべての業者が「一級建築士」「屋根工事技士」などの資格を持つ専門家による監修のもと、豊富な経験を活かした施工を行います。

【お客様の声】

「兵庫県姫路市で屋根修理をお願いしましたが、親切な対応と確かな技術で大満足です！」（50代・女性）
「雨漏りが気になっていましたが、しっかりと原因を特定し、丁寧に施工していただきました」（40代・女性）

屋根やお家のリフォームのことなら、お気軽にご相談ください。